輝いてるぜ、線!
昨日のくだらないつぶやきにご心配頂いた方々、ありがとうございました<(_ _)>いやはやアホですねー。
で、どうでもいいけど思い出したこと、けっこう大事かなと思ったので備忘録もかねて描いておきます。(最近「書く」と「描く」の変換が曖昧ですが、もう面倒なので「描く」でご容赦ください<(_ _)>)
昨日そんなポカでインクを液タブに落としたのですが、改めて思いました。
インクって輝いてますよね…
なにをバカな、と仰るなwデジタルの線は輝きませんぞ。いや正確に言うとモニターの発色で「常に輝いてる」わけですが、インクのそれとは違います。
当方が初めてアシスタントになった時。プロの生原稿を初めてみた時思ったのもコレでした。
線が光ってやがる!…
また大げさな、そんな風に見えただけでしょうと仰るなw。ホントに線が光ってるんですよ(^^)。
感動でも思い込みでもましてやオカルトでもありません。タネを明かせば簡単なことです。
インクは液体ですから、つけペンで紙についた直後は表面張力で少し立体になっています。
立体であれば光の当たる面と影の面ができ、光の当たる方は光をはじいて輝くわけです。絵の具なんかももったり塗ると光るでしょう。あれと同じです。
…ただしこれは、太い線でなければ光りません。
線の太さは普通ミリ単位以下ですので、細い線では光っていてもメダマの分解能が追いつかない。見えないのですね。光るのは太い線だけです。
で、つけペンで太い線を長く美しく、ブレずに引くのは大変ムズカシイのですぞ(ー_ー)
よほど画才のある人は別として、当方のような凡夫にはいまだにムズカシイ。あ、キレイだと思えば短く。長く引けたと思えばブレていて。
よっしゃ決まったぜと思ったらデッサンが狂っていたりします。
だいたいもう音からして違うのです。当方のペンは「キュウ、シャッシャッ」という音。師匠のは
「ギギィユユウウウ~…ィ・ジャッ!」という音でした。
…まったく伝わる気がしないな(._.)
まあでも床屋さんに行くとハサミの音が「さすがプロだなあ」ってくらい軽快でしょう、あんな感じです。…ん、いつもに美容室に行くからわからない?特に用事のないときは嫁さんに切ってもらいなさい!勿体ない。あ、女性は別ですよw(当方は嫁さんに500円払って切って貰ってます)。
しかしいまだにあの音が出ない(._.)つまり綺麗な線がなかなか引けないのであります。数年前いっぺんできたんですが、その時は興奮して
コーヒーをこぼしましたね…。
(思えば師匠はプロの中でもペンが達者な方でしたので、そう簡単にマネできないのもムベなるかなではありますが。当時はそんなことわからんので「アレができなければ『死』あるのみ」と思っていました(^_^;))
あ、でもそんなプロでも眠くなれば線がガタガタになり、ハリマオ戦のあとジョーの控室にきたヨレヨレのカーロスのジャブみたいになってたことは公平を期して記しておきます。まあそれでもシロートとは比べ物にならんくらいはキレイでしたけど…。
しかし意外だったのは、みんなけっこう「笑った」「自分もやる!」と共感してくださったことです(^^)
ふだんオシャレなイラストを描いておられるフォロワーさんでもそうなんですね…(笑)。嬉しい誤算でした。
とにかく、カブラペンをコーヒーに突っ込んだり、タバコの灰をインク瓶に落としたり、複合技でインクを飲みながらコーヒーで原稿を描いたり、みんなそういうことをして練習してきたのだなあと思うと、感無量です。
さて今日も、そんなマンガ活動をするかとインクが、いやコーヒーが湧くのをコポコポ音を聞きつつまっておる6時半です。
お粗末様でした<(_ _)>
…ちなみに、こないだから描いてるマンガ、2色で塗ってみてるんです(^^)完成したらアップします。