備忘録…カニ(ありがとう・カニ)
東京、洗濯ものの心配がないほど晴れたのは実に1週間ぶりくらいな気がします。
日光不足と運動不足で気分がウツノ宮方面へ近づいていた当方
何はなくとも今日は外に出る、ヨメさんも干すことを第一義と致しました。もちろん朝の体操はサクっと済ませて…。
窓を開けて換気、溜った洗濯物をやっつけ、漬かり過ぎた糠漬けは薄切りにして干し(こないだ借りた本で知ったのだが、東南アジアの山岳地帯では漬物の干物、はメジャーな食べ物であるそうです。炒めものにして使うとか)
昼過ぎは「夢の続き市」へ運動を兼ねた買い物に行きました。
こないだ書き忘れましたが、この市場には生鮮市場も隣接しています。さすがやっちゃば北千住です。
そこでヨメさんがカニを買った(._.)
誤解なきよう申しますが、398円の安物です。
店員さんも「味噌汁のダシに」と仰った。青森県産のクリガニ…だそうですが。
ところで山育ちの当方、海の生物は何でも珍しいのです。
沢蟹ならともかく、こんな大きな丸のままのカニというのはほとんどさわったことがないくらい。
一日たっぷり日光を浴びて頭も余裕が出たのでしょう、勿体ないから写真に撮っておこうと思いました。早く料理させろとのたまうヨメさんをヒラリとかわして激写します。
下から、顔面のアップ!
うーん、りりしい顔をしていますね。甲殻類の迫力って奴だ。足も思ったより太い、ところどころから毛が生えているのか。うーん、描きがいのありそうなイキモノですねえ。
お腹を下からアオリミル。
カニのアオリというのはなかなかない構図ではあるまいか(^_^;)なんだかお腹の模様も見ようによっては
蓮華に座ったホトケ様のよう(足は後光)でもあり、ピラミッドパワーみたいでもある(笑)。
なかなか有難い奴よ。
クラブ・クロー!
英語がこれでいいのかは知りません(笑)甲殻類と言えば防御のことしか考えていないようで、この攻撃的なフォルムはどうだ。
キ〇肉マンにカニ関係で成功した超人がいないのが不思議なくらいのカッコよさです(._.)
カニベースなんかで遊ぶから…
ド〇クエでお馴染み、「ぐんたいがに」のポーズ。
うーむ、これはやっぱり迫力である。ハサミの角度といい、前面に押し出される甲羅の質感といい、「どうにも手が出せない」感じがします。赤いヒゲが作画のポイントでしょうか?
右フック炸裂!
これはもう完全なモンスター映画です(^_^;)ゲームなら攻撃アクションが決まった時の映像ですね!メダマはよくコミカルに飛び出して描かれますが、本来はガッチリガードされている。赤いヒゲもこんなにしっかり見えているとは知らなんだ。ハサミも左右で形が若干違うようです。
左に回り込んだが、「見えているぞ!」と言われたシーン(^_^;)
黒目の迫力もこれまたすごいですね、人間と全く同じ、表情豊かな目ではありませんか。そして平べったいかと思いきや、ポーズによってはかなり量感があります。クモの親戚だというのもうなずける気がする。この丸みを帯びたボディは、足が細ければクモによく似ているかも…。
俯瞰、このパワー。
似ているといえばこのポーズはでかいウシガエルにも似ていますね。身体をこんなに立ててどれくらい前方が見えているのでしょうか?メダマのカバーは下が大きく空いていましたが…こうなると実際の動きも見てみたくなります。
さてこの辺で…
タイクツしていたヨメさんから解説が入りました。ヨメさんは神奈川県出身で海には強い。カニのこの、真ん中を見よと言います。
赤いヒゲ、折りたたんだ腕のようなもの、そしてお腹の甲羅の「腹直筋」みたいな部分w…これらが縦長に発達したのが
あの有名な「エビ」であるぞ
とのたまう。…なるほど、そういえば確かに(._.)教科書では「ふーん」な話ですが、下手したら「だからなんだってんだ」な話ですが(笑)こうして手に持って眺めてみると納得しますねえ…。
防御態勢を後ろから。
うーん、これはもう「取りつく島もない」って奴ですね。
関節部分のボールも甲羅の合わせ目なども、ホントよくできているというか、まったくアッパレな作りです。ほとほと感心してしまいました。
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感心した当方を確認して
「気が済んだか?」といいつつムンズと掴んでバキバキとカニを解体するヨメ。
カニ君は鍋中のヒトとなりました<(_ _)>
…美味しかったです。
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この記事が
「急にカニ描いてって言われてもそんな都合のいいアングルの写真ありませんよ!」と慌てているアシスタントさんのお役に立てば
幸いです。
お粗末様でした<(_ _)>