誰かに言われた大切な言葉-DAY27-
こんにちは!えりかです。
日々いろんな言葉に救われて、
自分が辛い時ほど
言葉をくださる方が現れて
立ち上がれる
私が本当に感謝してるのは
言葉ではなく、その方に会えたことかも。
大学2回生ぐらいだったか
アトピーにすごく悩まされてた時があった
アトピーのひどい箇所が顔で
大学生といえば、アルバイトでお給料もあって
メイクやファッションなど
自分の好きなものに使えて
大学ではきらびやかな学生生活があって
サークルなどで交友関係も楽しんで
そんな時だったのに
アトピーで顔が真っ赤だった。
メイクもろくに出来ず、
いつも顔は熱をもってるぐらい赤かった。
人と話すのも
外に出るのも次第に嫌になって
大学では交友関係を一切持たず
一人だった
アルバイトは衣類のレジをしていたけど
レジに来るお客さんの中には
"女の子なのに可哀想に"
そんな言葉をかける人もいて
嫌な気はしないけど
わたしは可哀想な子なのかと悲しくはなるよね
接客業も嫌になり、1ヶ月ほどだったか
休みをもらった
でも、よくなることもなく
もうどうでもよくなり
アルバイトには復帰
大学生活も静かにこなしていった
アトピーは
幼い時から少しあったけど
高校生で顔に出始めて、
周りがおしゃれで可愛い子ばかりだったから泣くことが増え、寄り道もせず、学校に行くだけの生活になった
大学生になってからのアトピーは今までと比べ物にならない強い赤みで
すれ違う人みんながこっちを見てた
そんな時間を過ごし、キレイな顔になること、メイクすること全てを諦めて
アルバイトをしてる日の出来事
レジに一人のおじいさんが来た
その日は不思議と
他にお客さんが少ない夜だった
その人は
色白で素敵な綺麗な笑顔のおじいさんで
ニコニコとこちらを見てた
レジに商品を持ってきたのだったか
お会計をしてると
そのおじいさんは小さな棒を出すと
自分の首に当てて
話し始めた
私はよくわからなかった
おじいさんは説明してくれた
"自分は交通事故で声を失った。
今はこの棒を首に当てないと話せないのだ"と言って首を見せてくれた
首には大きな穴が空いていて
空気が漏れる音がしていた気がする
それでもおじいさんはニコニコ笑いながら
自分は幸せなんだと話してくれた
わたしにはそのおじいさんが天使に見えた
わたしはアトピーで顔が真っ赤なことを恥ずかしく思って生きてきた
でももっと大変な人はたくさんいて、
でもその人たちは自分を不幸だとは思ってなくて命あることに感謝して生きてることを知った
自分の悩みがちっぽけに感じて
すっと体が軽くなった
わたしはその日から
自分の容姿について
重く捉えずに前を向こうと思えた
それから
何がどうしてか覚えてないけど
次第に綺麗になって
今はメイクもオシャレもできて
会社ではちょっとしたモデル業をさせてもらえるまでになった
わたしはなんでも深く重く捉えすぎて
この世の終わりのように落ち込むところがあるからいけないね
この日のことを忘れずにいたつもりだったけど長く忘れてた
このブログ日記のお題のおかげで
思い出せました
感謝しかないあの日の出会い