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わたしと子宮線筋症のはなし④
前回のはなし↓
それからの日々は仕事に追われながらも
生理2日目はラッキーなことに仕事が休みの日に当たることが多く
難を逃れていた(家では相変わらず寝込む生活)
それが生理痛なのだと
生理痛がひどいという後輩と倒れたことあるある話をしながら
そんなものなのだと自分に納得をさせ生活をしていた
私の職場は部署の中で業務ごとにいくつかのグループに別れていた
その別グループの後輩が異動となるためその送別会が開催されることとなった
その後輩とは仲が良く是非とも参加したいと思っていたのだが
運悪く生理2日目と被った
当時私の所属するグループには女性管理職がいた
その管理職は我が社のお局的存在であった
私が先に部署に配属していたため彼女は私に対して
強い態度を出すようなことはあまりなかった
彼女が我がグループに来ると聞いた時は周りの反応から
恐れ慄いていたのだけれど
私にはむしろ理解のある態度でいてくれた
いや業務にまだ慣れていなくて
理解のあるような態度を取っていただけなのかもしれない
そんな彼女に生理痛があるため今日は送別会には参加せず
定時で帰らせてもらいたいと私は痛みで冷や汗を滲ませながら申し出た
異動する後輩の子には後日一緒に食事をするつもりでいたので問題はない
しかし彼女は怪訝な顔で
仲のいい後輩ちゃんの送別会なのだから出席しなくちゃだめだよと
私を諭すように言い放った
私は絶句した
むしろこの後私がその貴重な場でぶっ倒れて迷惑をかける可能性の方が高い
だが上司の言うことには逆らえない
痛みで頭が回らず定時に帰れることだけを一縷の希望として
なんとか今日を耐え抜いてきた私はもうどうにでもなれと匙を投げた
この時は痛みがひどく定時のあと飲み会までのしばらくのあいだ
更衣室で横になっていた
横になると言ってもベッドなどなく
ただみんなが着替える足元に横たわっていただけである
まわりの同僚の子たちは大丈夫ですかと心配そうに声をかけてくれたが
上司はほら行くよと私を促し送別会の会場へと向かった
送別会会場についた私は痛みで少し身体が小刻みに震えていた
痛みで冷や汗も出ていたようにも思う
自分のはぁはぁという息遣いだけがの頭の中で木霊する
周りの音が遠ざかりいまにも気を失いそうだ
そんな時横に座っていた副部長が私の異変に気づき
おい!!うめこさん顔が真っ白だぞ!!大丈夫か!?
もう帰りなさい!!
すかさずお局上司がうにゃむにゃとなにかを訴えていたが
副部長から帰るように指示され私はやっとその場から解放された
その後のことはもう覚えてはいない
なんとかして帰宅したのだと思う
そうやって私は生理に振り回されながら日々を過ごしていた
後日談として
お局上司がある飲み会の帰り道でなんの会話をしていたか忘れたが
私生理痛って経験したことがないのよね〜
占い師にわがままだと言われたことがあるのよ〜ほほほ
とおっしゃっていた
私は心の中で渾身の
だろうねっっっっ!!!!!!!!!!
と一人ツッコミをぶちかまさせていただいた
私は同じ女性でも生理痛は共有できないの経験値を積んだ
ちなみにこのお局上司はその後も
私の業務に協力的であり理解も示してくれていて
つまるところ嫌いではない
ただ理解されない部分があっただけだということだ
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