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📘[至極の血統予想]#TKの重賞予想 #有馬記念(GⅠ)編[2024/12/22(日)]



✅️お品書き


📘[至極の血統予想]#TKの重賞予想 #有馬記念 (GⅠ)編[2024/12/22(日)]

✅:血統のおはなし[血統傾向]

 日本競馬の歴史を凝縮したグランプリレースである有馬記念。それは人々を魅了した名馬の雄姿そのもの。その雄姿を支えているのが血統そのものであり、現代の有馬記念でもその雄姿と血統はしっかりと受け継がれている。
 有馬記念は3頭の種牡馬・血統で凝縮されるレースであり、それは遡れば1990年代から続く。その3頭とは『🏇ノーザンテースト』『🏇リファール』『🏇ロベルト』である。

有馬記念において
🏇ノーザンテーストは3角からの機動力で制する
🏇リファールは4角大外からのしなやかな斬れで制する
🏇ロベルトは急坂の消耗戦で制する

 まずは❶の『🏇ノーザンテーストは3角からの機動力で制する』から。有馬記念問わず、機動力が要求される舞台では特注種牡馬である🏇ノーザンテースト。機動力とは📋減速せずにスムーズにコーナリングできる力。直線が短い中山競馬場においては欠かせない能力であり、現在の日本競馬においてもノーザンテーストの横に出るものはいない。要は、有馬記念でペースアップの初動点になりやすい3角からの機動力を武器にアドバンテージを確保し、勝ち切る競馬ができるのがノーザンテーストであり、有馬記念における📋特注種牡馬として今でも生き続けている。

 1990年代の有馬記念においてはメジロライアン、その仔のメジロブライト、サクラチトセオーやエアグルーヴ。2000年代前半はサンデーサイレンスの荒波にのまれつつも、2000年代後半にダイワスカーレット&ダイワメジャーエアシェイディが爆発的な機動力で有馬記念を席巻した。2010年代は”ステマ”であるドリームジャーニー&オルフェーヴル&ゴールドシップ、近年ではキタサンブラック~イクイノックスもこれに含まれてくるであろう。

 現代の日本競馬ではノーザンテースト直系の種牡馬はおらずとも、決して輝きを失わないその存在感はどの種牡馬よりも大きいといえるだろう。

 次に❷の『🏇リファールは4角大外からのしなやかな斬れで制する』。リファールといえば凱旋門賞を大外一気で制したダンシングブレーヴが最もイメージしやすい。

 フランス競馬の最高峰の凱旋門賞において、80年代世界最強の末脚と評され、今でも最高の勝ち馬とも評されるダンシングブレーヴ。その走りの通り、📋直線が長いコースで大外から爆発的な末脚で全頭を飲み込んでしまう桁違いの能力の事。一見、小回りで直線が短い中山競馬場ではその力を発揮できない条件に見えるが、それはあながち間違いではない。しかし、その不利をも克服してしまうのがリファールであり、数々の名馬がリファール的な爆発力で有馬記念を制したのである。

 故に、歴史に残る名馬しかリファール的な競馬で有馬記念を制していないのも事実。それはハーツクライディープインパクトから始まり、近年ではリスグラシューがこれに該当する。

 最後に❸の🏇ロベルトは急坂の消耗戦で制する』。これは❶のノーザンテーストが好走する条件ではセットで登場してくる種牡馬であり、ノーザンテーストと同様に📋強靭な機動力を持ち、かつ📋消耗度が非常に高い舞台急坂コースでその能力をフル発揮できる力を兼ね備えている。

 ロベルトは最も有馬記念で歴史を築いている名種牡馬。1990年代のナリタブライアン&マヤノトップガン&シルクジャスティス&グラスワンダーから始まり、シンボリクリスエスがそれに続いた。以降は不振が長く続いたものの、近年ではゴールドアクター(父父グラスワンダー)・エフフォーリア(父父シンボリクリスエス)・ボルドグフーシュ(父父グラスワンダー)・ジェラルディーナ(父父父グラスワンダー)が坂を登った。

昨年の❷・❸着馬は上記の通り、ロベルト・ノーザンテースト・リファールを全て兼ね備えており、有馬記念における理想形そのもの。好走は約束されているような血統馬であったのである。 

 これらの血統的な知識は有馬記念だけでなく、他の平場のレースでの血統予想でも大いに役立つ。

❶🏇ノーザンテーストは3角からの機動力で制する
 ⇒小回り(ローカル)・内回り戦で有効な種牡馬
❷🏇リファールは4角大外からのしなやかな斬れで制する
 ⇒直線が長い東京や外回り戦で有効な種牡馬
❸🏇ロベルトは急坂の消耗戦で制する
 ⇒急坂コースで有効な種牡馬
 
これだけでも血統予想においては基盤となる非常に価値のある知識であるので、ぜひ覚えよう。

 ここからは、今年の有馬記念出走馬における🏇ノーザンテースト』『🏇リファール』『🏇ロベルト』保持する有力馬の紹介、その中から血統的厳選推奨馬まで掘り下げていく。

…という内容で昨年は考察を書かせて頂いた。結果はリファールクロスを持つドウデュースが復活の勝利。素晴らしい機動力で暮れの大一番を制した。そんな今年は連覇が掛かる引退レースを迎える。その走りを、目に焼き付けておきたい唯一無二の存在だ。


ここからは今年の有馬記念@考察記事。アップデートした形で更に踏み込んだ考察をお楽しみ下さい。

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