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ダウンタウンはやっぱり歌ネタの名手

最近、YouTubeの「東映シアターオンライン」チャンネルで、中編映画『ビューティ・ペア 真赤な青春』(1977、内藤誠)を見た。ビューティ・ペアはリアルタイムでないけれど、古きよき日本、古きよき女子プロレスという感じの映画でした。

東映シアターオンラインチャンネルはこちら(上記作品は期間限定)
 
60分程度と冗長でなく、序盤と終盤にそれぞれブラック・ペアとの三本勝負を見せるとシンプルな展開。ビューティ・ペア自体は、巡業で年間300試合ぐらいしていた多忙なころだろうし、大した演技はしていない。
 
が、脇を渋い俳優が固めることで映画として見られるものとなっている。大映ドラマみたいね。ちなみに、ジャッキー佐藤さんはすでに鬼籍に入られ、マキ上田さんは先ごろブル中野さんのYouTubeチャンネルに出ていました(ジャガー横田さんの独壇場でしたが)。

ブル中野のぶるちゃんねるBULLCHANNELはこちら
 
このビューティ・ペアのヒット曲といえば、「かけめぐる青春」ですね。映画を観ながら、「あれ、なんで松ちゃんはこの歌を『ごっつ』でコントにしていたんだろう?」という疑問がムクムク湧いてきた。そう、私は『ごっつええ感じ』でこの歌を知ったのだ。

 
松本・今田のコンビで、べつだん凝ってもいないシンプルなコントけれども、今思い返しても、何でもの歌だったんだろう?と思ってしまう。もちろん、容姿や歌い方にはかなりディスったようなデフォルメが入っているが。
 
ガーってプロレスみたいな荒っぽいことをして、そのあとでいきなりまじめに歌い出す、みたいな、急な変化が面白いのかな? なんというか、歌のチョイスが絶妙なんですよね。
 
ビューティ・ペアが流行ったころって、中学生ぐらいだったんかな、ダウンタウンのお二人は。で、あとで振り返って、「あれおもろいな」となったのかしら。

でも、なんで今それをわざわざ選ぶの、ということが本当に多い。Mr. BATERのザ・ダッシュの歌にしてもね。やっぱりダウンタウンは歌ネタの名手ですね~。彼らの歌ネタはまだまだある。これからじっくり掘り返していこう。

あ、あと、プロレス映画の最高傑作は、だれがなんといってもロバート・アルドリッチの『カリフォルニア・ドールズ』です。では、また次回。(梅)


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