妊活とも呼べぬたゆたい
以前、子どもを持つことに揺らいでいるという記事を書いた。
↓以前の記事はこちら
あのあと無事(?)に生理が来て、ほっとすると同時に落胆した。
そしてやっぱり、私のなかには「子どもがほしい」という気持ちもあるのだなと自覚した。
夫このひととの子どもなら、見てみたいなあという思い。
10年仕事を続けてきて、結婚生活も3年経って落ち着いてきた。そろそろ変化がほしいなあという気持ち。
それと正直、いまの仕事の部署から逃げたい気持ちもいくらか。
(育児の方が絶対に大変だろうことはわかっているが……)
そういう諸々が渦巻いて、生理がきたとき、少し新鮮な驚きを覚えるほどにはがっかりしていた。
もともと昨年末あたりから、タイミングを図れるときには避妊をなくし始めていた。
それでも以前の記事を書いた時点では気持ちがふらふらしていたのだが、いまは少しずつ、子どもが欲しいという方向にシフトしつつある気がする。
もちろん、不安と恐れはまだまだ大きい。
(少なくとも夫には)たっぷり愛されるだろう子どもに、嫉妬をしてしまわないだろうか。
「じぶんはこれだけ我慢したのに!」と子どもにイラつかないだろうか。
思い通りにならなかったら、手を上げてしまわないか。
そんなことを考える。
それだけでなく、もし障害のある子どもだったら? とか、どうにも波長の合わない子だったらどうしよう……とか自分勝手なことを考えてしまう。
そして何より、私には体力がない。メンタルの強さもない。
昨年に胃を壊して以来、体重はBMI16ギリギリあるかないか。仕事をして帰宅するだけでフラフラな日も多い。
しょっちゅう調子は悪くなるし、メンタルも死んでいる日が多いし、そのうえ子宮内膜症まで患っている。
正直、妊娠や出産なんて可能なのか? な心身である。
一応、これまでも食生活を見直したり、胃弱向けのストレッチを続けたり、漢方薬局に通ったりはしている。
子どものことがあってもなくても、体質改善は私にとって常に重要なウエイトを占める課題だ。ずっと地道に取り組んできた。
だがやり方がぬるいのか、精神的なものが大きいのか、芳しい成果は出ていない。
相変わらずBMIは16ギリだし、だいたいいつもフラついている。
こんな状態で仮に妊娠したとして、健康に産んであげられる自信などまったくない。育児と仕事の両立なんて、とてもできる気がしない。
それでも、「欲しい」という気持ちが湧いてきたことは事実だ。
私は排卵検査薬を使い始めた。
基礎体温の測定にもチャレンジしている。
夫ともどもサプリを飲み、食生活もさらなる見直しを図り始めた。
ただ、そこまでである。
病院に行って検査をしたり、不妊治療に進んだりまではしていない。
私はやはり、いまだ残る妊活へのためらいから。
夫としては、人工的な方法を用いてまで子どもを持つ気は(現時点では)あまりないから。
そんなわけで、一歩前進したようなしないような、微妙な生活を続けている。
本気の妊活とはとうてい呼べない、ゆるやかなたゆたいである。
それでも、いつか我が子に会えたらいいね、とは控えめに願っている。
この願いが叶っても叶わなくても、夫とふたり、協力して生きていけたらいいと思う。
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