大人になってから初めて推しが出来て幸せを噛み締めている話1

書き始めっていつも何を書いていいか分からない。私の人生の衝撃ランキングに食い込んできた推しの話を。

子供の頃から熱し易く冷め易い、飽き性で長年続いた何かをもってこなかった私。学生時代の部活も友達と遊ぶ方が楽しかったし、何かを一生懸命やるという事が出来なかった私。自分ではそんな性格を理解しているのにその性格がコンプレックスだった。なのに頑張れない。そのジレンマでずっともがいてきた気がする。

社会人になって働き始めて、嫌でもやらなければならない状況になってやっと仕事という形で続いている。「それでも楽しければいいや」と生きてきた。楽な方、楽な方に流れて今に至る。プライベートが充実していれば、と思っていたけれど。恋愛をして失恋をして趣味もなく大切な人を失って仕事を失ってまた復活して(この辺りはめんどくさいのでざっくり)バタバタと忙しい日々が過ぎて。

2020年。言わずもがな、コロナの登場である。遠い場所にいる家族や大親友には会えない、仕事はリモートワークになり、行きたい場所にも自由に行けなくなった。もうお手上げ。何を楽しみに生きればいいのか、ただ流れ着いたこの場所で、この環境で、どうやって自分の価値を見出せばいいのか、考えても無駄な事を考えては発狂して(本当に発狂した)。そんな私に「最近BTSハマってるんだ〜」と大親友が言ったのだ。

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重要なのはこの巡り合わせがなかったら今こんなに幸せじゃないって事。本当に声を大にして言いたい。「ありがとう!!!!!!(思っている5倍は大きい声で)」

学生の頃に初めて買ったCDはアブリルラヴィーン。HYの切ない恋愛ソングが流行っていたりカナヘイの画像を待ち受けにしていた時代。(年齢が確実にバレる)洋楽ロックというジャンルに片足を突っ込んでそこから洋楽を聴き出してHIPHOPに夢中になったりラップを聴いたり。要するに洋楽を雑食聴きしてきた。時にはEDMにハマってフェスに行ったりもした。

社会人になってからもこれといって夢中になるアーティストはおらず一時ハマっても、すぐ飽きてしまうあれがにょきっと芽を出してその熱を奪い去っていった。その繰り返し。

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