きさらぎ賞予想
カレンダーには、いろんな種類の月を表す言葉が記載されている。1月2月…とか、JanuaryFebruary…とか、睦月如月…とか。漢字で月を表すのは「旧暦」と呼ばれて、明治6年に太陽暦が採用されるまで日本で使われていた物なんだよね。
で、一説によると中国でも2月を「如月(にょつき)」と呼ぶことから日本でも「如月」となり、何故「きさらぎ」と言う読み方に変わったかと言うと、衣を更に重ねる季節だから「衣更着」が転じた説や、陽気がさらにくる季節だから「気更来」、草木が生え始める季節だから「生更木」が転じた説もあるらしい。
陽気がさらに来るとか草木が生え始めるとかは、明るい未来が待っているイメージを抱けて、3歳馬のレース名として相応しいね。
今年は馬ばかりでは無くて騎手の中にも「きさらぎ」に相応しい人がいる。
それが川田将雅騎手。
去年キャリア初のリーディングに輝き騎手大賞まで獲得した川田騎手は、表彰式のインタビューで、「JRA生え抜き騎手としてリーディングを取りたいと思っていた。来年からは、この重荷をおろし伸び伸びと仕事がしたい」と言っていたんだよね。
そして伸び伸びと仕事をし始めた川田騎手は、2023年シーズンで勝率28.1%、連対率63.2%、複勝率73.7%と驚異的すぎる成績を残している。
これはまさに、陽気がさらに来ている「気更来」な状態だと思わない?
さらに騎乗馬のフリームファクシはセレクトセールで1億5400万円で取引された馬で、兄弟にディアドラ、リューベックがいる未来に大きな希望を抱かれている馬。
「きさらぎ賞」と冠したレースに、これほど相応しいコンビも居ないね。
中京開催となった過去2年のレースを見ると、前走が1800m以上で、上がり上位3位までの馬が良くて、過去3戦全て2000mを走り、全て上がり3位以内に入っているフリームファクシは鉄壁なんじゃないかな。
それ以外のメンバーを見ると、逃げたい馬がいなくてスローペース濃厚。なので前に行けて、上がりを使えそうな馬が良さそう。
当てはまるのは、シェイクユアハート、レミージュ、ロゼル。
シェイクユアハートはテンが遅いけど、リズムに乗ってからは器用に立ち回れる。岩田康成鞍上で最内枠に入ったことからうまく立ち回れそうで期待大。
レミージュは出走馬唯一の逃げ切り勝ちがある馬で、軽く綺麗な走りでスピードの持続力がある。
ロゼルは中団から長く脚を使うレースを得意としていて、コースの特徴にマッチしそう。スローペース濃厚ならいつもより前につけられそうで面白い。
で、話題のディープインパクトのラストクロップ、オープンファイアなんだけど今回は評価を下げたい。
と言うのも、能力は高いのだがレースが不器用すぎる。テンに置かれて気合をつけられながらの追走となるし、トップギアに入ってからも鋭く切れる訳ではない。スピードがあるから上がりは出てるけど、その内容はスピード持続力が高いからタイムが出ているのであって、瞬発力がある訳ではない。
後ろからの競馬を余儀なくされると他のスピード持続力のある馬に遅れを取りそうで、ここでは抑えが妥当だと思う。
フリームファクシが人気を被っているので、ここはフリームファクシからの3連単で、
3連単1着流し
2 - 1,4,5,7
これで勝負!
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