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海外から見た「日本のブラ」のイメージって? #ランジェリーニュースVol.3
こんにちは。うめ組ランジェリーです。
前回のVol.2から、気がついたらもう1週間。本当に、"Time flies"とはこのこと…!日本はまだまだ残暑厳しい時期かと思いますが、バンクーバーはすっかり日も短くなってきて、夕方の肌寒さに秋の訪れをひしひしと感じています。
実は1ヶ月ほど前に家族にも相談して帰国日を決めたのですが、その後しばらく帰りたくないなあと思っていたのが、秋の空気を感じ始めたら急に「一旦帰国するのも悪くないか」と思うようになった。季節同様、人の気持ちというものは何と移ろいやすいものか。笑
さて今回も、下着にまつわるあれこれについて海外ソースを交えつつお届けします🙌Vol.1、2は主に海外ブランドの話でしたが、今回は、「海外の人から見た日本のランジェリーブランドの評判」ってどうなんだろう?と気になって調べてみました。
日本の下着は小さすぎ?
「Japanese lingerie review」で検索してみると、予想通り(?)日本の下着は「サイズが小さい」との口コミがちらほら…。動画検索でトップにヒットしたのが、以下のカナダ出身で日本に移住している人気Youtuber・Sharlaさんの動画(※2015年なのでちょっと古いのですが)。
ちなみに彼女のチャネルは、最新の動画も含め基本的に音声=英語で日本語字幕もあるので、英語の勉強にも👌。日本に移住したカナダ人のリアルが知れて面白い。かつカナディアンの英語は、イギリス英語やアメリカ英語に比べてやっぱり抜群に聞きやすいと思います…!
動画の最初の方で、Sharalaさんが「日本のCカップはカナダでいうところのFカップ」と言っているのですが、これはちょっと?です。ブランドによってサイズやフィット感が多少異なるのは確かですが、私はカナダで購入した下着は日本で購入していたのと同じカップサイズでした。(逆に小さいカップを試着したら合わなかった…)
2015年の動画なので、過去にはそんなこともあったのかも?いずれにせよ、ブランド毎にサイズ表があると思うので、それを参考に自分のサイズをきちんとメジャーで測ってみるのがいちばん間違いないと思います。
動画で紹介されていたブランド、『petit cherry』についても調べてみました。"日本のブラが小さすぎて合うものがない"とお悩みのSharlaさんに商品レビューを依頼したということは、グラマーさん向けのカナダブランドかな?と思いきや、意外。香港発の小さめバストさん向けのブランドでした。たしかにブランド名も、"プチチェリー"。サイトを見てみると、サイズ展開はA〜D。デザインによってはA-Bカップのみというのも多数ある。
動画のコメント欄には、
I got so excited because all Petite Cherry's stuff seems super cute, but they don't carry my band size (30) nor my cup size (F). ;~;
「私のサイズなかったよ〜(泣)」みたいなコメントもしばしば。そりゃそうなるよね…。Sharalaさんも受け取ったブラのサイズについては触れてないし、ブランド側はどういう意図で商品レビュー依頼したんでしょう。。さらに深まる疑惑、ブランドの公式インスタグラムおよびピンタレストのアカウントに「Japanese lingerie」との記載が。
あれ、日本のブランドなんだっけ?と混乱して再度調べてみるものの、どう見ても香港の会社。サイトの隅々をよーく見てみると、サイト最下部に小さな文字で、「Japanese-style bras and panties」との記載を発見しました↓分かりづらい(笑)!
気を取り直して…、サイトの"ABOUT US"ページを見てみると、創業者自身の実体験と思われる話があります。胸が小さいことに対するコンプレックスから、それを受け入れて自分自身をどう愛せるようになったかについて書かれており、これにはとても共感できました。うつ伏せで眠れる,胸の揺れに悩まされることなく走れる,etc …そのアドバンテージをばっちり生かしている私も、ランニングはライフスタイルの一部。笑
それにしても、"Japanese style bra"=プッシュアップ(パッド入りで、胸を寄せて大きく見せるタイプのブラ)、サイズの小さな可愛いブラ、と表現しているこのブランドはなかなか衝撃的でした。
"ファンシー"で、プッシュアップブラ"な日本のランジェリーのイメージ
もう一つ、検索結果トップにヒットした記事も紹介しておきます。私もちょこちょこ見ているThe Lingerie Addictというランジェリー専門ブログメディアで、Quinne Myersさんによる日本のブラに関するコラム+白鳩の商品レビューです。
QuinneさんはNY・ブルックリン在住の"multi-passionate visual creator"で、イラストを描いたり書きものをしたり、さまざまなデザインも手がけているそうですが、彼女のインスタグラムを見ると世界観が一目瞭然。ピンクや白、ふわふわしたフェアリーなものでいっぱい!
(写真:Instagramアカウント@itsquinne より)
彼女が日本のランジェリーに恋する理由がよくわかる気がします。海外の下着は、カワイイよりもセクシーなものが多いし、デザインやカラーはシンプルなものがメイン。日本の下着によく見る、たっぷりのフリルがついたものや何色ものフラワープリントが施されたファンシーなデザインはなかなかありません。
かつてQuinneさんが主に日本のランジェリーを購入していたのは、NYにあるKaori's Closet Tokyoというお店だったそうですが、2014年に閉店しています。その後なかなか良いECサイトを見つけられずにいたところ、今回購入してみて大満足、と紹介しているのが白鳩(京都の老舗ランジェリーEC)のサイト。
彼女が購入したのは、以下のボディレスキューという脇高ブラ、アンティークローズのデザイン。補正下着でバストメイクの目的が強いものですが、彼女のお気に入りポイントは、そのファンシーなデザインと驚きの低価格(US$26)。
カップの形については、"日本のほとんどのブラと同様に、胸を前方に押し出すことを目的としたもの"であることを説明していますが、彼女のようにグラマーサイズの女性も問題なく美しく着こなせると証明しています。実際、私の体は"レスキュー"する必要ないでしょ?と、ブランドの本来の売りである補正機能については気にもかけていないよう。
Quinneさんのようなグラマーな女性に限らず、"プッシュアップブラは古い"という雰囲気すらある海外の人にとっては、日本のブラの魅力は可愛らしいデザインにありそうです。
***
まとめ
他にもいくつか海外の方が日本の下着をレビューしている動画を見たのですが、どの動画でも同じように、
・小さなサイズ展開がメイン
・分厚いパッドが入ったプッシュアップブラが多い
・デザインがファンシーなものが多い
ということが紹介されていました。日本のブラというと、そのようなイメージを持つ方がかなり多いのだと思います。
日本の下着・海外の下着、それぞれ素敵なところがありますが、個人的には日本の"機能性"を追求したブラのクオリティの高さはやっぱりすごいな、と思います。バストの寄せ上げ機能もどんどん上がっているし、着心地の良さの追求もとことん。海外のブランドも機能性の追求という部分がないわけではないけれど、それよりも新しいブランドでは、エシカルの追求を訴求するブランドが多い印象です。エシカルであることはファッションブランドとして当然でもあり、そこにプラスαの何かがあるブランドが多くの女性の支持を得ているように感じます。
Twitter:@relyme_lingerie
Instagram:@umegumi_lingerie
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![Megumi Togano | アンノットアンディーズ](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/133295816/profile_9beaa5c4c5f66b8b0b19752d133b1c48.png?width=600&crop=1:1,smart)