エレガントとは何ぞや?
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注意は致しました<(_ _)>
今回はアナログの…しかも絶版品の記事です。もう渋いとかどうとかというより「コットーヒン」のお話ですが…。
いつも当方のペン練習記事にお付き合いいただいている皆さまのうち、アナログ派で、ヒマな人だけお読みください。
正直言って若干読まれたくないくらいですが、当方この情報を独り占めしたくはない。
利他の精神を発揮してここに記すものです。
これを買いました(._.)
エレガントスプーンペン ハイハード №6・ニューム
…なんじゃそりゃ、という方は直ちにこの記事を読み直していただくとして、
上記記事末尾にある「50年前にすでに絶版だったペン先」です。
当方これがとても気になっていた(._.)…ただ、ペンを寝かせて軽く描く、まずはこの技法を初歩なりとも体感するのが先であろうと…道具にこだわるのは早いと頭の片隅によけて置いたのですが。
先日、ネットで偶然売りに出されているのを見まして。
パッケージは違うのですがモノは同じらしい。「エイヤッ!」と買ってみました。
んで、それが今日届いた。
開封の儀。
いかにもレトロではある。
当方、これが届いた封筒を開けたとたんに「これは年代モンだ」と確信しました…。いえ、別に当方が目利きなわけじゃなくてw
古文房具屋さんの埃っぽいニオイが濃厚にしたから(笑)ですが、
ペン先はキレイに並んでおります。
カブラです。
何度か申しておりますが、当方「カブラ派」です。
男性マンガ家さんはGペン派が多く…というか、ほとんどでしょうが。当方は以前書いたように筆圧の強いタイプで、長年Gより硬いカブラを愛用しておりました。
それが去年11月からの練習で筆圧をかけずに描くようになり、カブラもGも両方使うように(最近の練習は主にGです)していたのですが。
もともとはカブラ使い、「信じられないほど太い線が出るカブラ」と聞いては気にするなというのは無理な話である(._.)
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で、記事の運びに困っているのですが…まず結論から言います。
コレ見つけたら買っといたほうがいいです。
ちょっと弱いな、こうしようか。
…困っているのは、当方、このペンの魅力を上手く伝える自信がない(^_^;)
ええと、まずペンを使ってみた「第一声」は、
「ウソだろ」でした。
…最近は練習の成果もあって、だいぶカブラで太い線も出るようになってきたし…やっぱり腕の問題で、道具で違うといってもまあそんな大した違いは
「ウソだろ」
という…伝わるでしょうか(^_^;)それほど違った。
うまく文字にできないのですが、当方がいつも使ってるタチカワのカブラもいいモンなのです。硬質で鋭い線がでます。寝かせて筆圧調整すれば太く長い線も出ます。
それが、もっと楽にもっとキレイにでる。
いやそれだけじゃなくて、いままでのカブラでは
消えるはずの線まで出る。
…うーん、伝わるでしょうか(^_^;)心配だ。
まず、太く長い方はのっけからナンボでも出ます。
おろしたてのペンとは思えぬw
で、細い方も掠れる線まで出ます。
ペン先が紙に吸い付いてるみたいな感覚です。
いままでのタチカワのカブラで、紙に触れるか触れないかの線を引こうとすると、掠れるというより線が出ない。出たと思ったらピーと一本線になりますが…。
エレガントは出ない(0)と出る(1)の間に0・5がある(._.)
すなわち点線が出てきます。それだけ反応が敏感ということでしょうが…
これこのまま効果になりますね…
うーむ、「浮き線・スダレ抜き」とでも名付けますか(._.)
なんでこう違うのか、まだわかりません。クローム加工じゃなくニュームだからか…いえ、それだけじゃなさそうですが。
ともあれ、これが50年前には廃版になっていたとは痛恨の極みです。50年前ならアナログ漫画全盛期、なぜ消えてしまったのか理解に苦しみます。
素晴らしい書き味である、と申しておきます。
誤解なきよう申しますが、タチカワのもゼブラのもいいのです。ようは使い方だと思いますが、寝かせて軽く描く時の自由度が素晴らしく高い、と感じました。
…当方コーフン冷めやらんので
あと2,3枚塗りつぶそうと思います。
…伝わったか自信はありませんが…お粗末様でした<(_ _)>