へちょいパソコンでイイ線を出す研究・めざせ逆一本!
久々にこのマークを使うときが来たようだ('ω')
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(デジタルで挑戦した抜きから入り、逆一本です)
ま、渋いというより、ちと専門的な話になります。ヒマな方はお付き合いをば。
他人様(もと兄弟子)のお仕事なので詳細は語れませんが<(_ _)>
久々に他人様のアシスタントなどやっておる梅熊大介です。プロといっても当方のような逆売れっ子は他人の手伝いもします(笑)…というか、最近はデジタルの普及であまりアシに人を雇って、という文化もややすたれてきているようですが。
人からしか教われないこともあると思うので、文化的にちと心配でもある…(._.)
おっと、いきなり話がそれました(笑)
今回のお手伝いはフルデジタル。
こんな程度な男が、フルデジタルです(笑)
…まあ当方に声をかけてくるような作家さんなので、基本的に
当方以上の異常カケアミストではある(._.)
デジタルといっても便利な編集機能はほとんど、いや全く使わず。ミリペンより細い線でしつこくカケていくスタイルです。ほんと、絶対印刷にでないだろうという…。まあ、当方そのほうが手は疲れるけど頭は楽でよろしいですが…。
ヒジョーに絵のうまい方(このシンプルな言いようからお察しください<(_ _)>)なのでなんとかOKが出て当方今一息ついているところです。
さて、デジタルとはいえ全部手描きとなると、これはどういう環境でやっているか気になる方もあるかもしれない('ω')。
パソコンのパワーはどれくらいいるのかとか、やっぱりアプリはクリスタがいいのかとか…その辺のお話、いろいろ試したので備忘録として書きましょう。
まず言いますと、当方のパソコンは非常にへちょいです。
…というと作ったメーカーさんに悪いが、実際プロの仕事用じゃない。持ち運び便利なドスパラ・レイトレックタブ8インチ(ついこないだ買った)なのです。スペックはどうぞ販売元サイトをご覧ください(._.)
https://www.dospara.co.jp/5shopping/detail_prime.php?mc=9718&sn=0
8インチというのはスマホよりちょっとでっかいくらいで、とても細密画を描ける大きさではありません。なんでこんなのを最近買ったかというと、
介護の仕事でちょっと出先に行くと「ここに入れるイラスト描いて」といわれることが非常に多いから(-_-;)
です。
絵、描かない方は描いたイラストをスキャンしてトリミングして使いたいところにはめ込むまでの工程を全く意識していないので、紙に描いて渡しても
「…?」って顔をします(ほんとですよ)
で、そのたびスマホで描いたり(不便だ)わざわざコンビニでスキャンしたり(面倒だ)していたので、ええいと思って買いました。これならカットくらいならかける、メールでもUSBメモリにも入れられる。というわけでけっこう便利です。
で、うちではこいつを
本体よりはるかにデカイ液晶タブレットにつないで
使っているのでした。まあ、ちょっと無理くり感はありますが別に異常な使い方ではありません。
当方の主な仕事はこれくらいの介護マンガ
ですので、マシンパワーはあまりいりません。ちなみにいうとこれは
3541*5015ピクセル 350dpi 商業誌B5仕上がり
です(アプリはメディバン)。商業誌でもこれくらいで仕事する人は多く、へちょいとは言いましたがうちの小さなタブレットPCで十分アプリは動きます。もっというとこの画像はそれをさらに縮小した(横1000ピクセル)ものです。それでもちゃんと読めるんですね。
かなり描きこんでも同じ仕上がりで読めます。
なのでハッキリ言って趣味としてはもちろん、プロだって別にこれでいいっちゃいい。
ただもっと美麗な画面を目指すなら話は別です。画素でいうと
600dpiか1200dpiを使うことになります。
まあハッキリ言ってここまでくると当方の小さなマシンではかなり負担が大きいです。
デジタル漫画で負担が大きいというのは、線が遅れることをいう。
あるいはアプリがよく落ちる(笑)とか…これは問題外ですね(^_^;)
…んで、こっそり言いたいのですが今回のお手伝いは
1200dpiである
もうね、うちのスキャナにもないですよそんな画素数(-_-;)新しい製品にはあるみたいですが、使うのかほんとに(笑)クリスタのような重いアプリで開いたらその時点でパソコンがダウンしそうです。
こういう巨大なファイルを扱うのに、先輩のオススメアプリはこれでした。当方も導入しましたが…(._.)
ペイントツール「SAI2」です。
これははっきり言って、ショーゲキ的によかったですね。知らなかった。
マンガ的な機能はほとんどないのですが、とにかく軽い!
当方の小さいパソコンで1200dpiを扱って遅延が起きません。線のカスタマイズ機能もシンプルで直感的。クリスタと違い導入して20分くらいでだいたいわかりました(笑)
…そして、デジタルといえども線だけで勝負するならどうしても確かめておきたいことがある(._.)それは
逆一本はどの程度再現できるか、です。
これができるかどうかで当方の線の価値は雲泥の差が出てしまう(;'∀')
逆一本について詳しくはこちら…
で、このSAI2でやってみました。
…思ったよりイケます。
まあ、さすがにエレガントスプーンペンにはかないませんが。ほかの重いアプリよりはかなりやりやすい感じです。
例えばこれがメディバンだとこう(._.)
…正直、イマイチです。
クリスタはこう。
やっぱり元性能がいいのでかなり思った通り引けるし入り抜きも効くのですが。どうしても重いですね。遅延が起こる。しかもこれは600dpiです。1200は怖くてできません(笑)
というわけで、先輩の受け売りでなんですが
線で勝負のデジタル漫画ならSAI2が非常にオススメ
であるといえます(._.)ちなみに有料ですが、クリスタに比べればだいぶ安い(買い切り6000円弱)ですね。
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なぬ。
軽いアプリを試してみたいが、有料じゃ勇気が出ない?…まあ、わかりますが。ではメディバンでは?あ、すでに試した?ほかにないかって?
…ではとっておきを教えましょう。
無料アプリ、AZPAINTER2を。
https://hp.vector.co.jp/authors/VA033749/soft/azpainter2.html
(リンクはベクターのダウンロートページです)
これは無料ですが、かなりイイです。何がいいって、インストールにレジストリを使わない。USBメモリにでも入れておけば出先のパソコンでも使えます。あとSAIもそうですが、余計なクラウド機能なんかないのでオフラインでサクサク動く。メディバンもクリスタもいちいちログインせんでいいと思う当方にはこれも嬉しいポイントですが(笑)…
SAIと同じく動作が軽く、線の出がよろしい(._.)
ページ全体を横切るような線でも引かぬ限り、遅延がでません。これが無料とはちょっと驚きですね。ついでに言うとレイヤーやフィルタ、基本的なペイントソフトの機能はしっかり押さえています。当方のこの記事をここまで読むような人は出先で「ちょっと一枚書いて」といわれるタイプでしょうから(笑)
これお守り代わりにUSBメモリに入れといたらいいと思う(._.)
…まあさすがに無料アプリですので1200dpiの作画はムリです。が、上にあげた画像くらいの(つまりプロでも使っていいくらいの)画像が問題なく作成できます。(一辺4500ピクセルまで)
いわゆる 2591*3624 350dpi B5仕上がり なら楽勝です。
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ああ、大変長くなって当方も疲れた(笑)のでこのへんにしておきますが、
有料でもいいならSAI2
無料でためすならAZPAINTER2
が、マシンパワーがなくても線が楽しく出るアプリだとここにお伝えしておきます。
ではお粗末様でした<(_ _)>