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元カノが突然家族になったんですが!? #5


史「半年前、急に別れようって言っちゃったじゃん?あれにはちゃんと理由があってね、実は…」


来るぞ…心の準備はできた。もう何が来ても驚かな…


史「私、乃木坂に入ることになったからなの。」


○「そうだったんだ」


ほらな!やっぱり!だと思ったよ!
乃木坂だよな!あの時はもうすでに乃木坂に…


○「はぁぁぁぁ!?乃木坂ァァァァ!?」

史「うん。ごめんね、何も言わずに急に別れようなんて…」


いや、もはやそんなことどうでもいいわ!


○「乃木坂ってあの乃木坂!?」

史「そう。あの時はもう〇〇に会えなくなると思ったから、だったら〇〇に嫌われちゃった方が私も諦められるかと思って…最低だよね…」


いやなんか、もうそんなのどうでもいいくらいに乃木坂というワードが強すぎるんですけど!?


○「そうだったんだね。こっちこそ何も知らずに冷たくしてごめん。」

史「ううん。何も言わなかった私が悪いから〇〇は謝らないで」

○「でもそっかぁ、史緒里が乃木坂かぁ…ずっと好きって言ってたもんね」


史緒里は俺と付き合う前から頻繁にライブに行ったりするくらい乃木坂が好きだった。
当時俺も何度か付き添ったこともある。

だからそんな史緒里が乃木坂に入ると聞いて余計に驚いた。


史「私もびっくりしたよ。記念のつもりでオーディション受けてみたら本当に受かっちゃうんだから」

○「まあ、史緒里の可愛さなら当然だわな」

史「ちょっ!何急に!やめてよ…///」

○「ほんとにおめでとう。これから忙しくなるだろうけど、応援してるよ」

史「〇〇…ありがとう!」


なんだよ、勝手に勘違いして馬鹿みたいだな
史緒里はちゃんと考えてたってのに…

でもなんだか、前みたいに自然に話せるようになって嬉しいな…


○「ん?ってことはだよ」

史「うん?」

○「俺嫌われたわけじゃなかったってこと?」

史「当たり前じゃん!」

○「よかったぁ…」

史「逆に私が嫌われたと思ってたよ」

○「嫌うわけないじゃん。なんならまだ好きだよ」

史「ふふっ、そっかぁ」

○「なんだよ…」

史「んーん」


ギュッ


○「うおっ なんだよ急に笑」

史「私もすきだよ!」


あぁ…俺もう今日が命日でもいいや…

〇〇は半年前の青春を取り戻したような気分になっていた。


to be continued...

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