やさしさを感じた言葉
「人間味のあるところが好きです。」
結婚に際し実家へと挨拶に来てくれた夫は、母に私のどこが良いのかと聞かれこう答えた。
人間味?
良くも悪くも全力投球、眠かったら寝る、食べたい時に食べる、思ったことは口に出す、つまり欲のまま感情のままに生きている姿を人間味と言った。
けなしてる?
そんなつもりはないらしい。
夫の目には新鮮に映ったらしく、そこが魅力でもあるとのことでむしろ褒めているようだ。
変わった人だなあと、身内になった今もそう思う。
でもこの夫がとてつもない人格者で、私にはもったいないほどできる男なのだ。
阿吽の呼吸という言葉があるが、夫との関係はまさにこれだ、と思いきやきちんと意味を調べるとちょっと違った。
阿吽の呼吸とは、息がぴったり合うこと、何も言わなくてもお互いの行動がわかること、と出てきた。
うーん。
ちょっとニュアンスが違う。
私たちの関係は夫が一方的に私のことを理解しているのであって互いにではない。
悲しいかな、私は他人の気持ちにあまり敏感ではない。
特に身内になればなるほどおざなりになる。
一方の夫は他者の気持ちによく気がつき、汲み取ろうとし、理解しようと親身になる。
そんな夫でも私とコンビを組むと度々喧嘩を巻き起こす。
そのほとんどは私の言動に問題があってのことなのだけれど。
悪いなと思いつつも、照れ恥ずかしさで普段はほとんど感謝を表現できていないので、今日はこのnoteにせめてもの気持ちを綴りたい。
いつもありがとう。
傍若無人な私のことを真っ直ぐに受け止め、その性格を否定せずに「人間味がある」と捉えてくれてありがとう。
今日もいつも感謝でいっぱいです。