Webアプリケーションのアクセシビリティとショートカットキー

昨日 Office365 を触っていたら、Sway というアプリがあるのに気が付いた。WordやPowerPointなどの主要なアプリしか使ってこなかったので、その存在は全く知らなかった。SwayはWebアプリケーションとして作られているようで、ブラウザを使って操作する。少し操作してみた。何に使うものかわからない。WordとPowerPointの間くらいのリッチコンテンツエディターみたいなものに見える。特に用途がわからないので、すぐに飽きてきてしまい、やめてしまった。

でも、ちょっと気になってこれのアクセシビリティってどうなってんだろう、マイクロソフトなんだから何か考えているのかもしれないなと思って調べてみると、このページが見つかった。

Sway のユーザー補助機能
https://support.microsoft.com/ja-jp/office/sway-%E3%81%AE%E3%83%A6%E3%83%BC%E3%82%B6%E3%83%BC%E8%A3%9C%E5%8A%A9%E6%A9%9F%E8%83%BD-536c615e-14fc-4689-b816-c79442748a73

たしかに、TABキーで項目間を移動できるけど、どうもそれだけではだめみたい。あ！ページの下部に「Sway のショートカット キー」ってのがあるじゃないですか。Alt + Shift + V でユーザ補助モードになると書いてある。ってわけでやってみるけど、何がどうなっているかわからず。ハイパーリンクを追加するのは、Ctrl +k だって。お、これはできそう。

でも、このショートカットキーって覚えるの無理って思う。Webアプリケーションでもなんでもそうだけど、とりあえずキーボード操作に対応するためにたんまりとショートカットキーを定義する。それがアクセシビリティですよーーーという勢い。でもね、Windowsアプリみたいにメニューがあるものはショートカットキーがメニューにも割り当てられてて使えるけど、メニューがないシステムだとショートカットキーなんて覚えるの無理ゲーなんですよ。それで「ショートカットキーあるからアクセシブルですよ」って言われちゃうと、それは何か違う気がする。

で、こういう問題を解決するには、Webアプリケーションにもメニューシステムを入れたほうがいいと思うんですよ。無理やりJavaScriptでねじ込むヤツじゃなくて、ブラウザが対応する感じの機能で。それか、せめて複数のアプリで統一してほしいです。ショートカットキー。

そういうのやってくれないと、Webアプリケーションのアクセシビリティって無理ですよ。無理。