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墨が乾くまで、待ってる('ω')
20代、アシスタント時代の体力とまでは言いませんが。
マンガをいっぱい・長時間描く体力を取り戻したいなあ…と常々思っておりますですね。いやもう徹夜とかは当然ムリだししたくもないけど。せめて普通のフルタイムくらい。
3年前に坐骨神経痛やっちゃってからずっと長時間作画をガマンしていて、去年末よりやっと毎日アナログで描くように務めて1ヶ月半経ちました。1日の持続力はぼちぼちです。神経痛はお陰様でまったくありません( ˇωˇ )。
でもまああんま調子乗ると今度は肩だ背中だ目玉だと色々あるでしょうから💦焦らずじっくり体力増強、作画時間増大を目指しております。保湿目薬忘れずに。
さて当方はいまアナログで描いてます。
アナログはインク(墨)を使うためぶっとい線を引くと乾くまで数分かかる。焦って触ると修正・描き直しになりまする️✒️。
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(`・д・)σ メッ
アシ時代は背景を細い丸ペンで描いてたので待つことはあんまなかったのですが。いまオリジナル描いててキャラのアップとかあると太い線もでき、けっこうたびたび待ちます。
ボーッと待ってても仕方ないのでストレッチしたり、階下にコーヒー沸かしに行ったり、洗濯機のスイッチ押すだけ押しにいったりします。
デジタルならもちろんこんな待ち時間は生まれません('∀`)積もり積もれば結構な差になるであろうw、アナログは贅沢なもんです。
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ベタ部分も面相筆で塗っています。黒くするだけならデジタルのバケツツールで一発ですが、これも贅沢ながらキャラの髪の毛数分かけて塗っております。
筆を使うと水で洗わにゃならんので、この準備や片付けにもたびたび席を立ちます。ついでにペンも掃除する。そのうちさっき回した洗濯機が「できたぞ」と鳴くので干しに行く。書き出してみるとやっぱデジタルは時短なのかもしれません。いくらアナログ好きでもこれは擁護できないな(^∀^;)。
ただ自分の場合はですが、この待ち時間、ちょいちょい立つ時間が必要なんですよね。
坐骨神経痛のとき「こまめに休憩を」「同じ姿勢を長時間するな」「立つ、歩く、ストレッチ」ってしつこく言われまして、集中するとすぐ忘れちゃうんですが。アナログ作業は待ち時間や道具の手入れ時間が「そういうもの」として折り込まれていて自然と休憩が取れてるみたいです。これも最近の好調・継続に繋がっているのでしょう。
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思えば坐骨神経痛になったときもデジタル作業中だったな🤔。デジタルってホント机から離れないですよね😅。
離れる必要ないんだもの(笑)。墨は伸びないし絵の具やトーン取りに行く必要もない、消しゴムのカスを掃除機しなくていい、水汲んでこなくていい、道具も洗わなくていい。正直いってこの点はすげえ楽('∀`)余計な中断がないぶん集中力も持続します。
で、体力の限界を超えたんですね(;'∀')
少なくとも当方はそうだった。
ピッチ休憩が取れないタイプの人間に過度の集中は危険なのだ(;'∀')。よって便利すぎる道具というのも善し悪しではある。
そういえば一昨年のインクトーバーも去年の短編もアナログで、そのおかげか身体に異常は出ませんでした。(時間はかかりましたけどねw)
今の4コマももちろんセリフうちやちょっとトーンなんかはデジタルを使ってます。仕上げは15分くらいです。短時間なら負担もないし便利だしでここは恩恵に預かってます( ˇωˇ )。
ちょっと思うのですが、もし自分の若い頃にデジタル作画があったらどうなっていたでしょうね🤔?
若い力で便利に集中作業できていたらもっといっぱい描けたかもしれない?
いやでも身体、それこそ目の負担も倍増したかも?
画材代とパソコンやアプリ代、どっちがかかっただろうか?
手に技術は残っただろうか?
…興味はつきませんが、結局のところ
両方体験できる時代に生まれて得した('∀`)
感はあります。特に両方を仕事のレベルまで使い込むことはもう10年早くても遅くてもなかっただろうと思います。面倒くさがりだから、どっちかしか覚えなかっただろうな。
…などというよしなしごとを、墨が乾くのを待つ間にボーッと考えたりする今日この頃です。
ではお粗末さまでした(*・ω・)*_ _)ペコリ
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