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微分積分と私#大人だって自由に研究したい

「あの時、もっと真面目に勉強しておけば良かった」とか、「あの勉強をする意味がようやく理解できた」ということを大人になってから感じることは、恐らく誰にでもあること。

そんなことを考えていた折、まつり▫️会社員が起業するまでさんのnoteの記事の企画*に出会い、私も参加させて頂こうと考え、今回の記事を投稿します。

*自由にテーマ設定し、研究し、シェアしましょうという企画です。簡略化しすぎて申し訳ないですが、詳細は以下の記事にてご確認ください。

私の自由研究のテーマは、「微分積分と私」です。


1)研究のねらい

冒頭に記載した「あの勉強をする意味がようやく理解できた」。
それが未だに理解できないものが、「微分積分」。
もはや名前すら憶えていない記号を使うということだけは薄らと頭にあるものの、何に使うのかが結局今日までわかっていません。

今の私に必要かどうかはさておき、微分積分とは何ぞやということが理解することで、心のモヤモヤを20数年ぶりに解消できることを期待して取り組みます。

2)微分積分とは何か。

まずは、ネットを調べてみることに。
いくつかのサイトを見て、自分なりに解釈したのは、
微分は瞬間、積分は積み重ねであるということ。(合っているかはわかりません)

わかりやすかった例を挙げてみます。
車で2時間かけて100km先の目的地まで進んだとします。
この場合の速度は?と聞かれると、時速50kmと答えるでしょう。
もちろん間違いではありませんが、実際には、信号があったり、スピードが上がったり下がったりして、速度は一定ではないはず。
つまり、この時速50kmという速度は、平均速度であり、瞬間瞬間の速度とは異なるわけです。その瞬間瞬間の速度について求めるのが微分。
そして、その瞬間の積み重ねを求めるのが積分。ここで言うと、最終的に進んだ距離(100km)が該当します。

微分は点、積分は面積というような捉え方です(下図)。
※何度も繰り返しますが、あくまでも自由研究ですので、内容の正誤は担保しておりませんので、ご了承ください。

ここまででも、かなりスッキリしたのですが、では現実世界において、この微分積分がどんなことに使われているのかということまで、調べてみました。

3)どんなことに使われているのか?

恥ずかしながら、微分積分の偉大さを初めて知りました。
微分積分様様です。

①天気予報
⇒瞬間の大気(温度とか湿度とか。。。)の変化率(微分)をもとに、未来の時点の変化量をはじき出し(積分)天気を予測している。

②携帯の充電残量
⇒これも、積分を使って、過去の不規則な使用電力量のデータを分析し、残量を予測しているとのこと。使う側としては、まだ十分に残ってると思っても、予測を超える使用をすると、一気に減るということが理解できます。

そのほかにも、建物の強度や安全性、衛星の軌道、ウイルスの感染拡大シミュレーション、経済予測など多くのことに使われている考え方であることがわかりました。

未来予測には欠かせない、とても大切な考え方ということ。
あらためて、微分積分の凄さを実感。その時に知っていれば、もう少し前向きに向き合えたのに・・笑。

4)微分積分と私

ここまでの研究で、ものすごく賢くなった気がしていますが、もう一段深掘りしてみます。
今の私に、微分積分の考え方は必要かどうか。

結論から言うと、直接的には必要ではありません。そもそも深く理解していないので、正確に使いこなせません。

ただ、私は消費財メーカーで営業経験がありますが、新商品が出るたびに需給(どれくらい売れるのか)にはヒヤヒヤしていました。
欠品を起こさず、かつ滞留させないための絶妙なバランスでの流通調整が営業の腕の見せ所です。この時、色々な変数(広告、話題性、市場環境、販促、初動売上)などを踏まえて予測するわけですが、経験値による感覚的なものに頼っていた部分が多かったと振り返ります。
この場面で微分積分マスターであれば、精緻な予測を立てられるのかもしれないなと感じました。

5)まとめ

今回の研究を通じて、長年の謎であった微分積分の役割が自分なりに理解することが出来ました。

学校でも、そもそも何に活用される考え方なのか?ということを先に教えてくれたら良かったのに・・という思いと、私が真面目に聞いていなかっただけかもしれない・・という思いがあり、真相は闇の中ですが、何でも本質を知るということは大切なことであることに改めて気づきを得ました。

少し話を脱線しながら、まとめに入ります。

私のビジネスパーソンとしての経歴は、新卒でいわゆる大手企業に入社して16年間、営業職の経験のみでした。
しかし、ここ数年で他業種のベンチャー企業へ転職をしたり、起業したり、目まぐるしく環境の変化を起こしてきました。

そこで、気づいたことは、アンラーニングの重要性です。
もちろんアンラーニングするだけでは、意味がないのですが、アンラーニングを起点として、自分の偏りや歪みに気づき、余白を作り、新たな経験により学びを得る。
この一連の流れにより、視野が広がり、柔軟性も向上するなど、人間力の高まりを感じました。

イノベーションとは、既存知と既存知の掛け合わせによって生まれるものがほとんどであり、今の世の中において、0から生まれるものはほとんど無いと言われています。

イノベーションとまでは言わずとも、新しいアイディアを生み出し、現状打破し続けるためには、自分自身が新しい既存知とたくさん出会っていかなければなりません。

今回の自由研究のように、広く知的好奇心を持ち続けることが、ビジネスパーソンとしての力を磨くことにもつながるように感じています。


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