2020/05/24(SUN)
6時半。目覚めるが二度寝。
7時。再度目覚めると息子は先に起きてリビングでゲームを始めていた。
7時半。昨晩の息子の誕生日ケーキを食べる、朝ごはん。
8時。まだ外は曇っているが、昼前には晴れる予報。洗濯機にスイッチを入れ、今日中に終わらせないといけない息子の宿題を整理する。多し。国語や算数の宿題以外の課題の多さに改めて驚かされる。よく仕事の多さを理由に息子の要求を断わることも少なくないが、彼らも僕らと変わらず、学校から出される多くの課題に応えているのだなぁと知り、もっと大人が頑張って、子供との時間を作らないといけないのだと反省する。
8時半。昨日購入した掃除機の試運転。期待以上に吸引力抜群。おそらくダイソンより優秀かも。かつ「自動」設定だと、フローリングと絨毯、埃の多いところで自動的に吸引力が変わる。朝から気分が良い。
9時、嫁起床。息子は勉強開始。GW明けに学校から支給され、そのまま放置していたトマトの苗を発見したのは4日前の話。水も日光も与えられない十数日間の虐待に耐えて生き延びていた彼は、うなだれ自立不能になっていたが、4日間の蘇生治療によって元気を取り戻す。その苗を眺めながら息子は観察日記を綴るのであった(課題の一つ)。
9時半。嫁、仕事場へ出陣。僕は洗濯物を干し終わり、相変わらず食器が放置されている台所へ。
僕の嫁はとても料理は上手い。しかし、家事全般片付けと掃除が苦手で嫌いで下手。台所を片付けたり、洗濯物を畳んだり、棚を片付けたりすることができない。リビングのテーブルの上にはすぐに散らかってしまう。でも下手なりにいつも努力してくれている。独身の頃、僕は人からよく「(住んでる部屋に)生活感がなさすぎる」と言われ、ものが整理されていないと落ち着かないタイプの人間だった。嫁は僕と対極にあるような人なので、どうしてそういう人と結婚したのか考えたことがあるが、結局それぐらい自分にとって嫌なことをされても、受け入れ一緒にいられる人だから結婚したのだろうという結論に至る。昔、松本人志さんと中居正広さんが共演したドラマの中で、“本当の友人ってなんだ”というテーマを描いたエピソードがあり、まっちゃんが生徒に、その友人の悪口を10個言わせるシーンを思い出した。本当の友人っていうのは、嫌いな部分を10個以上知っていて、それでも友人でいられるかどうかなんちゃうの?みたいなことを言っていた気がする。調べてみたらあった。いま読み返しても、この人の思想は凄いなぁと思う。
そんなこんなで台所の片隅にiPhoneを立てかけ【Choose Life Project】の動画を再生しながら食器を洗いガスコンロを掃除。
このチャンネルの動画が結構面白い。
5月13日にライブで観てた【なぜいま、わたしたちは声をあげるのか】は、検察庁法改正案に対する自分の考えを明確にできるヒントがあった。
この動画の中で一番ヒントになったのは、ダースレイダーさん(ラッパー)が言及し、亀石倫子さん(弁護士)が解説されていた『検察官同一体の原則』。すごく乱暴にいうと、「『この人じゃないとできない』という仕事のやり方は推奨しないよ」ということだと理解している。人の裁きに関わる仕事で、人によって判断変わっちゃ駄目だし、至極納得する方針。
11時半。息子が腹減ったというので、オムライスを作る。が、ケチャップライスを作り終えたところで、卵が1つしかないことに気づく。卵にだし汁とミルクを加え、無理くり息子一人分のオムレツを作って、僕はケチャップ味のイタ飯を食う。
13時半。漢字ドリル5ページ。計算ドリル4ページへのモチベーションが猛烈に下がり始めた息子と向き合う。無理くり漢字ドリル半分を終わらせ、得意な計算ドリルに移行。
15時半。もうすぐ計算ドリルが終わるというところで、眠気に襲われた息子は昼寝タイムに入る。
16時。無理やり息子を起こして残りの宿題を進めるが、朝から勉強続きで、8歳目前の息子には勉強時間の限界。よく頑張った。褒めてつかわす。
17時半。テイクアウトを始めた近所の焼肉屋「釜山」(普段ではあまり手を出さないちょっと価格高め)で肉を買って嫁帰宅。この肉は、学校から配布された課題を放置していた息子への懺悔だということだそうだ。一日勉強を強いられた息子は、嫁の顔を見ると半べそをかきながら、もう今日は勉強しないと宣言。
19時半。夕ごはん。美味。脂身の量も程よく、息子も嫁もよく食べる。明日休みの嫁は満足げにビールを呑む。僕はあまりお酒を呑まない(というか、家では殆ど呑まない)が、嫁は酒豪。食後、明日の登校準備を息子とするが、嫁に上靴入れの場所を聞いても、既に出来上がった嫁は使い物にならず。「恨むなら私から生まれた自分を恨むんだな!はっは!」と笑っている嫁に、「おもろいからええわ!」と笑っている息子。この親にこの息子あり。安心して良いのが心配した方が良いのか。
21時半。歯を磨いて息子を寝かしつける。今日の寝かしつけアイテムは、二年生の国語の教科書。「たんぽぽのちえ」「スイミー」「ミリーのすてきなぼうし」。「ミリーのすてきなぼうし」は初めて読んだけど、すごく素敵なお話で、読んでいる途中で既に息子は夢の中だったが、最後まで朗読。絵本が欲しくなった。そう言えば、今年の道徳の教科書の表紙も新井陽次郎さんだった。
ちょっと成長した『ペンギン・ハイウェイ』のアオヤマくんに見える。彼が見つめる先にお姉さんの存在を感じる。
小学二年生の教科書はこっち。新井陽次郎さんの描く絵は命が宿ってるように見える。