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ローリングクレイドルのおもひで。

フォロワーてつはちさんがプロレスにおハマりになったそうで、「描いて覚えるプロレス技」をシリーズ記事になさっています(^^)

当方も詳しくはないですが、プロレスや格闘技を見るのは好きです。

『キン肉マン』がいまレオパルドンで盛り上がってますが、格闘マンガも面白いですよね。

で、つい調子に乗ってコメント欄に「ローリングクレイドル描いてください」などとリクエストしてしまったのですが、てつはちさんを困らせてしまったようです(^_^;)…スミマセン<(_ _)>

お詫びと言ってはなんですが、「格闘技の技を絵に描く」で思い出したエピソードなど、記事にしたいと思います。

当方がまだアシスタントだったころ。

アシスタントというのは背景描きですから、先生(師匠)が順調にキャラを入れてくれないとヒマなものです。その間は自己研鑽するか自分の作品を描くかすればいいのですが、まあよほどヤル気がある人は別として、ついダラダラ過ごしてしまう連中が多い(ー_ー)。

当方「チーフ」というアシのリーダー的役割でしたので、ここで皆を遊ばせておいては勿体ない。何かお絵かきのお題を出すことになります。

そのお題としてもっとも効果的なのが

「キン肉バスター描ける?」でした(笑)

当然、見本は見ない。これがなかなか難しいのです。

ま、一応正解はこうですが、

特に技をかけられているほう。首と足はがっちりホールドされていますが手はどうだったかなど、絵に描くと細かいところがムズカシイものです。

結果変なキン肉バスターが量産され、その絵は当方の貴重なコレクションになっていますw

他にも「タワーブリッヂは?」「テキサスクローバーホールドは?」「パロスペシャルは?」とどんどんお題を出していきます。もしヒマな人は、描いてみてから正解をネット検索してみて下さい。全部描けたらエライ!です。

当方それで鍛えられたので、たいていの技は描けますw。

このお題として問題になったのが、今日の表題「ローリングクレイドル」でした。

まずこの技、ローリングというくらいですからマットで回転する技なのですが、どうなったのが「決まった」なのかよくわからない技wです。

ジャイアントスイングなら回転して回転して最後「投げ飛ばす」、これで決まったことになりますが…その最後がない。ただただ回転する技wなのです。

こういうこというと本当のプロレスファンに怒られそうですが、正直痛いのかどうかも疑問です(^_^;)

ご存じない方のために一応描きましたが、技の入り(最初)はこう(._.)

後ろから相手の右足を両手で押さえ、左足に自分の左足を絡ませます。

ハッキリ言ってバックに回れたならもっと破壊力のある技を狙った方がいいと思うのですがそれはいったん置いときましょう(^_^;)

そのまま後ろに倒れ込んで相手をころがす。

倒れるといっても相手は両手がフリー、受け身もとれるしそれほど危険なダメージは負いません。

レスリングはふつう相手を倒したら寝技関節技に持ち込むか、抑え込みに行くかで、最終的にはフォール3カウントを狙うのでしょうが…

こうはいかないのがローリングクレイドルなのです(^_^;)

なぜならこの技はとにかく回る、回れば回るほどエライというよくわからない美学に支えられています。なので転がした後は、

回る

回る!

回る!!

とにかく回るのです!!

いま4コマ使って一回転しましたが、これを何度も繰り返します。素早く、美しく、そして数を多く!

これがローリングクレイドルです(ー_ー)

ハッキリ言ってアシスタントを卒業後何年も経ち、それなりに成長したはずの当方。

いま描いてて泣きがはいりそうになりました。

興味のある方は動画検索してみて下さい。

回転数が多いほど盛り上がる技にはスピニングトゥホールドなどもありますが、あれは効いてるのが見えるしまだわかります。

ローリングクレイドルは目が回るツラさはあれど、相手を痛めつける技とは思えません。たぶん純粋に美しさを追求する技なのではないでしょうか(^_^;)リング中央でやらないとロープに引っかかっちゃうし。

このお題を出してアシみんなで悩んだ末に、近くの公園の芝生の上で大先輩Yさんに実際技をかけてみたのはほかならぬ当方です<(_ _)>

いかに浮世離れしたマンガの世界とは言え、その日ばかりは

「これは果たして仕事なのだろうか」

と思いました。

お粗末様でした<(_ _)>

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梅熊大介
たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)