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\終電後の梅田のまちってどんなの?「おやすみ阪急!周辺」活動レポート③/

皆さん、夜の梅田にはどんなイメージを持っていますか?

こんにちは。梅田の!ローカルメディア編集部の渡部です。

私は仕事にプライベートにと週6~7日は梅田を利用するヘビーユーザーですが、そういえば夜(特に深夜)の梅田の様子を知りません。飲み屋街の様子は何となくイメージがつくけど、それ以外のエリアってどうなってるんだろう?

そんな中で先日、なんと意図的に終電を乗り過ごし、梅田を散策する企画に参加。ということでその様子をレポートしてみたいと思います。

「おやすみ阪急!周辺」とは?

梅田をテーマにローカルメディアを作るプロジェクト「梅田の!ローカルメディア」。
これまで、ローカルメディアについて考える座談会を3回開催。その後も座談会参加者の内、有志の方との企画会議を重ねてきました。(第1回第2回第3回梅田のギリギリまちあるき

そんな中で座談会登壇者のおひとり、島田彩さんが「終電後の梅田を練り歩こう~! 名付けて”おやすみ阪急”や!」と提案してくださったのをきっかけに、早速企画として実現!

なんと集合は23時

「おやすみ阪急!周辺」というだけあり、集合はなんと23時。

気合いを入れて(!?)おやすみ直前のようなスウェット姿の参加者もちらほら。
それもそのはず、参加者は翌日2時まで参加するか、その後更に始発(翌日5時ごろ)までみんなで過ごすかの2択。そんな鬼のような企画に覚悟を決めた勇者たちが集まりました。

夜遅くにご飯を食べられるところはどこ?

まずは3組に分かれて梅田を散策します。

私のグループは「梅田で夜遅くにご飯を食べられるところってどこがある?」をテーマに散策。

そういえば以前、23時から仕事の先輩と梅田で飲もうと梅田の中心部(BIGMAN辺り)でウキウキで合流。近くにあった新梅田食道街(梅田の中心にあるディープなお店が集まっているエリア)を練り回った結果、なんと終電以降も空いているお店を1軒も見つけられずあえなく解散した苦い思い出があります。

ということで、梅田の夜の飲み屋の様子を探りに今回は「茶屋町エリア」に散策。商業施設「NU茶屋町」をはじめ、雑貨屋・カフェ等が集うおしゃれなイメージのエリアです。

かっぱ横丁、NU茶屋町、梅田LOFT周辺と順に散策していきます。なんと24時間営業のマクドナルドを除き、ほとんどのお店が営業を終了していました。大都会梅田にありながら、23時過ぎには人がほとんど歩いていない大変健全なエリア。

かっぱ横丁。もちろんかっぱはいません。

大阪梅田駅の終電ダッシュ

そんな散策もつかの間、本日の一大コンテンツ「終電ダッシュ観察」に向けて駅の方向に歩いていきます。

24時10分が阪急大阪梅田駅の最終電車。
京都線、宝塚線、神戸線それぞれから発車するということで、阪急3階改札口に全員で再集合し待機。

まだまだ余裕がある時間帯。段々とお客さんの歩行速度が上がっていきます。

24時08分ぐらい。観察してる私たち側がそわそわ。
そんなにゆっくり切符を買っていて終電に間に合うのか勝手に心配したり、終電に向かって走って行く人を思わず手に汗握って応援したり。

終電を眺める集団、わたしたち

24時09分50秒ぐらいから、発車のブザーが鳴り始めます。京都線、宝塚線、神戸線いずれもブザーが30秒以上なり続けて、いつ発車するのかなとずっとそわそわ。

本来であれば10分00秒に出発するのかもしれませんが、なんとこの日は駅員さんが改札前を走っているお客さんを見て、ギリギリまで電車を待ってあげていました。お客さんを無事に乗せた線から順に出発、一番遅かった宝塚線は24時11分ごろに発車していました。

日中には10分に1回、00秒に京都線、宝塚線、神戸線の3線が同時に出発することで有名な梅田駅。綺麗に3線の先頭が揃う日中の壮観な姿とはまた違う、駅員さんの人情味を感じるシーンでした。

終電を見守る撮り鉄(?)の方も

ほっとしたのも束の間、24時13分ごろに来た少し酔っ払い気味のお兄さん。
少しうつろな目で頭が働いていないように見えましたが、ゆっくり券売機で切符を買った上で、どっしりとした足取りで改札内に入っていきました。残念ながら駅員さんから終電がなくなったことを丁寧に伝えられ、改札の外に退場。彼がその後どんな気持ちで梅田で過ごすのかを想像してしまい、少し胸がきゅっとなりました。

駅を追い出される?!

こちら、皆さんご存じでしたか?
大阪梅田駅は終電後~始発前まで駅構内のシャッターが閉まり、中にいる人が順に外へと誘導されていきます。

終電ダッシュを見終えた後は、再び駅をぶらぶら。(あえて)終電を逃している私たちは「ギリギリまで駅構内に残りたい!!!」という野望を抱えながら、シャッターが閉まりかけの出口をあえて回避しながら駅構内を散策(もちろん迷惑が掛からない範囲です)。

ついに駅員さんに声をかけられ、出口から外へと誘導されました。

私たち以外には周りに人がおらず、いい感じにギリギリまで駅構内にいられたのでは!?と思いながら、駅員さんがシャッターをおろす様子も近くで見ることができ、大満足の私たち。

駅員さんがシャッターを下ろす姿を見守る

シャッターが閉まった後にふと駅構内を眺めると、どこからともなくお客さんが現れ、駅員さんが別の出口に誘導している!

まだ他にも空いている出口があったっていうこと!?
ということで一同少し悔しい気持ちに。次こそはもう少しギリギリまで駅構内にいたい!!とリベンジを誓った私たちでした(もちろん迷惑がかからない範囲で。これ大事)。

夜の梅田を歩く

終電ダッシュを観察した後に24時30分ごろに私だけ早退しました。(皆さん2時までガッツリ参加の中、恐縮です)

一番印象に残っているのが駅員さん。終電前後のお客さんとの関わり方が、非常に丁寧で暖かい気持ちになると同時に、駅構内からのお客さんの締め出し等、普段電車や駅を利用している時には想像もつかないような業務も垣間見ることができました。

私たちにとっては今日が「おやすみ阪急」企画として特別な1日でしたが、駅員さんにとってはこれが日常。月並みですが、普段電車や駅を安全に利用できることは当たり前ではないことを実感しました。

今回は梅田の中でも一部のエリアしか散策できませんでしたが、まだまだ面白そうなエリアが沢山。終電を逃してしまうのはちょっと大変でしたが、また夜の梅田の様子を探りたいです。

今後も「梅田の!ローカルメディア」では梅田でまちの様々な人と関わりながら、梅田のまちでの活動を広げていきます。興味のある方は、気軽に編集部までご連絡ください!

▶️ 連絡先:info@coconiaru-inc.com(事務局:株式会社ここにある)


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