体育祭における女のアレコレ
近くの小学校が運動会らしく、朝から色んな曲が聞こえてくる。
今はこんなのなんだ、自分の頃は、などと思っていると急になぜか「大阪しぐれ」が聞こえてきてクスッとなる。
保護者参加の何かだったのかな。
運動音痴の私には活躍したような思い出はないけれど、中学の頃のよくある女子同士のバチバチを思い出した。
1学年上にキョウヘイ(仮)という男の先輩がいた。同学年からも下級生からも人気があり、廊下を歩いている姿を見るだけで女どもがキャーキャーと騒いでいた。
私は当時年上に興味がなく、下級生の可愛い子の方に興味があった。
件のキョウヘイ先輩が走る競技に出ると言うので、女どもに連れて行かれた。
私のキョウヘイ先輩への熱量の低さ=見る目の無さと思われていたようだ。
一番見やすい場所はキョウヘイ先輩と同学年の女どもが陣取っていて、下級生の私たちは少し離れた辺りから見ることになった。
上級生の女ども
「キョウヘイ〜!がんばってぇぇー!」
私たち(私以外の)
「キョウヘイ先輩がんばってぇぇー!」
仁義なき戦いの音楽が聞こえる‥
上級生の女がつかつかと歩み寄ってくる。
「ちょっとアンタら。何がキョウヘイ先輩やねんな。見に来んなって。」
私たちの中の1人が
「なんで?先輩の彼氏でも何でもないですよね?」
バチバチッ!
マンガみたいに火花が飛んでいるように思えた。
そんなんしてるうちにキョウヘイの走りが終ってもうてるやん!
怖いので心の中でツッコんだ。
女どもはそれぞれの陣地へ帰っていった。
保護者と先生の二人三脚なんかもあって、
私がしょっちゅう「結婚して」と求婚していたカッコいい体育教師が、友達のお母さんとそれに出ていて本当に羨ましかった。
以上、運動音痴でも楽しめた体育祭の思い出でした。
ではまた〜