雪に見る青い光
メンタル弱い…。入院した。幻覚に似た夢をずっと見ていた。夢の内容はこうだ。自分のカードが生活スタイルになっているらしく、現金は紙切れのように価値がなくなっている。投資話がちらほら流れ、闇に引き摺り込まれていきそうで喉が熱くなった。僕の中では荒野の中にいる一匹の猫のようだ。雪は無い。なのに雪が降っている。僕は見た。遠い雪の影から光が叫んでいるのを。クーデターが襲ったみたく蒼光を放つ。きっと僕達は世界を守る為に生きているのだろうと思った。疫病が街を食い潰し、人々の生活を犠牲にしていく。僕達は答えを持っている。僕達自身が持っている存在が未来を変えていく。古いものも新しいものも螺旋上に超えていき、また戻る……みかんをごくりと飲んだ。僕は思った。僕は青になる。
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