📘[TKの重賞予想]富士S(GⅡ)の血統考察と厳選推奨馬
TKの重賞予想[富士S編]では…
✅ 東京芝1600m重賞の血統傾向のカラクリ
✅ 血統傾向とその考察の方法(流れ・ノウハウ)
などが学べる内容となっております…(@^^)/~~~
推奨馬のチェックだけでなく…
『TKがどのようにレース考察をしているのか』
を吸収して頂けると、ご自身の競馬予想力の向上に繋がります…!
■ 東京芝1600m重賞の血統傾向のカラクリ
富士Sの血統傾向を考察する前に大切なノウハウをここで紹介します。
東京芝1600mで行なわれるGⅠは3つ(開催順に①NHKマイルC・②ヴィクトリアマイル・③安田記念)。全く同じコース・距離で行なわれるのに、①~③のGⅠでは血統傾向・要求値が異なるんです…!
📘【 好走する血統構成 】
①:NHKマイルC・・・主流型×米国型
②:ヴィクトリアマイル・・・主流型×欧州型
③:安田記念・・・主流型×米国型
東京芝1600mという主流舞台(=根幹距離)なので、”主流型”が共通するのは納得できるが、真逆の適性である米国と欧州…?!はっ?!ってなった方も少なからずいるでしょう。これにはしっかりとした裏付け的理由があります。
📘【ラップの違い 】
①:NHKマイルC・・・前半3Fが速い前傾戦になりやすい
②:ヴィクトリアマイル・・・前半3Fが緩む後傾戦になりやすい
③:安田記念・・・前半3Fが速い前傾戦になりやすい
📘【 丸暗記 】血統知識としては必須!!
・前傾戦=米国的なスピード持続力が求められる
・後傾戦=欧州的な末脚とスタミナが求められる
よって、①~③の血統傾向が分かれる…というカラクリです。絶対に覚えておきましょう。センタ…大学入学共通テストの血統科目でほぼ100%出ます!
これを体現したのが🏇アエロリット(父クロフネ=米国型血統馬)
2017年 【米国】NHKマイルC ❶着 ↗
2018年 【欧州】ヴィクトリアマイル ④着 ↘
2018年 【米国】安田記念 ❷着 ↗
あの名牝・アエロリットが、牝馬限定戦のヴィクトリアマイルで崩れ、牡馬相手の安田記念でパフォーマンスを上げる…。正に東京芝1600m重賞の血統傾向のカラクリを体現した名牝といえますね。
■ 富士Sで問われる血統構成
富士Sは”マイルCSの前哨戦”という立ち位置。①~③のGⅠ戦とは異なり、スプリント志向の強い短距離馬の出走が少ない重賞。直前にスプリンターズSが行なわれており、強力な短距離馬たちが抜けているのである。よって、日程的理論上では”後傾戦”になりやすいと推測される。今年のメンバーを見渡しても、前傾戦に持ち込みたい逃げ・先行馬は不在。
以上より、富士Sは『主流型×欧州型』に重きを置くのがテーマとなる。
(よって、富士S(GⅡ)はヴィクトリアマイルなんです(?!))
また、2年前よりGⅢからGⅡへ格上げとなった。これにより、より主流型の実績馬の出走が増え、『主流型×欧州型』の血統傾向に拍車が掛かったと推定される。
過去5年間の富士Sで上がり最速をマークした馬が全頭馬券圏内である。要は、欧州的な血統馬が得意とする末脚がこの舞台では重要なテーマとなる事の証明でもある。
📘【過去5年間の上がり最速馬】
2017年❸着[11番人気]🏇クルーガー
ー 父キングカメハメハ[主流/欧州]×母父ディクタット[欧州]
2018年❷着[3番人気]🏇ワントゥワン
ー 父ディープインパクト[主流]×母父ファルブラヴ[欧州]
2019年❷着[3番人気]🏇レイエンダ
ー 父キングカメハメハ[主流/欧州]×母父シンボリクリスエス[欧州]
2020年❶着[5番人気]🏇ヴァンドギャルド
ー 父ディープインパクト[主流]×母父モティヴェーター[欧州]
2021年❷着[9番人気]🏇サトノウィザード
ー 父ロードカナロア[主流]×母系リファール持ち[欧州]
■ 今年の該当馬
🏇エアロロノア[過去10戦中5戦で上がり最速]
ー 父キングカメハメハ[主流/欧州]×母父ロックオブジブラルタル[欧州]
🏇セリフォス[過去6戦中2戦で上がり最速]
ー 父ダイワメジャー[主流]×母父Le Havre[欧州]
🏇ソウルラッシュ[過去10戦中4戦で上がり最速]
ー 父ルーラーシップ[主流/欧州]×母父マンハッタンカフェ[主流/欧州]
🏇タイムトゥヘヴン[過去10戦中5戦で上がり3位以内]
ー 父ロードカナロア[主流]×母父アドマイヤベガ[主流/欧州]
🏇ダノンスコーピオン[過去6戦中4戦で上がり3位以内]
ー 父ロードカナロア[主流]×母父スリゴーベイ[欧州]
■ 厳選推奨馬
【血統構成】ー 父ダイワメジャー[主流]×母父Le Havre[欧州]
母系に欧州色が強いセリフォス。それが故に、米国型血統の要求値が高いNHKマイルCと安田記念は真逆の血統適性が求められる舞台。それでも3歳馬には非常に厳しいとされる安田記念で④着は地力そのもの。
今走は『主流×欧州』がテーマの富士Sであり、過去2走からの巻き返しは濃厚だ。本命視◎。
■ TKの最終結論
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