猛獣使いと王子様-金色の笛と緑の炎 感想
※本の内容の微ネタバレを含みます!
『猛獣使いと王子様』はオトメイトから発売されている乙女ゲームで学生時代PSP版をプレイしていました。そのコミカライズ。少女に寄り添う獣という構図がめちゃくちゃ好きな私としては元々好きなゲームですが、この本を読んで久しぶりにゲームをしたくなりました。
主人公ティアナと呪いで動物になった王子様の恋模様。動物(になった王子様)だからこそのFMM(フリーモフモフ)システム。動物達をデレさせたくてたくさんモフモフしたなぁ。
内容はノーマルルートというか、若干マティアス優位かなぁとも思いますが、これからどのキャラのルートでもいけそうな逆ハーちっくな展開でした。どのキャラも好きですし、コミカライズとなるとそうなるよね、とは思いますし私はそういう展開も好きなのでモヤることなくサクサク読んでました。
ゲームの個別シナリオも含まれていたかと思いますが、ゲーム未プレイの方でも導入として読んでもいいと思います。もちろん、ゲームプレイ後に「あ!このシーン!」と思いながら読むのも楽しいのではないのでしょうか?
個人的にティアナの母親の言葉である『あなただけの猛獣を見つけることが大切なのよ。これってね、ちょっと恋人探しにも似てるの。これだ!っていう子と出会ったら、絶対に側に居られるように頑張らないと。そして、その子に愛情を注いで、パートナーになるの。猛獣使いはね、猛獣に一方的に言うことを聞かせる芸じゃないのよ。猛獣と信頼しあって、一緒に舞台を創りあげるの』っていう考えが好きだなぁと思いました。
まだ恋を知らないティアナは最初こそピンとこないけど、王子様との奇妙な生活を送る中で恋を知っていく……良い!!学生時代に刺さった作品ってずっと好きでいることが多い気がします。(あくまで私はですが……)
本のサイズはB6判なんですが、一段組で1ページ15行なので本をあまり読まれない人にも読みやすいように思いました。
表紙のマティアスも美しく(miko先生のイラストが好きすぎるっ!)、 本文ページも飾り枠がされてあってそれも綺麗なんですよね。挿絵(こちらは麻谷知世先生)もあり童話を読んでいるような気分でした。
いや本当に、猛獣使いと王子様のSwitch版買おうかな……。学生の時の最推しはアルフレートでしたが、どのキャラクターも好きだったので今やったら最推しも変わるような気もしています。ルシアルートの実はあの時……な展開も好きなので。(それを言うと他のキャラクターも……)
アマゾンのページはこちら。電子書籍でも読めるみたいです(^^)
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