ワーホリ帰国者にシェアしたい、TransferWise利用でいちばんお得にカナダドルを日本へ送金する方法(私のプチ失敗談付き)
こんにちは。うめ組ランジェリーです。
カナダ・バンクーバーでのワーホリ生活1年間を終えて、先日帰国したわたし。帰国時に迷うことと言えば、余ったカナダドルをどう換金するか?について。旅行であれば、使い切って帰る!が定番ですが、ワーホリでは結構な金額をカナダの銀行口座に貯めることができた方もいると思います。
今回は私のリアルな失敗談も含めて、帰国時に、カナダドルから日本円に換金するいちばんお得な方法についてシェアします。結論を先にお伝えしておくと、TransferWiseを使う方法が為替レートはいちばん良いということと、TransferWiseを利用する上での注意点(3つ)があります。
カナダドル→日本円へ換金する方法について
まずは換金方法について、以下5つの方法の紹介と、$1,000換金した場合の比較をしてみます。
①YVR空港で日本円に換金する
②バンクーバーの街中で日本円に換金する
③銀行にて、口座クローズの手続きと共に日本円へ換金してもらう
④カナダドルのまま持ち帰り、日本で換金する
⑤TransferWiseで送金する
⑤がいちばん為替レートは良く、実際に私が換金したのもこの方法です。が、少し面倒なところもあるのでそういったデメリットも含め、どの換金方法が良いかを検討するための参考にしてもらえたら幸いです。TransfeWiseの情報のみ知りたい方は、①〜④はすっ飛ばして問題ないので目次から飛んでください:D 最後に手数料が1回無料になる招待コードも貼っておきます。
①YVR空港で日本円に換金する
いちばん簡単なのはこの方法だと思います。銀行口座クローズの手続きと共に、口座に残っているカナダドルをすべて現金で引き出し、帰りに空港で日本円に換金する、という方法。
ただご存知の通り、空港はレートがあまり良くないです。9/15AM時点でのレートを確認すると、以下画像の通り。$1,000を換金する想定だと、CAD1,000=75,701.832円となります。
尚且つ、YVRの両替所が高額での日本円への換金に対応しているのかどうか?私は試したことがないのでハテナです(誰か知ってる方いたらコメントください…!)。特に今はコロナの影響で、私が帰国した日はYVRは驚くほど閑散としていました。そのような状況で両替所がどれだけ機能しているか?? は疑問です。
②バンクーバーの街中で日本円に換金する(VBCEを利用する)
空港や銀行はレートが良くないので、街中でレートの良い両替所を探して日本円に換金する、という方法をとる人は多いと思います。ネットで調べると、「VBCE」というところがレートが良いという情報が多数出てきます。(参考:【カナダに来る前に必ず見ておきたい】お得に両替するなら迷わずココ!バンクーバー最大手の外貨両替専門店「VBCE」)
VBCEの現在のレートを調べてみると、1JPY=0.012753CAD。$1,000を換金する想定だと、CAD1,000=78,412.92円となります。①と比較すると、2,700円ほど差が出てきます。
上記ライフバンクーバー さんの記事によると、電話予約すると良いレートを確保できるらしいですし、そもそも高額の換金(カナダドル→日本円)が可能かどうかも、行く前に念のため確認しておいた方が良いと思います。
他にもレートの良い両替所はあるのかもしれませんが、街中の両替所を巡り歩くのはちょっと面倒ですし、カナダドル→日本円への換金は高額だと不可のところも多いかと思います。
③銀行にて、口座クローズの手続きと共に日本円へ換金してもらう
次は、わたしが口座クローズの手続きについてCIBCの支店に相談しに行った際、銀行員さんに勧められた方法。
おそらく小切手のような形で日本に持ち帰り、日本の銀行でそのまま口座に落とせるという説明だったのですが(曖昧ですみません)、換金レートが悪かったので却下($1=77円ぐらいでした)。また、CIBCではプラス手数料が$7かかるとのこと。それでも、日本で換金するより良いレートですし、カナダドルをすべて引き出して日本円へ換金する、という手間を省きたい人は手っ取り早くて良いかと思います。
これは直接関係ないのですが、、私の家の近くのCIBCは銀行員さんの態度がどことなく高圧的で好きではなく、ストレスを感じがちでした…(後述しますが、ダウンタウンにある別の支店では親切かつ非常にスムーズに進めてくれて、最初からこっちの支店にくれば良かった!!と激しく思った)
④カナダドルのまま持ち帰り、日本で換金する
これはレートが最も低いと思われるので、あまりやる人はいないと思います。試しに成田空港内にある両替所、GPAのサイトで本日のレートを確認してみたところ…、安すぎて悲しくなるレートでした。5ドル札以下のコインは換金できないのも悲しい。$1,000を換金する想定だと、CAD1,000=71,900円を受け取れる。
⑤TransferWiseで送金する
ようやくきました。いちばんお得なレートで換金できる方法が、TransferWiseを使う方法です。私もこの方法で送金したのですが、ちょっと面倒だったこと、失敗したことが幾つかあるので「3つの注意点」として合わせてシェアします。
まずはどれだけお得なのかというと、本日のレートをサイトからチェック。$1,000を換金する想定だと、CAD1,000=78,967円を受け取れます。微々たる差ではありますがどの方法よりもレートが良いし、他の方法と違ってWeb上で完結できるところがGood◎
TransferWiseを利用する上で注意すること①
ここからは私の経験談も含め、実際TransferWiseを利用してみて分かった注意すべき点を3つほど紹介します。
1つ目は、認証方法について。海外から送金をするためきちんとした認証が必須なのは当然なのですが、カナダ→日本の銀行に送金するには、2つのドキュメントが必要になります。
1つ目は本人確認書類。氏名、生年月日等が分かる身分証明書。最新のパスポートや免許証、BCIDなど。スマホで写メでokです。
2つ目は現住所を証明するための書類。公共料金の請求書(ケータイ料金の請求書はNG)や、もしくは銀行口座と紐づいているものが必要でした。私はCIBCのクレジットカードの請求書を毎月郵送で受け取っていたので、ドキュメント全体(銀行口座の情報と住所が記載されている欄もきちんと写るように)をこちらもスマホで撮って申請しました。
が、ここからが注意!私はこれらの認証を、TransferWiseにアカウントを作成した際(実際に送金する前の数ヶ月前)に行っていたのですが、実際の送金をした際に、サイト上で送金手続きが完了した後に「ドキュメントが不十分のためお金を受け取れません」というメールが後日届いた。なんで送金完了する前にエラーにならなかったんや!と突っ込みたくなりました(涙)。
調べてみると、現住所確認書類は1ヶ月以上古いものはNGとのことで、最新(1ヶ月以内の)証明書類を再提出する必要があるようでした。幸い、直近のクレジット請求書が手元にあり、再提出したところ認証okとのメールが2,3日後に届いたので安心しましたが、NGの理由が他の理由かもしれない(メールにはそこまで書いてない)、これでダメだったらどうしようと焦りました…。もちろんNGであれば返金はされますが、CIBCから送金した際にかかった手数料$30(※あとで説明します)はムダになってしまうため。
ということで1つ目の注意点は、現住所証明書類は、必ず送金手続きをする日の1ヶ月以内のものを提出する必要がある、という点です。
TransferWiseを利用する上で注意すること②
2つ目は、TransferWiseへの送金方法について。サイトを見ると分かる通り、いくつか選択肢があり、それぞれ手数料が異なります。
結論から言うと、「Direct debit」がおすすめ。現状ではこのDirect debitがデフォルトで選択されるようになっており、かつ手数料の表記も、送金方法別の手数料+「Our fee」=「Total fee」という形で表記されているので非常に分かりやすいのですが、私が送金手続きした際はUIが現状と少し違っていました。
デフォルトで「Domestic wire transfer」が選択されるようになっており、詳細も最初の遷移画面ではトータルでしか表示されていなかった。手数料もいちばん安いし、e-transferで送金できるならそれがいちばん楽だろうと思い、Domestic wire transferを選択した結果、これが大失敗。
e-transferというのが、送金方法としてカナダではとてもポピュラーな方法で、友達同士でも、何かの支払いの際にもよく使われます。メールアドレスもしくは会社名などで相手を検索して送金できるとても便利なものなのですが、今回送金しなければならないTransferWiseの社名で検索しても出てない。CIBCのサイトで調べると、その場合は支店で手続きする必要があるとのことだったので仕方なく支店に行くと、銀行での手続きの手数料として$30かかってしまったんです。がーん…。
手続きを中止することもできましたが、$30の手数料を含めてもその時点で最も換金レートが良かった(TransferWiseで送金処理をしたい際のレートが81円以上、銀行に行った時のレートは80円以下に落ちてしまっていたため)ので、結局$30を支払って送金処理をしてもらいましたが、③でも書きましたが銀行員さんの態度がやや高圧的、かつ処理に時間がかかってストレスでした。
2つ目の注意点についてまとめると、送金方法は「Direct debit」を選ぶこと!もしくは、「Bill payment」で支払えるならそっちの方が手数料も安いのでベストです。残念ながらCIBCは対象外でした。
私はその後、「Direct debit」も試してみましたが、Web上で銀行のアカウント情報で認証を行い、送金完了することができました。ただし、TransferWise側がお金を受け取るまで3〜5日かかるので、帰国前日などではなく早めの処理が必要です!私はここでもう一つ失敗しました…。
TransferWiseを利用する上で注意すること③
勘の良い方はお気づきかと思いますが笑、私はTransferWiseを利用して送金処理をするのが帰国直前すぎました。為替レート予想を日々チェックしていて、8月後半以降カナダドルが上昇傾向にあったので、帰国ギリギリまで待ってしまったのです。
その結果、TransferWiseでの送金処理が帰国日にもまだ完了していない状態。
もしもこの状態で銀行口座を閉じて帰国してしまったら、万が一何らかの問題があり送金が完了しなかった場合、返金先の口座がないためそのお金は宙に浮いてしまうことになります。そんなトラブルは絶対に避けたいところ。
CIBCの公式サイトによると、銀行口座のクローズ方法は支店に行って直接手続きをするか、電話でも可能とのこと。でも、日本から電話するとなると国際通話料金がかかりそうだし、そもそも電話自体がとても繋がりにくいCIBCのカスタマーサービス、ちゃんとクローズできるのか心配…。
先述した家の近くのCIBCで、「日本帰国後に口座をクローズするにはどうしたら良いか」を尋ねた際は、電話でも可能だが、そもそもなんでここで口座を閉じていかないのか根掘り葉掘り質問され、銀行の為替レートを提示されてここで換金せよと勧められ、高圧的に感じられてストレスにしかならなかったのですが、最後にダメもとで別の支店(ダウンタウン)に行き、口座を今すぐ閉じれない理由と、帰国後に電話以外で口座をクローズする方法がないか、同じことを聞いてみた。
すると、少し待たされた後(他の行員にも何かを聞きに行っていた模様)、まず送金手続きに失敗した場合に日本からCIBCの口座にあるお金を引き出す方法と、その後口座を閉じる方法として署名付きの手紙とパスポートのコピーを自分宛に送ってくれたら処理をする、と紙に手順を書いて教えてくれた。さらには、念のため私の口座が日本から引き出しが可能か調べてくれて、アカウントがロックされていたらしく解除の手続きまでしてくれた。
神対応とはこのこと。本当に、ありがたかった……。名前は公開できないけれど、CIBCのTELUS Garden Banking Center支店にいるアラブ系っぽい顔のジェントルマン!You saved my life!
日本に帰国後、無事にTransferWiseの処理が完了して日本の銀行口座にお金が振り込まれているのを確認したあと、もらった名刺から上記の行員さん宛にメールで口座クローズのリクエストを送りました。
【おまけ】TransferWiseの送金手数料が無料になる、お得な招待コード
これからTransferWiseを使ってみようかな〜という人向けに、わたしのアカウントからの招待コード貼っておくので良ければぜひご活用ください:D
上記のURLから新規アカウント登録すると、¥75,000までの海外送金にかかる手数料が1回無料になるそうなのでなかなかお得(私も誰かに招待してもらって登録すれば良かった、、!)。ちゃんと送金ができるかどうか不安な方も、手数料が無料なので一度低い金額で試してみると、帰国時にも安心して送金手続きができると思います。
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以上!予想以上に長くなってしまいましたが;、私のリアルな失敗談付きのカナダドルの換金方法、どなたかの役に立てば幸いです。
※上記はすべて、私個人が経験した&現時点での情報です!正しい最新情報は、ご自身で必ず調べてくださいね。