【EDH】3/10 TC東京 コマンダーサミット ガチコマオープンレポート

TL;DR

 先日の記事のキュリーでガチコマオープンに参加し、予選2-1で6位抜け、準決勝で散ってきたので、そちらのレポートです。


予選ラウンド

R1 ✖

1st 《思慮深き人工知能、キュリー》(私)
2nd 《意思を縛るもの、ディハーダ》
3rd 《秘密売りティヴィット》
4th 《ギトラグの怪物》(後発隊さん

 午前中のフリープレイで後発隊さんとマッチングしていて、術式公開が済んだ直後のマッチアップでした。

新デッキを語りたかったオタク

 初手がカウンター、《急速混成》、P/T変更、土地2でキープ。ディハーダかギトラグが最初に来そうだったため、いい感じの手札になりました。
 1T目からディハーダがLED絡めてディハーダをキャスト。ティヴィットが《否定の力》を切ってくれたので手札が0になり沈黙する。いきなり激しいな。
 その後3T目くらいにギトラグがフルタップで唱えてゴーしてきたため、次のティヴィットの終了時にギトラグを《急速混成》する。

 中盤、ギトラグが《刻み角》でキュリーを割ってきた後にティヴィットがチューターで何かをサーチ。篩止まってそうだからリス研?と思ってたら次のターンに《時の篩》が出てきたので、こちらから打消しを当てると消えていく。ええ・・・。

 この辺りでギトラグが発掘込みのクリンナップループに入ろうとしたため、競技ルール上のループの扱いについて自信が無かったのでジャッジを呼ぶ。


競技上の不確定なループについて

 MTGのイベント規定では、以下のように定められています。

 確定的でないループ(決定木に依存するものや、蓋然性、数学的な収束によるもの)は、省略することができない。確定的でないループを実行しようとするプレイヤーは、同じゲームの状態が出現した(または全く同じ手順が繰り返された)場合、そのループを終了しなければならない。こうした事態は、ライブラリーをシャッフルすることを含むループにおいてよく現れる。

 行動ではなく選択によって継続するループが存在する。それらの場合においても上記のルールが適用され、行動をやめるかわりに異なる選択をしなければならない。ゲームはそのプレイヤーがその選択をする時点まで進行する。選択に非公開情報が関係する場合、ループを止める選択が可能かどうかを判断するためにジャッジが必要になることがある。

マジック:ザ・ギャザリング イベント規定 > 4.4 ループ

 ギトラグの怪物でクリンナップステップに発掘を繰り返し、エルドラージによるライブラリー修復で繰り返しを行おうとすると、これはドローを発掘で置換することによる、選択によって継続するループとなります。

 また、2回目のエルドラージのディスカードでは、同じゲームの状態が出現したことになり、ここでループを終了する必要があります。

 と、言った具合でした。
 フリープレイでは、ギトラグが上記のループに入った場合は勝ちとすることが多いと思いますが、競技ルール上は省略不可能な手順のため、ジャッジの下に判断を行うのが齟齬が生まれない為ベターだと思います。勉強になった!


 上記に則って2回目のライブラリー修復で発掘行わずに終了し、ターンが返ってくる。
 次に仕掛けられそうなタイミングでギトラグに向けてティヴィットが《オークの弓使い》を投げてきたため、一旦《模倣メカ》で弾いて《リスティックの研究》を置いてゴーする。
 今のリストだとキュリー以外のプランは《船砕きの怪物》しかないため、オークが刺さる刺さる。

 最終的には、マナが伸びて防ぎきれなくなったギトラグが共鳴者でループに入って勝利。

R2◯

1st 《思慮深き人工知能、キュリー》(私)
2nd 《群衆の親分、クレンコ》
3rd 《ミニットマン、プレストン・ガービー》
4th 《伝承の語り部、チュレイン》

 午前中のフリープレイでチュレインさんとマッチングしていて(略)

そういうこともある

 初のFallout2面卓。パッと見追加コンバットするタイプに見えたので、全員クリーチャーコンボの想定で《水没》《急速混成》《ウルザの物語》《島》+P/T変更でキープ。
 1T目のドローで《金属モックス》が降ってきたため、サーガをセットして1T目にキュリー。クレンコもマナ加速から1T目に着地とロケットスタート。 

 次のターンはP/T変更で少しドローしてエンドすると、クレンコが《マナの残響》キャスト後にゴブリンで出たマナから《威圧の杖》で決めにかかってきたので《水没》で待ってもらう。

 ターンが帰ってきたのでサーガのサーチで《ファイレクシアン・ドレッドノート》を探し、完全体キュリーが完成!!
 1枚だけなら打消しあるけどなーと思いながら戦闘に入ると除去も飛んでこず、マナ加速&追加ターンがめくれたので、生きて帰ってくるとフィニッシュできそうな感じに。
 続くクレンコは唱えて終了。するとミニットマンから《刻み角》が唱えられ、「流石にか・・・」と思っていたら指定が《威圧の杖》で助かった。
(ハードカウンターは持ってなかった)

 エンド前に場に出ていたチュレインを《急速混成》で除去し、4T目に12枚ドローでワープが繋がって戦闘ダメ―ジで勝利!

R3◯

1st 《山賊の頭、伍堂》
2nd 《雷の頂点、ヴァドロック》(無印さん
3rd 《信仰の伝令、ローナ》
4th 《思慮深き人工知能、キュリー》(私)

 伍堂の方が1回目でキープしたので、他の3人が慄きつつマリガンを進める。戦う前から勝負は始まっている。
 当てる所が無さそうで悩みながらも、《徴用》P/T変更+青いカード1枚《金属モックス》《ウルザの物語》土地でキープ。生きてたら3~4キルできそうではある。

 1T目は全員マナを伸ばす以外のアクションは無くエンド。
 2T目に伍堂がマナ加速からいきなり着地し、《多勢の兜》が盤面に転がったままエンド。ひえ・・・。幸い装備するには通常の土地セットだと1マナ足りないので、ぎりぎり妨害をはさむ余地がありそう。他は2人はマナを立てたままエンド。私はキュリーを出しつつ1マナ立ててエンド。

 3T目の伍堂のアップキープに、ヴァドロックから《オアリムの詠唱》が当たり、耐えたか?と思ったら手から《裏切り者の都》がセット。終わった・・と思っていたらメインの終了前にローナからバウンスが当たり、事なきを得る。

 4T目には伍堂から《エルドレインの玉座》が出てきたため、それだー!!と思いながら《徴用》する。ターンが回ってきたため、《ファイレクシアン・ドレッドノート》のサーチから戦闘まで通り、ワープが繋がって勝利!!
 伍堂の方が全ての妨害を吸ってくれたことと、他家が大きなアクションが無かったのでラッキーでした。

準決勝

1st 《ギトラグの怪物》(後発隊さん
2nd 《思慮深き人工知能、キュリー》(私)
3rd 《厚顔の無法者、マグダ》(デスセイウチさん?
4th 《織り手のティムナ》《ルーデヴィックの名作、クラム》(ロレンスさん

 またカエルが立ちはだかるのか・・と思いつつ、顔見知り卓になったので気楽な雰囲気でスタート。初手は《急速混成》P/T変更《モックス・ダイアモンド》土地2+何か。
 1T目はキュリーを唱えると、次のマグダが《ギャンブル》で《金属ミミック》をディスカード。これ探した奴では?

 次にギトラグが着地したタイミングで、《急速混成》を当てて一旦待ってもらう。マグダは多分プラン崩壊したし。
 こちらは直後のキュリーのドローで《ファイレクシアン・ドレッドノート》が降ってきて準備ができてしまう、マジですか。

不正はなかった

 同ターンのマグダは《波止場の恐喝者》で1回サーチ分の宝物を揃えたまま終了し、他に動きがないままターンが回ってきそうだったので、上家の終了前に《神秘の教示者》で《渦まく霧の行進》をサーチ。

 迎えたターンでドレッドノートから仕掛けると、マグダが起動してコピーで宝物を増やし始めようとしたので、行進でフェイズアウトしてもらう。
 やったか!?と思ったら、ギトラグが「宝物切ってくれたら対処します」と交渉し、《オークの弓使い》にキュリーが射殺される。

 ドローはそのまま解決し、12枚の中にワープ2枚またはフェッチ(or《神秘の聖域》)があれば、召喚酔いが解けた状態でリトライできそうだったものの繋がらない。1度の追加ターンでキュリーと《クルーグの災い魔、トラクソス》を出して終了する。右手が弱い!オークもどかす目算が無い!!

 このタイミングでティムクラから《滅ぼし》が超過で飛んできて盤面が一旦リセット。助かる~~!
 ギトラグも再び動こうとしたので、《意思の力》でもう1回待ってもらう。

 終盤、タイムアップが迫ってきたタイミングでティムクラから《タッサの信託者》《Demonic Consultation》が飛んできたため、大量に余っていたソフトカウンターで消えてもらう。あと2人は仕掛けられる状況では無さそうだったため、動きがあまりなくエンド。

 迎えた私のターンで、マグダだけはフリーで殴れる状況で魂込め5/5キュリーになり、《召し上げ》が通って3ターンが確定する。
 同ターンのドローで3枚追加ターンがめくれ、バウンスもあったので
「追加6ターン!今度こそ勝ったぞーー!!」と思ったらジャッジが横に来て「制限時間になりましたー」とのアナウンス。

 結果はキュリーで殴りにいけていなかったギトラグがライフ最多で決勝進出となりました。

かなしい

 仕掛ける少し前から握ってたらしいオークがぶっ刺さったよ・・・GG

感想

 予選はゲームの流れの運もあり、組んで2日目のデッキで一応は結果を出すことができたので満足できました。嘘です、悔しいです!!

 実戦で戦った感想としては、青単の割に結構攻めっ気が強く、面白いデッキになったのではないかと思います。序盤でなくとも、マナが整って仕掛けるタイミングでドレッドノートを発射すれば良さそうな為、戦い方も工夫の余地がありそうです。

蛇足ですが、実は年始のコマンダーサミットでも

(妨害吐き切ったか?くらいの状況で2バックデモコンできそうでした。盤面に色々あったので通ったかは分かりませんが…)

 次の大きなイベントの前は神社で賽銭投げてから行こうかな・・・。


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