しましまビト現る(練習メモ・短)
最近、フォローさせてもらっている方々に人体スケッチを練習中の絵描きさんが多く見られます。刺激になりますですね。
人体デッサンと言えばみんな大好きルーミス先生なのだが
(毎度おなじみ左の本、やさしい人物画)
やっぱりこれ、ルーミス先生式人体モデルの人気が高いですね!ほんとにこれは便利だ(._.)
当方も折あるごとにちょっと練習しなおして、復習しておりますよ。
ただこのモデル、マンガのキャラにはちょいと無愛想に過ぎる。この構造はちゃんと頭に入れたうえで、アタリの段階からマンガっぽい人物が入れられるよう気をつけたいと当方は思うところです。
それとは別に。こないだから版画の本をつらつら眺めておりましてねえ。
まあ版画の人体というのはやたらと線が多いなあ(笑)
と感じております。
なんというか、質感の線全部入れるのが多い。こう…
あんた、なにもそんなに(^_^;)
と思うくらいですねえ。もうちょっと時代が下るとカケアミも装飾的になってきます(パースラインをちょっとずらしてくる)が、やっぱり入る。
ムズカシイのはドーム型の立体のカケアミで、マネしようと思いましたがなかなかうまくいきません。
まあ気長にモノにしてみたいとぞ思いますが…(._.)
ただこう、一度
思いきり人体に線を入れまくるというのは練習としてアリなのでは
ないだろうかと思いまして(笑)ちょっとやってみたですよ。
例えば顔ですが、
コイツに立体のガイドラインを入れまくってみると、
キョーフのしましまビトになってしまった(._.)
が、なんとなく理屈は通ってる感じがしますねえ。この線に沿ってシワやらたるみやらを書き足していくと、
お爺ちゃんの完成である。
もうちょっと丁寧に描けばしっかりお年寄りになれそうですね。これは簡単でヨロシイ。オジサン、オジイサンが苦手な方は試してみてはいかがでしょう。
まあおっさん描くのは当方スキなのでこれはいいとしてw、
苦手な女性の全身、これをやってみよう(._.)
こいつにシマシマをONすると、
マッドメン(諸星大〇郎先生)みたいになりましたが…(笑)
あ、だいぶイメージしやすくなった感じがしますですよ。実際、マンガに描く時にこんなシマシマ描き込むわけではありませんが、例えば影なんかをつける場合に
こう、自動的に立体の張り出している部分だけ抜けばいいですな。これは頭が楽でヨロシイ。…それにしても今度は『スペ〇スコブラ』のレディみたいになりましたが(^_^;)…
あ。肌色にすればいいのかw
ふむ。だいぶアタマに入った感じです。
当方のマンガはキャラクターが地味で、平面的です。あんまり線が多くない。子供や女性なんかすごくシンプルに描いてます。
でもこう、ウマイ先生方のマンガを見てると、やっぱシンプルでも立体的に見えるんですよね(笑)ちょっとした線の張り出しや食い込みだけで、すごくそう見える。ああいうのはカッコいいですよね。
たまにはこうしてしつこく形をとって、そのうえで略す線、残す線を精査してみると当方のキャラも
地味なりに存在感のある形
になれるのではないか。と、そう思う次第でありました。
お粗末様でした<(_ _)>