「ハヤえもん」という音楽アプリを使い出したら生きるのが楽しくなってきた【前編】
こんにちは。うめぼしです。
私が今年になって使い始めた『ハヤえもん』って音楽再生アプリがあるのですが、みなさんはご存知ですか?私は今それにハマっています。マイブームです。マイブーム、ハヤえもん。
というわけで、今回はハヤえもんがどんなアプリなのか解説を交えつつ、私がいかにしてハヤえもんにハマっていったか、ツイッターの投稿を順に追って振り返っていきたいと思います。
ファーストコンタクトで涙を流す
私が一番最初にハヤえもんについて言及したツイートがこちら。
なんかどっかのタイミングでTLにアプリの「アップデート文」のキャプチャが流れてきたんですね。AppStoreのアップデートメニューに、アプリごとの「新機能」って項目があるんですけど、それがこの時の『365日の記念日』でした。アプリ自体の更新部分とはめちゃくちゃ関係ない上、めちゃくちゃ長い。こんなの見たことない。ってことで、完全にホイホイされました。
もともと、面白そうなアプリがないかなーと探していたんです。それでまあ「まさかの展開」とか言ってツイートではごまかしてますが、完全にこの『365日の記念日』を読んで涙を流しています。これは創作なのですが、開発者さんのブログでも公開されていて誰でも読むことができます。
それで一番最初にこのツイートをしたところ、開発者さんからリツイートされて、フォローされました。自分も面白い人だなあと思ってフォロー返ししたんです。
その最初のツイートから三日後のこと。アップデート文すごいなと思っていたら、開発者さんからまさかの「書籍化」宣言。
なにそれ?アップデート履歴の書籍化?聞いたことないわ。面白い。と思っちゃったんですね私は。ファーストコンタクトはこんな感じです。
ハヤえもんで「くるり」のキー上げ祭り
もともと面白そうなアプリを探していた身でしたが、なんでかっていうと、当時私は自宅療養中で、仕事を辞めて日々家から動けないけど面白いものを探そうみたいな感じで、カラオケアプリの「Sing!」ってやつを入れて歌ってみたりしてたんですね。でもカラオケって好きな楽曲でもキーが合わないとなかなか歌えないじゃないですか。ましてや私はくるりの曲が好きなんですけど、まあ見事にキーが合わない、低くて歌えない曲が多いんです。そこでようやく正しい「ハヤえもん」の使い方をご紹介します。
はい。完全に一人祭り状態です。この時、完全にテンションが振り切れました。
解説不要かもしれないんですが、ハヤえもんでは好きな曲の音程や速度を変えて再生することができます。そこでカラオケで歌いにくかった「くるり」の曲のキーを上げてみたんですね。そしたら自分が歌うんじゃなくて、くるりのボーカル岸田さんの声がめっちゃ可愛くなってしまったことで悶絶しました。そして、耳が完全に癒されて浄化されました。ありがとう、ハヤえもん。ありがとう、くるり。
「ハヤえもん」というアプリ名についてイジりだす
開発者さんをフォローしていたので、ある時こんなツイートが目にとまりました。
なるほどね、ハヤえもんはWindows版が最初にあったのかー。いや待って。下の2つ何?ってなりますよね。一番下はここでは触れないことにしますが、この3番目の「おとったん」が何かと言いますと、私がハヤえもんに出会う前に開発者さんがこんなエントリーを書いていたんですね。
「おとったんと呼ばないで!」 ハヤえもんがiPad横画面に対応しました。 – 聞々ハヤえもん開発者ブログ
それから3年。今、1人目も2人目もぼくのことを同じ呼び方で呼んでいます。なんて呼んでるかと言うと、「おとったん」です。一体、なぜこうなったのか。ぼくにはサッパリわかりません。途中まで順調に「父ちゃん」という呼び方に導けていたと思うんですけど、気づいたら、「おとったん」になってしまいました。
どうやら開発者さん、お子さんに「おとったん」と呼ばれているらしい。
それがめちゃくちゃ面白くて、この投票のリプライでハジけだす私。
痛すぎて今書いていて泣きそうな上にめちゃくちゃ失礼な奴ですよね。すいません…。
しかしその後も名称について話題に出ると…
こんな失礼な発言をしていますね。本当にごめんなさい。
「ハヤえもん」に対する熱量がどんどん上がってきた
しかし単純に開発者さんをイジりたいとか絡みたいとかそういう欲求に支配されていたわけではないんです。自分なりに真面目にハヤえもんのことを考えていたんですね。その時のツイートがこちら。
えー、実はnoteの前回エントリーで「三種の神器」とかいう好きな家電製品を紹介する備忘録的なのを書いたのですが、その時に本当は「iPhone買ったら絶対入れるべきアプリ10選」みたいなのを書くつもりでした。
もうこの時点でハヤえもんに対する熱量が大きすぎて、多分他のアプリを紹介しきれないだろうと思っていました。自分の中で、もう他のアプリとは比較にならないぐらいのウェイトを占めていたんです。
そしてAppStoreの仕様が変わり、今までユーザーからの一方通行だったレビュー欄に、開発者からレスポンスがつけられるようになったとのことで…
早速レビューに書き込みました。しかし「とにかく投稿しよう」と気持ちが焦って無味無臭なコメントに。アホなのか私は。
すると今度は冒頭で触れた書籍化の話になり、
マジだ、と思った私。
それで、何かハヤえもんに対してお返しができないかとすでに考えていた私は、校正チェックとかできないかなー、と思ったんです。
ボソッと呟いたら、
ちゃんと拾ってくれました。
この時私は、あー、なるほどね。と、そう思いました。じゃあそれにツッコミを入れる読者をやればいいわけね、と思ったわけです。もう完全に巻き込まれようと。そう思いました。
そしてこんな比較まで載せ始めます。マイブーム、ハヤえもん。マイブーム…なのかこれは?
広告消しキャンペーン企画
そしてついに歴史は動いたのです。
開発者さんが、SNSでハヤえもんを紹介してくれた人に「アプリ内広告」を消す機能を無料でプレゼントしてくれるという企画。これは私のためにある企画かな?と思いました。もうすぐに書きました。
喜びのツイート。
それを1分で拾われる驚異のエゴサーチ。ていうかそれで応募判定でいいのか!?
せっかくなのでちゃんと書こうとしたけど、うっかりなのかなんなのかリンクも貼ってません。
そしたら今度は2エントリー目の文字が。複数エントリーが可能????もうよくわからないです。
抽選にもかかわらず「主観」!?謎すぎるでしょこの企画!
こうしてどんどん開発者さんの策略にハマっていくのです…。
ハヤえもんの新機能「歌詞表示」についてこんなツイートをしたところ…
どうやって歌詞を入れたらいいのか教えてくれたりして
もはや神に思えてきました。
しかもそれが
マメにエントリーされていってしまう。
尊敬したり。
ピュアな気持ちになってきたり。そしてそれらがマメに開発者さんからエントリーされていき、ついには
もう開発者さんも私が何回エントリーしたのか把握しきれない事態に。すみません。
そんな感じで、キャンペーンを楽しもうと思っていました。この時までは。
アップデート履歴の電子書籍の配信
そしてこの広告消しキャンペーンの最中、ついにハヤえもんのアップデート履歴の電子書籍が配信されたのですが、私が一番最初に目にしたのはプロモーションではなく、開発者さんのこのツイートでした。
アンチってやつです。読まないでレビュー欄に最低なコメントを残すやつですね。これを先に見てしまったがために、私の心に火がつきました。なんなのマジで。こういうことしてて楽しいの?
とにかく読んで自分もレビュー欄に書き込もう、と決めました。
校正チェック祭りに、
ただの感想。
そしてまた校正チェック。とりあえず一通り読み終えたので、私は負けじとレビューを書いたんですね。それでも悔しい気持ちがどうしても収まらなくて。
それ以外にも相当タイムラインを荒らした感じです。すみません。
でも自分でも、「ハヤえもん」ひとつで、こんな風に泣いたり、笑ったり、怒りがこみ上げてくるなんて思いもしませんでした。自分自身でさえ、この感情がなんなのか全くわかっていませんでした。
その後も、とりあえずキャンペーン参加のためになのかなんなのかわからないまま、ひたすら褒めちぎっていくスタイル。こうして6月のキャンペーン応募は幕を閉じました。
ハヤえもんから広告が消えた日
6月のキャンペーンが締め切られて、ついに結果が発表されました。
当選おめでとうございます! 厳正なる審査の結果、6月の当選者はうめぼしさんに決定致しました! 選考理由は、「ハヤえもんに対する愛情を深く感じた為」です。
私はキャンペーンに当選しました。当選しましたが、そこにあった選考理由に私は驚かされました。「愛」。この時は私は初めて自分に芽生えていた感情に気付かされました。それを人は「愛」と呼ぶらしいです。そうだったのか。愛。
ひたすらありがたがる私。めでたい。
「ハヤえもん」というアプリひとつで、こんなに生きるのが楽しくなるなんて思わなかったです。正直、TLを見ている方からすればやかましかったかもしれません。なんか知らんが一人で盛り上がってるぞ、脳みそ沸いてるぞ、そんな具合に、ミュートされたかもしれません。でも、そんなことはもうどうでも良くなりました。私は去年の秋から、自宅療養をしていました。人よりも体調を崩しやすくて、なんで自分はこんななんだろうって、ずっとこうだったらどうしようって思いながら。でも、家にいても、ずーっと楽しめるんです。具合の悪いのが、嘘みたいにどっかへ行くんですね。インターネットってすごいですね。変な通販番組みたいな言い回しになってますけど、本当に感動しています。ありがとう、インターネットとその生みの親、ティム=バーナーズ=リー。ありがとう、ハヤえもんとその生みの親、山内良太さん。
そしてこの話には、まだ続きがあります。十分に長いんですけど、まだ書きます。次回に続くってやつです。どうぞ、よろしくお願いします。
Ryota Yamauchi「ハヤえもん」https://appsto.re/jp/IeLXQ.i