6年前の冴えない自分へ
先日、大学時代の友人の結婚式に参加した。そこでは、卒業以来ずっと会っていなかった大学時代の後輩にも会った。本当に6年ぶりとかだったので、名前も若干うろ覚えだったけど、みんな変わらず元気でキラキラしてた。
「お久しぶりー!!」と声を掛けると、キョトンとされてしまった。そして、5秒ほど間を開けて「あー!!お久しぶりです!雰囲気が全然違うので、違う人かと思いました」と。
これ、社会人になって、久しぶりに会う友だちによく言わる言葉だったんだけど、後輩たちとは本当に久しぶりだったから、すごく変化して見えたようだ。
ちなみに、自分ではそこまで変化してないと思ってた。だって、大学生のころから身長も体重も変化してないし、大学生ってだいたいの性格は出来上がってたから。
先日、実家に帰って写真を整理してたら、非常に地味でダサい格好の女が写っている写真を見つけた。
自分だった。
自分でもびっくりするくらい、ダサかった(笑)そりゃあ、変わったって言われるよ。
メガネで、髪の毛もボサボサで、洋服も身体に合わないサイズで。すべてのバランスがおかしかった。あの頃は、人と交流することが苦手だった。自分のことが嫌いだったから。嫌いな自分を好きになるにはどうしたらいいか、何も技を知らなかった。
だけど、一つだけ大切にしていたことがある。自分の考えを持って、自分の人生に責任を持って生きること。これは、就活のとき、すごく役に立った考えだ。
社会に出て、自分でお金を稼ぐようになって、自分の世話を自分でできるようになってきた。
社会に出て、自分よりもずっと常識知らずの大人がたくさんいることを知った。
社会に出て、自分の考えを持つこと、周りの意見を聞くことどちらもバランスよく取り入れるのがいいことを知った。
少しづつ、親から守られていた自分から脱皮して、やっと一人前の大人になれた気がする。その過程では、ひどく落ち込むこともあったし、悔しいこともあった。それでも、自分の人生に必要なこととして、逃げずに(たまに息抜きはするけど)走っていたら、綺麗でしなやかな大人になれたんだと思う(自己満です)
心の変化は、見た目にも現れる。
私の外側の変化はきっと、中身が変わったからだと思う。スタイルが変わらないのなら、大学生の時ももっとおしゃれして可愛く過ごせば、違った未来もあっただろうと思う。だけど、あの頃のダサかった自分がいるから、今の自分が作り上げられたんだと思う。そう思うと、昔の自分に感謝したい。ダサくてありがとう。ダサかったからこそ、変わる伸び代があったから。
6年前の自分に言いたい。
あなたは、これからいろんな経験をするよ。すごく傷つくこともあるし、立ち直れないような日々も過ごす。でもね、あなたは必ず、立ち上がる。凹んだあとのあなたはすごくかっこいいんだから。だから、恐れずに目の前のことに、飛び込んで行け!!かっこいい未来が待ってる。
そして、その言葉は今の自分にも言いたい。
どうやら人間は、変化するようだ。変化といってもいろいろある。成長、成熟、退化、老化などなど。これから、身体はどんどん老化していくのだろうけど、心だけはいつでも成長したい。自分の心を鍛えたい。
今も、責任を重く感じる仕事をやっているけど、きっと数年後に感謝できると思う。そうなるように今を過ごしてるから。
さあ、4月から社会人6年生のスタートだ。
コロナにも、自分にも負けませんよー!!