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自作ペン先 弐號・参號️✒️「草任せ」&「番竹」

しつこく竹ペン先の可能性を追求している当方です。この春はカスタム魂に火がついたらしい🔥。あ、「竹ペン先?ってなんじゃそら」という方は最近のこの2記事をどうぞ(^ω^)_凵…

彫刻刀を扱う台もホームセンターの端材(余った木材)を100円で買ってきてこさえました‪('ω')テーブル削っちゃイヤですからね。

奥にモノを引っ掛ける(あるいは押し付ける)段差。また手前にもネジが見えますが、テーブルのフチに引っかかるように木材を裏にくっつけてあります。これでギュッと押してもズレなくなり安全性がグンと増しました。

こういうのは面倒でも思いついたらすぐ作らないといけませんでしたね😅ケガしてからじゃ遅いからね…。

本題。

前回の記事で「もうこれは決定版だろう!」という竹ペン先が一応出来ました。名付けて竹光壱號。自分が使う分にはほとんどなんの不満点もないのですがあとひとつ、少し気になるところがあります。それは

竹の強度

です。
筆圧をなるべくかけない描き方をしている場合は強度はそれほど必要ないのですが。筆圧が強い人、ペンを手前に引っ張る人にも使用に耐えるものにしたい🤔。

なので前回まで、補強材として水性ニスを塗ってみたりした。これもなかなかよいです。ただ、表面に保護膜を作るニスだと竹のしなりや味わいをやや損ねてしまうかもしれません。

そこで表面に膜を作らず木材を補強する素材を調べてみたら、手近に買えるもので二つ候補が上がりました。

乾性油と柿渋

いつものスーパーで売ってた('∀`)
いつものホームセンターで売ってた('∀`)

です。

乾性油は乾くとベタベタがなくなり、固まってしまう油。絵の具なんか使う人はおなじみですぐ思いつくでしょうけど当方は昨日まで気づきませんでした('∀`)これを木材に塗り、染み込ませてツヤ出しや強化をするのをオイルフィニッシュというらしい。ひとつ賢くなった…。

ではさっそくペン先をこさえて、油を塗ってみよう。

取り急ぎ3つ追加制作。作るの早くなっとるw

竹に油が染み込むか不安だったので、たっぷりの油に10分ほど漬け込んでみた(笑)

メンマ作ってるわけではない( ˇωˇ )竹から小さな気泡が出てきます。

あとは油を拭き取り乾かします。
これを竹光弐號・草任せと名付ける。エゴマは漢字で「荏胡麻」、草冠に任せると書くもので…‪('ω')。

さて次は柿渋です。
いい名前ですねえ、柿渋(笑)。こんな渋いモノはなんかの伝統工芸品とかで使うんだと思ってましたが、ホームセンターに普通に売っていることを初めて知って驚きました。板塀でも柱でも好きなとこにシロートが塗ってもいいものらしい。(DIYや塗り系の仕事の人は「当たり前だろ!」と呆れてるかもしれませんが(^_^;)まあ当方の無知を許してやってくださいw)

これも木材内部に浸透し、防腐、防虫、補強の役目を果たすという。よし塗ろう(._.)

皿にラップして。

なんかお酢みたいな香りがすると思ったら発酵してるんですねこれ。(箱には「悪臭」と書いてあった(笑)大量に出すとなるほど、なかなか強烈ではある)。
しばらく浸して、拭いて乾かします。

これを竹光参號・番竹(ばんちく)と名付けましょう‪('ω')。柿渋は和紙に塗って番傘作る、そこから番の字をいただきます。

え、大量に余った油と柿渋はどうするかって?

ご心配なく('∀`)、えごま油はめちゃくちゃ身体にいいんですべて食います(笑)。血管を強化してコレステロールを下げる、おじさんには嬉しい油なのだw。

柿渋も直射日光や雨が当たる塀の南側がちょっとしらっ茶けてるんでそこに塗って再利用…というよりそもそもそれが正しい用法らしいんで😅家の補修に使いましょう🏠これで無駄なく使い切れるぞ。

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…と、ここまで書いて、一休み。さっきまで以前作った竹光壱號で落書きしてたんですけどね。

壱號。ペン先部分は竹のむく木です。

なんか作った直後(数日前)よりペン先がしなやかになってきた気がする

んですよね…(._.)
ま、使い慣れたからだろ、気のせいだろと思ったんですが、この記事書いてて気がついた。
作った直後は竹が完全に乾燥していたのですな。当然ながら。
それを2、3日使って竹ペン先に墨が染み込んできたわけだ。金属と違ってちり紙で拭っても完全には取れませんからね。少しづつ黒くなってくる。…とすると、

このペン先、墨の膠を吸い込んで強化されてるんじゃないか(._.)?


という疑念も出てきた。

面白いですね、金属の時には全く考えもしなかった。ペン先が墨で変化していくなんて。

これで強度が変わったり、管理が悪いと腐ったりカビたり(木ですからねえ)するかもしれない。長期使って壱、弐、参號を比較すれば油での変質の少なさや、柿渋の防腐効果を実感できるかもしれません。が、これは以後の課題( ˇωˇ )。

また、墨以外のボクジューとか製図用インクとかポスターカラーだったらどうなるんだろう…などなどさらに興味が拡大されてしまった('∀`)芋づる式といいますか、キリがないですねw

とりあえず今日はこの辺で。

お粗末さまでした(*・ω・)*_ _)ペコリ

草任せと番竹で描きました。


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梅熊大介
たくさんのサポートを戴いており、イラストももう一通り送ったような気がするので…どんなお礼がいいですかねえ?考え中(._.)