【ネタバレありの名言録】マギ 練 紅明
マギ第31巻
当時隆盛を誇った軍事国家の煌帝国は先の大戦で敗れ、商業中心となってしまった世界の煽りを受けて、衰退の一途を辿ってしまいました。
この世界はシンドバッドが理想を描く世界であり、戦争をすることで成り立っていた煌帝国が滅亡するのは目に見えてました。
そんな煌帝国の王は練 紅玉。
練家は本来は王となる血統ではなく、白龍退陣後に巡り巡って王となったのでした。
そんな折、アリババが蘇り、煌の復興のために尽力し始めるところから、物語は再始動します。
アリババにより流罪となっていた練 紅明が軍師として戻ってきた展開には誰しもが驚いたことでしょう。
紅玉も思わず涙しますが、自身を紅明とは名乗れないため、歯がゆい気持ちだったと思います。
紅明が加入してから借金返済のための政策にアクセルがかかります。
その最たるものが転送魔法陣による物資輸送でした。
現在の煌の最大の強みは農作物等の大量生産にあります。これは広い領土と多くの人民を持つ煌だからこそできる事で、他国では真似できません。
広すぎる領土のために輸送時に作物が腐ってしまうのがネックでしたが、転送魔法によって一気に解決されることが予想されます。
この後の展開としては、交渉が進んでいた折、煌が転送魔法でまた侵略するのでは?という噂が流れます。
これはもちろんシンドバッドの策略ですが、これによって煌の打開策は完全に打ち破られてしまうかに思えました。
もちろん、この展開を予期していた紅明は自国内に転送魔法、作物には凍結魔法の方法を打診して、冷静な対策を講じます。
先述のとおり、紅明含めた一族は先の大戦でシンドバッドの策略にはまり、没落に落とされてしまいました。
紅明にはその教訓がしっかり生きていたため、対策の限りを尽くしたのだと思います。
(どの物語でも失敗を経験した天才は強いですね。)
今回の名言は、シンドバッドに敗れた無念と紅玉への忠誠の両方を感じさせるものです。
敗北を活かし、紅玉のために冷静に辣腕を奮う紅明は本当にイカしたカッコいいお兄さんですね。
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