天皇賞(春)・追い切り評価

G1ということで、全頭の追い切り評価を久々に文字に起こそうかなと。世間一般では2強と言われていますが、少なくとも1席、もしかしたら2席以上は穴馬のために空いておりますので、そこに割って入ることのできる好調馬を探していきたいなと思います。面白かったらいいねRTしてくださいね。

記事についてですが、私は、予想は馬どうしの横比較をするものですが、追い切りは馬単体での縦比較が重要と考えています。そこで、追い切りそのものの横比較の評価となってしまうA~Cなどのアルファベット評価はしないことにします。代わりに、↘️➡️↗️の3段階の矢印で、馬の調子を縦比較しました。「○○してほしい」などの意見がもしあったら、ぜひリプライで送ってください!

アイアンバローズ ➡️

調子としては➡️ですが、折り合いが難しいところが追い切りでも出てしまっています。G1ともなると厳しいのでは。最内枠で逃げる手しかなくなりました。

ヴァルコス ↘️

1週前追い切りでは、まっすぐ走れていたものの、ムチを使ってラスト失速していたのは率直に評価できないです。最終は、不良馬場で時計は仕方ないところはあるも、手前替えがぎこちなく、追ってから弾けるような脚もないです。前走のほうがパワフルに見えましたので、相手も強くなるここではまだ厳しいでしょうか。

クレッシェンドラヴ ➡️

1週前では仕掛けに反応してしっかり伸びていたが、当週では手前を替えてからもっさりと追走する形で、いつものクレッシェンドラヴという意味で一応➡️評価。ただし一点疑問なのは、3000m超の距離を持たせる意図を感じないこと。長距離は大した問題ではないのか、それとも集中できないのか、衰えているのか。小回り適性はあると思うが、前走は道中の隊列の順に入線している中、この馬は垂れているため、レースや追い切りの過程はあまり評価できないです。

シルヴァーソニック ➡️

1週前、当週ともに追って鋭く伸びています。特に1週前では手前を替えられず併入する形となったのが、当週ではしっかり手前を替えて僚馬を抜き去ることが出来ました。ただしパフォーマンスとしては好調をキープといったところで、近2走は大きな不利はなく、力を出しきっての3着ということで、着差が逆転するほどのものではなさそうです。

タイトルホルダー ➡️

この馬は菊花賞の追い切りが分かりやすいですが、明らかに距離を持たせようと抑えた内容でした。今回の1週前追い切りは長めの距離のコース追いでしたが、行きたがる馬を行かせてしまったぶん、最終は騎手がしっかり抑えた追い切り内容となっていました。菊花賞は上手く行きすぎたということで、改めて距離不安を感じているのだろうと思います。とはいえ自分のペースで騎乗できる馬ですので、枠次第ではありますが、逃げられずに揉まれたり、苦手な瞬発力戦に自ら持っていかなければ、ある程度実力は発揮できるでしょう。

タガノディアマンテ ➡️

京都記念と同じく1週前の映像がなく、最終追い切りは軽めに反応の確認をした形でしょう。映像に限って言えば前走の方が若干力強さを感じましたが、状態は維持できています。ステイヤーズSでスロー逃げの2着もあり、どのポジションでも競馬できるのは素直に強いですが、前めのポジションでの消耗戦の形になると分かりません。あと普通に穴人気すると思います。

ディープボンド ↗️

ストライドが大きくて良く見えてしまうので毎回厳しく見ようとはしていますが、有馬記念と同じくらいの状態のよさです。毎回、良い馬は書くことが少ないです。去年より低速馬場で相手も格下で苦手な展開になりにくそうで、騎乗ミスさえなければ3着内は堅いです。

ディバインフォース ↗️

1週前の段階では、日経賞以上ステイヤーズS未満、といったところでしたが、最終追いで良化してステイヤーズSくらいの状態にありそうです。少なくとも、去年の同レースより何段階も良くなっています。ステイヤーズSは、開幕週の中山で、全馬等しく実力を出せたレースで1頭だけ後方から差しきったのは評価に値しますし、前走は隊列のまま入線する前残りの展開で、後方で詰まって全く追っていないので度外視して良いでしょう。

テーオーロイヤル ➡️

1週前のコース追い切りはスパッとキレていて非常によく映りました。最終追い切りの坂路はふらふらしているように見えて、正直あまり良く見えませんが、前走は同じような内容の最終追い切りでレースは圧巻のパフォーマンスでした(レースでも真っ直ぐ走っていませんが笑)。勢いもありますね。ただしレースの相手関係が弱いこと、一気の斤量増はさすがに無視できません。見た目ほど悪くはなく状態は維持しているかなという感じです。

トーセンカンビーナ ➡️

コーナーで捲っていくような力強さはレースや追い切りで見られず、素直にピークアウトしているのでしょう。阪神大賞典と比較すれば少しキビキビ動けるようになっていて、多少の上昇を感じるので➡️評価とはしますが、相手関係を逆転するほどのものには見えません。

ハーツイストワール (評価不可能)

重賞初出走で映像を見たことがないので、縦比較はできませんが、過去のレースを見る限り低レベルで、また長い直線でじわじわ伸びてくるような良さがある馬で、ここで特別に買いたい要素は見当たりません。

ハヤヤッコ ➡️

白毛や芦毛は動きが大きく見えるので、注意して見ることにしていますが、前走と特に変わった様子はないです。前走は経済コースを通っての上がり最速ということで、芝長距離の適性自体は問題ないとは思いますが、展開に恵まれたのは事実です。着狙いできる騎手が乗るのは不気味です。

ヒートオンビート ↘️

1週前でしっかり遅れていて、当週ポリトラックでも身体の動きが固く、残念ながら前走より状態が悪化していると言わざるを得ません。そもそも友道厩舎で最終ポリの時点であんまり順調ではなさそうです。舞台も特別向くわけではないと個人的に思いますし、今回は軽視したいです。

マイネルファンロン ➡️

新潟記念、AJCCは追い切りで弾けていましたし、当日はどちらも外伸びバイアスの外枠を引いて、いろいろな条件が良かったことは間違いありません。しかし今の阪神の荒れた内回りコースはいかにもこの馬に向きそうで、枠や展開次第で突き抜ける実績はあります。最終追いはかなり動けていると思いますが、さらに上があると考えていますので、敢えての➡️評価とさせていただきます。

マカオンドール ↗️

1週前は軽く仕掛けただけで相手を千切り、当週は坂路で問題なく動けています。一度使った効果は間違いなくあったし、鞍上が戻ることもプラスで、アイアンバローズやシルバーソニック、テーオーロイヤルとの着順が逆転する可能性はあります。期待できる↗️評価ですが、地力の面で、世代が強いという過剰な評価を受けているきらいはあります。また斤量が一気に増えるのも良くないでしょう。

メロディーレーン ➡️

好走しているときの映像を見たことがないので、よくわかりません。重賞の追い切りはいつも通り微妙です。距離は持つし、去年より馬場は向くと思います。

ユーキャンスマイル ↗️

前走は明らかに休み明け仕上げだったので、それに比べれば遥かに良い状態にあります。若いときはもっと脚の出が良かったので、褒めちぎるほどではないのですが、相手も弱いので、展開が向けばここでもワンチャンスありそうです。

ロバートソンキー (評価不可能)

2年前の菊花賞と比べてもしょうがないかもしれませんが、走りはまだまだ幼いと思います。父ルーラーシップのようなトビが大きい馬ですので、展開や馬場が向くかどうかです。菊花賞はレベルの高いレースとは言えなかったので、過大な評価はしにくいです。

予想

◎ディープボンド
前走後方からでは厳しい展開で斤量差1kgを軽々と差し切っていたことを高く評価。有馬記念2着もメンバーでは優秀すぎて、複勝オッズが付くなら複勝1点も考えています。

○ディバインフォース
いい状態にあります。道中インでロスなく、縦長の展開を後方から捲り切れば、まだ対決が済んでいないディープボンドに迫れる馬では。

▲タイトルホルダー
抜けてますね。菊花賞ほど恵まれはしなさそうなのでここまでです。

⭐マイネルファンロン
折り合えば実力上位、ムラ馬なので軸にはできないですが、重賞勝利の無い馬より全然人気していないのはよくわからないです。松岡で内の枠なので挟まれて終了もあります。

当日仕事で見れず、馬券は出せないかもしれませんので、自己責任でお願いします。

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