Chapters、始めました
突然ですが、Chaptersを始めました。
森本萌乃さんが創業した、オンライン選書サービスである。
きっかけはRehackの「なぜ会社辞めたんですか」で、高橋さんとのインタビュー対談がとても面白くて、萌乃さんという人物にもChaptersにもとても惹かれた。
動機が「本を読む人を増やしたい」「本を売りたい」ではなく、「もっと皆に恋してほしい」で、そこからオンライン選書×マッチングサービスを作ったのが秀逸だなあ〜と思った。
本来売りたいもの×多くの人が持っているニーズを掛け合わせて市場の拡大につながる設計ができていて、かつちゃんとWin-winなサービスになっているのがすごい。
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10月から始めたので、12月で3冊目の本が届いた。これまでに届いた本はこちら。
10月。宮下奈都さんの『太陽のパスタ、豆のスープ』。ライトに読める小説だけど、男性はなかなか共感しづらいかもなあ〜と思いながら読んだ。
11月。千早茜さんの『透明な夜の香り』。はじめてこの著者の本を読んだのだけど、とても好きな世界観だった。続編の『赤い月の香り』も購入して読んだ。
12月。小原晩さんのエッセイ、『これが生活なのかしらん』。エッセイ好きな私としてはとてもおもしろかった。僕マリさんとは違う、軽さとエモさがある。内容と関係ないけれど装丁も美しくて好き。
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始めてみて分かったのは、
「タイトルの分からないまま自分で選んだ本が毎月届く」という体験自体がとてもワクワクして、毎月の大きな楽しみになっている。
選書サービスというのは他にもあるけれど、もっとパーソナライズ化されていて「自分のために選書された本」が届くというのが主流な気がする。
私はそこにあまり興味がなくて、なぜかというと自分の好みは自分がいちばん知っているし、そもそも本というのは「選ぶ」というところに最大の楽しさがあると思っている。
その意味で、Chaptersのタイトルの隠された3冊の本がビジュアルと言葉で表現されていて、その3つから1つを選ぶ、というのがちょうど良い。
「今月の本を発送しました!」というメールが届くと、毎日ポストをのぞいてはまだかな?まだかな?と心待ちにしている。
個人的には、オンライン選書サービスのとしての満足度は星5つ!なので、当分の間は楽しみ続けると思う。
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では、マッチングサービスとして使用した場合の満足度はどうか?というと、結論、特に不満はない。というか、大して「出会える」に期待していないのだ。
めちゃくちゃ出会いを求めている人は他のマッチングサービスを使うだろうし、私のような恋人探しにあまりやる気がない勢(もちろん相手は欲しいのだけど、そこにたっぷり時間と労力を投下する気力やモチベーションがない)が多く登録しているものと思われる。
恋人あり・既婚の人はマッチング機能を使わず純粋なオンライン選書サービスとしても使えるので、会員数が2千人として、そのうちの2割が既婚や恋人あり、6~7割の会員が女性(推測)だとして、うち同じ地域に住んでいる男性に絞り込むならば・・・
2000×0.8×0.4×0.4=256人
東京在住の男性は数百人と、かなり少ないのではないかと思う。
それでも、「期待していない」といいながらきちんと毎月1回のアペロ(同じ本を選んだ人の中からランダムにマッチングされた相手と、20分間のオンライン通話ができる)には参加している。
これまで2回、オンラインで話したのは、東京在住の20代後半の男性と40代前半の男性。どちらの方も良い人でした。連絡先交換はしなかった。
連絡先交換は、この人ともう一度話したい(さもなくば後悔するかも)と思うような人だけで良いと決めている。
次に繋がることがなくても、本の話を初対面の人と気軽にできるということだけで結構楽しんでいる。
本好きに悪い人はいないって言うしね。。!
これで本当に良き出会いまで見つかったら、大変だ。サービスの満足度星5つどころか神様!ぐらいになって一生サブスクやめれないんじゃないか…とすら思う。