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彗星にロマンを感じて

アトラス彗星の写真をSNSで見かけた。日没の頃、西の空に、尾を引いて流れる姿が肉眼でも見られるらしく、空の綺麗な信州なら見られるかしら?と思い、観察したけど、高い山に邪魔されてみることができなかった。

「君の名は」に出てきたディヤマト彗星は1200年に一度という設定だったけど、軌道があって、何十年、何百年後にはまた、やってくる。彗星にロマンを感じる。

彗星といえば、一番有名なものは「ハレー彗星」だろう。75,32周期で地球に接近する。前回の接近は1986年だった。この時は条件が悪かった。双眼鏡で見えるくらい、肉眼では難しいと言われていた。どうしても見たかったから、天文部のある高校の天体望遠鏡の開放日に行った。望遠鏡を覗き込んだら、本当に絵に描いたように尾を引いた彗星を見ることができた。とってもちっちゃかたけど。。。。

次回は75年後…自分の年齢に75を足して…次はみられるかは微妙だな。たぶん難しいな…小さくても見ておいてよかった…と思った。ハレー彗星は、人生で一度しか見ることができないといわれているけど、うまくいけば、二度見ることができる人もいる。もし…90歳まで生きたなら、また会える、今度は肉眼でもはっきりと見ることができるらしい。

「流れ星は天の切れ目、そこから神さまが覗いているからお願いするんです」天体関係の本をたくさん書いている藤井旭さんの言葉
ならば彗星が見える時というのは、神様に願い事が通じやすい時なのかもしれない。

アトラス彗星のSNSの写真を見て、頭の中に流れてきたのは「ジャコビニ彗星の日」むかしむかしの松任谷由実さんの曲。

72年10月9日…という日付が歌詞に出てくる。これ、実際にジャコビニ彗星が見られるはずの日だったようだ。多くの人たちが観察していたようだけど残念ながら見られなかったらしい。

彼からの便りが少なくなってゆくことに気が付く、恋が終わってゆくときの心境と待っても待っても見えなかった彗星を重ね合わせて歌っている。

儚い夢のようでもあるけれど、何十年、何百年後には再び出会うことができる。

生まれ変わりがあるのなら、何度も何度も生まれ変わった先にまた会える
その時の記憶の片隅に今はあるだろうか…続いていく未来に続いてきた過去に思いをはせてみる

彗星にロマンを感じる







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