【EDH】第10期統率者神決定戦予選レポート

 とうとう2桁を迎えた統率者神決定戦。前回と同じ1-4の壁でドロップという結果でした。

《塵の壁/Wall of Dust》

使用デッキ

 《鋭い目の航海士、マルコム》《激情の薬瓶砕き》の共闘を使用しました。

https://www.moxfield.com/decks/gy6Gwkdu_UqUdQ7M9XUirA

 8/17の前回の統率者神決定戦以降、暫くはティムナ&クラムの共闘を使っていました。
 しかし、9月末の禁止改訂で《魔力の墓所》を失ったことで置いて行かれた感触があり、10月中旬頃からはマルコム&薬瓶砕きの共闘に決めて練習しています。
 調整する中で、ロングゲームにもつれ込んだ時《沈黙》《堂々たる撤廃者》などのいわゆる対話拒否がないことで、グリクシスカラーが勝ち辛い部分を誤魔化すのに《ザルファーの魔道士、テフェリー》を採用しました。

神決定戦予選

R1 ✖

1st 《偉大なる統一者、アトラクサ》
2nd 《鋭い目の航海士、マルコム》《激情の薬瓶砕き》/ 私
3rd 《ロフガフフの息子、ログラクフ》《求道の達人、サイラス・レン》/ ロレンスさん
4th 〇《伝承の語り部、チュレイン》/ ヒユウさん

 いきなり3/4知り合い卓で開始。きちんと仕掛けてくるログサイはもう初手で踏ん張るしかないと思いつつ
 《意思の力》 《紅蓮破》《ギタクシア派の調査》《リムドゥールの櫃》 土地2でキープ。手札確認しつつ構え or リムドゥールの櫃が見込めそうという具合。

 1T目に《ギタクシア派の調査》でログサイの手札を確認すると、マナ加速からの《防御の光網》《鏡に願いを》の手札と判明。自分だけだと受かってないから頼む~~!という気持ちになる。
 ギタ調込みで2T目にFoWのコストは引けたが3マナ目が無かったので、《太陽の指輪》《闇市の人脈》《神秘の教示者》《リスティックの研究》あたりをリムドゥールで積み込む。

 想定通り3T目に《防御の光網》から仕掛けに入ったので、「次は《鏡に願いを》です」と伝えつつ優先権順に確認すると、「これしかなくて・・」とアトラクサから《敵対工作員》が出てくる。居て欲しくは無いが《鏡に願いを》が対処できなくなるので、2,3番手に刺さるいいキープですね!!と内心拍手しつつ全てが着地。

グリクシスは工作員に無力

 ログサイ以外の3人で縦引き勝負になりそうな予感はしつつ、リス研と人脈の圧で行けそうな気がしていました。(フラグ)

 最終的には3人共《敵対工作員》が対処できず、コンバットダメージも私のみで圧が足りなく制限時間ぎりぎりまでゲームが続くことに。《防御の光網》が1時間残っているゲームとは。
 途中、アトラクサだけは通せなかったので《紅蓮破》《意思の力》で弾いています。

 時間的に最終ターンで《サイクロンの裂け目》を引いたので、《敵対工作員》のみどけて《光角の海賊》を3バックで仕掛けたものの通らず、《両生類の神童》で攻防中に貯め込んだヒユウさんの勝利。

R2 ✖

1st 《鋭い目の航海士、マルコム》《激情の薬瓶砕き》/ 私
2nd 〇《サムワイズ・ギャムジー》/ ASAさん
3rd 《ロフガフフの息子、ログラクフ》《鋭い目の航海士、マルコム》/ カミムさん
4th 《舞台座一家の料理人、ロッコ》

 《金属モックス》《法務官の掌握》《ネクロポーテンス》《断れない提案》 土地2の2T《ネクロポーテンス》でキープ。手番もいいしこれはいけそう!!

 2T目《法務官の掌握》をモックスに刻印しつつ《ネクロポーテンス》が着地。10点ペイで《魔力の櫃》打ち消し、土地のみのめくれ。
 すると2T目のサムワイズから《塔の長官、ボロミア》が出てきてしまった為、見切り発車がだいぶ苦しくなってしまう。

 次ターンで10点、《むかつき》《オークの弓使い》《ザルファーの魔道士、テフェリー》マナ源のみとしょっぱい引き。

 同ターン中にサムワイズ本体だけオークで打ち取り、マルコムがラガバンで攻撃してきたのでスルー。すると《最後の賭け》が追放されて思わず

欲しかった奴~~!!

 迎えた次のターンではもうライフが無いので控えめにペイすると、《神秘の教示者》《伝国の玉璽》と続けてサーチが手に入るが、サムワイズの戦闘ダメージと《歩行バリスタ》に処されて敗北。

 その後はロッコの仕掛けに対する攻防を抑えつつ、サムワイズがルートに辿り着いてバリスタで勝利。

R3 ✖

1st 《時を超えた英雄、ミンスクとブー》
2nd 《虎の影、百合子》
3rd 《鋭い目の航海士、マルコム》《激情の薬瓶砕き》/ 私
4th 《収穫の手、サイシス》/ かえでさん

 ミンブーは少し珍しいですが、たまたま友人に使用者がいたので近しい内容かなと推察(1敗)。サイシスも伸びたら返せなくなるので、とりあえず除去1本は欲しい所と思いつつ初手を確認。
 《狼狽の嵐》《ギタクシア派の調査》《光り角の海賊》《致命的な一押し》マナ加速 土地2でほどほどな感じのキープ。
 百合子を調査して妨害が薄ければ、早めに光り角1トライは見込めそう。

 1~2Tは百合子がテンポよく展開し、めくりは土地、モックスなど控えめな様子。私はマルコム、サイシスは《聖域の織り手》が着地。
 3Tに調子が良さそうな百合子見ると《拒絶》《悪意の閃光》カウンターもう1枚《タッサの信託者》と2バックでも光り角が貫通できないことが判明。
 土地からRRが出なくアンバーから捻りたい事情と、悪意の閃光ケアで暇そうにしつつ《激情の薬瓶砕き》を設置。サイシスは《運命を紡ぐもの》を着地させて着々と準備を進める。
 百合子の妨害が私にしか当たらなさそうで辛い

 その後は《枝分かれの進化》から生まれた太すぎるブーが百合子を詰めた後、宝物を産みたい事情で百合子をつつくと《悪意の閃光》が撃たれ、赤マナを残したかったので《狼狽の嵐》で消えてもらう。
 ブーのクロックだと変わらないはずだったが、それでもライフが減るのが嫌だとのこと。

 次ターンのサイシスが私の除去2枚をレゴラスで避けつつ、《アロサウルス飼い》で打消しを完全に拒否してコンボを通し勝利。

R4 〇

1st 《原初の征服者、エターリ》
2nd 〇《鋭い目の航海士、マルコム》《激情の薬瓶砕き》/ 私
3rd 《敏捷なこそ泥、ラガバン》
4th 《大いなる歪み、コジレック》/ いってつさん

 面子的に妨害が薄いため、コジレックが立つ前に仕掛けて勝ち切りたいと思いつつ初手をチェック。
 《精神的つまづき》《悪魔の教示者》マナ加速 土地2 とこれで行くしかないようなハンドでキープ。

 想定通りに2Tマルコム、3T《悪魔の教示者》から《光り角の海賊》を探して、除去も無かったようでバーンダメージで勝利。

The グリクシスの良いところ

R5 ✖

1st 《奪い取り屋、サーダ・アデール》
2nd 《虎の影、百合子》/ R3の方
3rd 〇《鋭い目の航海士、マルコム》《鸚鵡の匪賊、フランシスコ》
4th 《鋭い目の航海士、マルコム》《激情の薬瓶砕き》/ 私

 青が濃く、私以外が遅めと見込んでマナとアド源を求めてマリガン。
《リム=ドゥールの櫃》《伝国の玉璽》《白鳥の歌》土地2とソルリングを探す予定で5枚のキープ。

 サーダが2Tキーと《一つの指輪》のスタート、3人共消せなかったので不穏な空気になる。他は順当に統率者を展開。
 サーダの3T目には《基本に返れ》を唱え、3人共ピッチで受けられかったため着地。マルコム'sはマナファクトと宝物で動けはするが、百合子が完全に止まってしまう。
 同ターンでマルフラが《帆凧の窃盗犯》でサーダの《一つの指輪》、他は統率者2枚を宝物に。なんだか仕掛けてきそうな雰囲気を察する。

 私は動けなかったのでパスすると、次のサーダから《リスティックの研究》が唱えられる。《基本に返れ》は依然としてあったので、流石に見過ごせなくて私から《白鳥の歌》で追いかけたら、サーダから《精神的つまづき》。
 百合子が《断れない提案》をめくっていたが、宝物にされた百合子しかマナが出ないからと静観。忍術通すから消して欲しいという交渉は乗ってくれず。
 続く百合子、マルフラの目立った動きはなく、私のターンで《リスティックの研究》に2枚振り込んでマルコムを再キャスト。勝ち目を残すなら他になかった‥。

 次のサーダはマナをオープンでパス。するとマルフラが《アガサの魂の大釜》で仕掛け、マルコムでサーダ方面へ殴りに行く。
 サーダから《船砕きの怪物》が出てきて、止めつつ上から行く感じか~と思ったらブロックするつもりだったようで何も止まらず、そのままフランシスコ&釜が決まってマルフラの勝利。

なんだか締まらない感じ

 ここで1-4と目無しになったため、R6はドロップしてフリープレイに移行しました。参加人数が多かったので、3-3のラインも厳しいと思ってはいましたが、今回は11位までが4-2で抜けていた様子。

感想など

 前と同じことを言っている気がしますが、プランと初手にはあまりいうことが無く、R2で「もしかして今日は私の日ではない・・?」と過ぎった辺りが終わりの始まりだったのかも。

 禁止改訂はショッキングでしたが、メタゲームの変遷やトップ12の面々を見ると環境に変化をもたらすという意味では意味があったのかなと最近思うようになっています。ただ、心の準備は欲しかったというのが本音。

 では、次回のイベントレポートでお会いしましょう!

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