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サンキュードラゴンボール


漫画の最高到達点だったと思います。
ハラハラさせる展開や、魅力溢れる強敵たち。
そして唯一無二のジャンプ主人公、孫悟空。
こんなにも愛される主人公は他にいるでしょうか。

実は結構負けている孫悟空ですが、悟空が居てくれたらなんとかなるかもしれないという安心感が本当にすごいんです。
きっと底抜けにポジティブで真っすぐで優しい悟空だからこそ出せた魅力だと思います。だからみんな好きなんですね。あと最高にかっこいい。

悟空に限らず、ドラゴンボールという作品は優しさに溢れていて、死んだキャラクターが頭に輪っかをつけてひょっこり出てくるような、悲しい場面でも笑顔になれるとてつもなく明るい作品でした。
だからそこに住んでいるすべてのキャラクターに愛を持てる、どのキャラクターも大好きと言える作品でした。そんな作品ほかにないです。

同じ物語を漫画、アニメ、ゲームで繰り返し楽しめ飽きられないのも、キャラクターがこんなにも愛されているからなんじゃないかと思います。
いや、ドラゴンボールの魅力は僕なんかの言葉では言い表せないですね。

とにかくいまだに飽きられていない。
いまだにみんな大好きです。

ピッコロ大魔王もベジータもフリーザもセルもブウとの戦いにいまだにみんな熱くなっていて、そしていまだにみんながこの世界とキャラクターが好きなのはこの作品がいかに偉大なのかを物語っていると思います。

僕は連載を追える世代ではありませんでしたが、この作品を読むことができて本当によかったです。

原作ドラゴンボールの最終回はしんみりとした終わり方ではなく、まだまだ悟空たちの物語は続いていく、けど僕たちが見られるのはここまで。というものでした。
終わり、というもので読者が別れを感じて寂しくならないような、そんな終わらせ方が本当に大好きです。

悲しませない。一貫して明るい作品なのです。

僕はセル編で悟空が死んだとき、めっっっちゃくちゃ悲しかったです。
でもその後の「いつかおめえたちが死んじまったらまた会おうな! バイバーイ!」という言葉でなにか救われたような…そういうと大げさですが、とにかく悲しさではない感情になれました。そのあとクリリンが言った「……な…なんかあいつ死人のくせに明るいからあんまり悲しくなかったな…」というようなまさにそんな感じ。

でもそんな明るい別れが悟空っぽくて、そして鳥山先生の優しさが溢れていて大好きです。

鳥山明先生ありがとうございました。
どうぞ安らかにお眠りください。

これからもドラゴンボールが大好きです。

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てらきたかつき☆
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