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寂しい更地(._.)

近所に、老夫婦の住んでいるおうちがあったんですが(._.)。

ある時急に、人の気配がなくなりましてね。でも救急車が来たとかはないんで、あれ引っ越されたのかな…と思っていたら。

案の定、数日後に「売り家」ののぼりが立ちました。ああこうすぐ売るのならやっぱり元気で引っ越されたのだと思っておりました。
それがその後。

庭木もキレイに刈り取られ、地面も整地され、お家も物置小屋も壁の塗り直しがなされた。こうなると中古といっても立派です。緑色のタイル壁が美しく光ってます。
日当たりもいいし庭も広いし、車通りも少ない場所。東京の友人に冗談で「買ったら?w」というくらいいいお家になりました。
(友人は別に金持ちじゃありません、東京の家賃が異常なのです😅)

それが、ひと月くらい前でしょうか。
何やらまた工事が入ってドアやら窓やら外しています。あれ、中までリフォームすんの?ずいぶん本格的だなあと眺めておりましたらですね。

ショベルカーが入ってきてそのキレイなお家をバリバリ壊しちゃったんですよね(._.)。

今は完全に更地です。
不動産に暗い当方には、なんでこうなるのかよく分かりません。

ただ恐ろしくもったいないなとは思った(;'∀')

当方も去年、庭を自力で改造しましたが人に頼んだら結構な額。また壁、屋根の塗装だって100万200万のお話です。

それをあえてやったってことは、前の家主さんが「次使う人のために、キレイに安全に」と思ったからでしょう。まあその上「キレイな方が売れるだろう」の実利もあるでしょうけど。

それがどうしたわけか更地になってしまった。新たに買った人が、上物は自分で建てたいと思ったのでしょうか?もちろんそれは自由ですがそういう人がわざわざ上物つきの土地を買うものだろうか(この辺には更の売地もまあまあある)。それにしても整地や塗装のやり直しから半年も経たず壊すだなんて、作業した職人さんたちはどんな気分でおられるですかねえ…🤔うーむ。

微妙な気分になるのは、シホンシュギとしてはこれは悪いことでもない(-_-)ってとこ。

不動産屋、塗装屋、庭師、解体屋さんがみんな儲かった訳ですからね。建て直すならまた建設業者が儲かる。経済が回る。それはいいことだ。当方なんか今の家、居抜きだから経済効果は低かったやね。

しかしそんな当家も先月末、トイレのリフォームを頼みました。職人さんの仕事を見ればこりゃ大事に使わにゃバチが当たるなあと普通に思いましてね。掃除や手入れの注意点も詳しく教えてくれたし。
向こうさんもいくら儲かるとはいっても

「乱暴に使って壊してまた修理を頼んでください、お安くしますよゲヒヒ」

とは思ってない。直した以上はキレイに使ってほしいわけで…それはキレイゴトじゃなくニンゲンの自然な感情でしょうねえ。

それをこう、マネーの都合で壊すちゅうのはですね。まあ誰も悪くはないけどあえて言うならゲンが悪いなと感じてしまう当方は古い人間なのでしょうな😅。

その更地を見ていたら当方何となく決心がついて、

自分ちの塗装やっぱやってもらうか


と電話をいたしました。
以前も言いましたが築20年越えの中古住宅である我が家、前の家主さんは一度も塗り直しをしておりません。調べたら塗装はカッチョ良くするためじゃなく家の躯体を守るため、防腐防錆防水のためにするもので10〜15年にいっぺんくらいがフツーだそうな。んじゃもうやんなきゃだもんな(._.)。

昨日職人さんが下見に来られましたが、ついてまわるとなるほど塗装の細かいヒビ、剥がれが結構ある。日焼けは全体にある。でも職人さんは「これくらいなら全然いい方、早くふさぎましょう」とタノモシイことを仰いました。当方はこういう時の嬉しそうな職人さんの顔がなぜだか無性に好きなのである。

なんかこう、まとまりませんが塗ってもらって10年15年住んで「おや、またそろそろ塗り直しますか」まで使わないと塗料も成仏できまいというようなヘンな感情が湧いてきて、じゃあそれうちでやろうと思ったのでありました。

…今年は修繕の年だな( ̄▽ ̄;)

ではお粗末さまでした(〃・д・) -д-))ペコリン

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梅熊大介
たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)