ペン先保存におけるあまり語られない「ペン習字界」の功績('ω')
…って大袈裟なことでもないんですが('∀`)
おっと、またこれだな( .ˬ.)
フリマサイトでペン先の出品が多いことを発見し、ちょろちょろチェックしています。そういえば初めてエレガントスプーンペンを買ったのもヤ〇オクであったな。
で、さらにあることに気づきましたのですよ。それはペン先の出品者さんに
「ペン習字」の経験者が多い
ことです。
ペン習字とはまあ日本版カリグラフィみたいなもんですかね。つけペンで、キレイな日本の文字を書く。趣味の世界では90年代まで大変メジャーであったようです。詳しいことはここのレファレンスがよろしい( .ˬ.)。
当方が子供の頃(90年代)「書は人なり」などという若干乱暴じゃないのかそれは的コトワザがあって(今でもあるけど)、字が汚い奴はニンゲンも汚い(笑)…まあそこまでは行かんがそういう雰囲気はありました(^_^;)。少なくとも字がキレイな人は「しっかりしてる子」と思われた。実態がどうあれ思われた。これは間違いありません。
いやむしろ、どこも褒めるところがないようなモノでも字さえキレイなら
「自信をもて、君はこんなに字がキレイじゃないか!」
などとも言われていた('∀`)…字と自信となんの関係があるのかよく分かりませんがw、ただ
キレイな文字はそう思わせる何かがある
のはキッズ心にも何となくわかるのでした。
してみると社会人がペン習字を習うのは趣味を超えた実益ですらあったのかもしれませんね。メールやプリンターがなけりゃ「字のキレイな奴」はどこの会社だって欲しいでしょう。
さて、ペン先と言うとどうしても「マンガの道具」というイメージがジャパンにはある。ミーにもあった。
実際ペン先メーカーの最大手ゼ〇ラ社はある時期数年間、無慮1000人からのマンガ家にヒアリングを行ってペン先を改良したと言います。(むりょ、が変換されなかった…不勉強なスマホだな)
なので当方も「ペン先の在庫が放出されるならマンガ関係だろう」と思い込んでいましたが、これは狭量だったようです。(せきりょう、も出ないのか。小学生かこのスマホはw)
マンガ家、志望者(つけペンを使うレベルの)よりもペン習字の愛好家の方が数としてはずっと多いであろうことはコレ容易に予想されるところであるからです。趣味実益としてメジャーだったものですからね。そしてペン習字を習った方が時代の移り変わりで万年筆やボールペンに移行し…(この辺は画材として使う連中より柔軟だったのではなかろうか)。一線を退いたつけペンのペン先は保存したまま忘れる。数十年後、思い出して出品。あるいはご家族が見つけてなんに使うかよく知らんが勿体ないから出品、というケースをよく見かけるのですよ。
(この辺にペン先の「ジャマになるほど大きくはない」「保存が効く」「なんかピカピカして(クロームメッキ)売れそうだ」という特徴がいい方に転んでいるw)
マンガ関係だと愛好者はペン先を実用に供してしまい、引退者しか売ってはくれまい(^_^;)
実はペン習字の方でも世に隠れなき「日本字ペン」というペン先が存在します('ω')。これはハネやハライがキレイに行くよう取り回し安くなっているペンで、あまり多くはないがこれでマンガを描く御仁もおられる。かの松本〇士センセイはマ〇マンのスケッチブックに日本字ペンで描かれていた…と、このポストにあります…( .ˬ.)
面白いですねえ('∀`)
さてこのペン習字方面ではどうもニッコーが気を吐いていたようで、書道用具のサイトなど見るとペン習字用のペン先はほとんどがニッコー。カリグラフィ用はタチカワが多い…と言ってもうニッコーはタチカワが引き継いでいるので会社としては同じとこですが。ペン習字のセンセイ監修オリジナルペン先などもあるようです。当方が先日手にした「なんちゃって丸ペン」もそんな経緯のものかも?…確証はありませんが、夢が膨らむ🎈ところです。
またマンガもペン習字も何も関係なく、ただ単に
なんか押し入れからでてきた
的出品もあって面白いw
シロートさんの出品事情というのは世相の流行と関係ない、ひとんちの流れのようなものを感じますね。買わないで見てるだけで楽しいです。
おお、これがウインドウショッピングというものか('∀`)(たぶん違う)
…ではお粗末さまでした(*・ω・)*_ _)ペコリ