オエッ!!ア”ーー!!集中演習!!集中演習やだーーーーー!!!!!!

オエッ!!←これはゲロってる時の声です。

ア”ーー!!←これは叫びです。

集中演習!!←これはお茶の水女子大学理学部情報科学科の3年生が受ける、大学院への推薦や研究室配属などを決める試験のことです。例年4日間に渡って実施され、2024年は1月9日〜1月12日にかけて行われました。

集中演習やだーーーーー!!!!!!←これは本音です。


こんにちは。汚い声とその解説から始まりすみません。

数時間前に集中演習を受け終わり、燃え尽きながらこれを書いています。みなさんには線香花火よろしくこの燃え尽き具合を見てもらえばと思います。よろしくお願いします。


集中演習って何

上にも書いた通り、集中演習は大学院への推薦や研究室配属などを決める超大事な試験です。

大学院への推薦については、単純に集中演習の成績が良ければもらえます。明確に何人と決まっているわけではなく、毎年「まあここだよね」というライン(どこ!?)で区切って決めているようです。

研究室配属については、学生側の志望順位と研究室側の志望順位を入力して誰も文句を言えないように配属を決めるアルゴリズムが採用されており、この研究室側の志望順位を決める際に集中演習の成績関わってきます。

順位決めの基準は研究室ごとに異なっており、集中演習を重要視する先生もいれば、普段の授業の成績を加味する先生もいます。ただ集中演習の成績はほぼ全ての研究室で順位に関わってくるので、なるべく高得点を残しておきたいところです。

試験範囲は今まで履修してきたほぼ全ての科目で、毎年出題科目が変わります。今年は15科目でした。教科書とまるまる同じ問題が出るようなものから、デーモンみたいな難易度のものまでさまざまです。

人生の中でもかなり上位に入るキッッッツい試験でした。一緒に受けたみんなも、これから採点する先生方も本当にお疲れ様です。

対策をしよう

さてそんな集中演習のために前々から勉強しておきたいのですが、大学受験のようにシンプルにはいきません。なぜなら普通に授業がある上、試験範囲が確定するのが11月だからです。

私は出題が確定している基本4科目は夏〜秋ごろからのんびり手をつけはじめ、12月以降からその他の科目を一気にガッとやる感じで進めていました。とはいえ12月以前はもろもろがアレで非常にドタバタしており、基本4科目についても本腰を入れたのは12月以降になってしまいました。トホホ……

でも12月からはかなり集中演習がんばるぞモードになっていたと思います。大学の図書館が21時で閉まるのが不便だったのと、年末年始に勉強する場所がほしい(家にいるとスプラトゥーン3などをやってしまうため)と思ったので、自習室を借りてそこで勉強したりしていました。

1〜2年生の頃にさようならしたはずの難しい科目が集団になって帰ってきたのがかなりしんどかったです。スプラトゥーン3にドンブラコが実装された時と全く同じ気持ちになりました。

あと履修していない科目が試験範囲になってしまい、問題を解くとっかかりが何もなくて困りました。履修者から授業ページを共有してもらわなかったら終わってた。本当にありがとう。

そんなこんなで12〜1月といっぱい頑張り、なんとか試験本番に間に合わせることが…でき…た?と思います。

集中演習本番だ!

本番です。これはマジで集中演習の期間中に書いた部分なので、「「「生」」」の叫びが載っています。心して読んでください。

1日目:微分積分学・線形代数学

最初は微分積分学。大問2がまるまる解けずワロタでした。でもちゃんと知識があって勉強してる人なら解けるんだろうな…という、理不尽感のない絶妙な難しさでした。大問2を解かなかった関係で解答用紙がまるまる1枚余ってウケました。

次の線形代数学はまあ…まあ…という感じでした。過去問から外れすぎることもなく、解答しなかった問題もあるもののそれなりに点は取れたんじゃないかなと思います。あとちゃんと解いたはずなのにこっちも解答用紙がまるまる1枚余ってウケました。


2日目:数理基礎論・ねこリズム

2日目の最初は数理基礎論。1年生の頃はあれだけ苦しめられた科目ですが、今になって教科書などをちゃんと読み込むと意外とすんなり頭に入ってくることがわかり、今では基礎科目四天王の中でも最弱…と思えるまでに至りました。あとやっぱり解答用紙がまるまる1枚余りました。

次はねこリズム(本当は「データ構造とアルゴリズム」という科目なのですが、その省略形として「デコリズム」という呼び方があり、それをさらにもじって「ねこリズム」と呼んでいます)。ねこリズムはねこちゃんなのでとくに問題なかったです。あと解答用紙は「大問1を1枚目、大問2を2枚目に書きなさい」という指定があったので余りませんでした。本当にありがとうございます。


3日目:基礎系専門科目

3日目は190分で基礎系専門科目の6科目を解いていきます(多分出題科目が毎年変わるのでこのような呼び方になっているんだと思います)。今年は確率序論・情報理論・数値計算・数理言語学・計算量理論・環境情報論でした。

確率序論は直前に友達と話していた問題と全く同じものが出ました。ラッキー♪

情報理論はなんかダルい問題ばっかり出て嫌だったけどどうにか書きました。

数値計算はすいませんほんともうすいません許してくださいごめんなさいあの違くて講義資料の数式をじっくり見ながら試行錯誤してプログラム書くのはまだどうにかなるんですけど何もない状態でむずかしい問題をさあ解いてみましょうとなったらちょっとびっくりしちゃうというかいやあの本当すいませんでしたこれからは心入れ替えて真面目に勉強するのでご容赦ください本当本当本当にお願いします

数理言語学は…??????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????????

計算量理論は結論だけ、書く。

失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗したあたしは失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗した失敗したあたしは失敗した失敗

環境情報論は文字を書いて出しました。


4日目:応用系専門科目

最終日は190分で応用系専門科目の5科目を解きます。今年はマルチメディア(のコンピュータグラフィックスの部分)・コンピュータネットワーク・ヒューマンインターフェース・人工知能論・バイオインフォマティクスです。ちなみに人工知能論はこれが期末試験の代わりになっているので単位にも関わってきます。

マルチメディア(のコンピュータグラフィックスの部分)は、練習問題の中で唯一「なんかこれ調べても答えわからんなあ……まあこの一問に時間割くより他の問題を解いた方が効率的だな(^ ^)」と思って無視した問題が出ました。もっと早くから対策しろという啓示かもしれない。

コンピュータネットワークは、TCPヘッダの「確認応答番号」をド忘れしてしまったのですが、前日に「TCPヘッダのフォーマットの頭文字とった言葉、なんかもすかうに似てる(※)な…」と思ったのを思い出し、「か」から始まる言葉を必死に考えてどうにか書けました。2024年なのにもすかうを聴いていたおかげで思い出せた。ありがとうもすかう。

※「(送信元・宛先)ポート番号」「シーケンス番号」「確認応答番号」「ウインドウサイズ等」の頭文字をとって「ぽしかう」。「ぽしかう」という言葉自体は覚えておらず、ただもすかうに似てるという記憶だけで導いた。

ヒューマンインターフェースは「こんちには みさなん おんげき ですか?」が出たのに、インターネットのせいでケンブリッジ大学のコピペとしか思えず名前が出てこなかったのがかなり悔しいです。私オンゲキやった後必ず「こんちには みさなん オンゲキ ですか?」って思うくらいこれ好きなのに…

人工知能論は一般化デルタルールの導出を覚えるのがかなり無理だったので、試験開始直前ギリギリまで導出過程を書きまくったあと、開始したら即計算用紙に同じことを書き留める戦法でどうにかしました。直前に詰め込んだ公式を問題用紙にメモっていた中学高校時代から何一つ成長していない。

バイオインフォマティクスは「タンパク質の名前を答えよ」という問題で、そんなの…わかるわけないよ(碇シンジ)と思っていたら、問題用紙にガッツリ「Albumin」と書かれていたので「アルブミン」と書いて出しました。本当にそれでいいのか?


集中演習 終

というわけで終わりました。

心残りや後悔も多いですが、終わってくれて本当によかったなあと思っています。あとは履修している科目の成績をきっちりととって、毎日理学部3号館のある方向に向かって頭を下げようと思います。

私大学院生いけます。大学院生やらせてください。

おわり


追記:結果

18位/41位でA評価、大学院への推薦が確定。

アザーーーーーーーーーーーーーーーーーーーース!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!!

本当の本当におわり