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なぜ、視覚支援か

こんにちは つなぐ です。

今日は視覚支援についての話をします。
発達障害のあるお子さんに対する支援の一つとして、視覚支援があります。

1日のスケジュールを知らせるもの、物の在処を示すもの、などがあります。

なぜ、視覚支援なのか…

初めての場所に行った時、「トイレはどこ?」となったことはありますか?
そうなった場合、お店の人に聞く方もいるかとも思いますが、探しませんか?
“アレ“、を。
そう、トイレのマークです🚻。
トイレのマークが見つかると次は、そう“ソレ“です。
行き先を示す矢印です。➡️
そうした手がかりがあることで、私たちは初めてのお店や場所で、トイレに行くことができます。
しかも誰にも聞くことなく、自分の力で。

他にも会計や何の売り場かなど見て確認して目的地に向かうことはあると思います。

私たちは知っているのです。
それが何を示すものか。


必要としているのは誰か、を考える

よく支援者や、保護者に視覚支援について話をすると、
「言ったら分かるから必要ない」
と言われることがあります。

誰に必要ないのでしょうか?

困っている人は誰ですか?

言われたことができれば良いのでしょうか?

そうしたら、誰かが言ってくれるまで待たなければいけません。

でも、支援者も保護者もこうも言います。
「自分で動いてほしい」
「いつも言わないと、何回も言わないと動かない」

上のことばと矛盾していませんか?

確かに言われたことを理解し、行動する力は必要です。
でも、それだけでは自分で行動することができるでしょうか?
相手に自分の要求を伝えられるでしょうか?
何より、自分で決めることができるでしょうか?

何から始める?

視覚支援を始めるにあたり、準備するものはあります。

私が提案していることはカードとものとを交換するやりとりです。

  • 例えば
    ・好きなお菓子があればそのパッケージを置いておいて、選択する時に使 
     うようにする。
    ・最初から複数枚を用意するのではなく、お茶やおやつ、のカード一枚か
     らにすること
    などです。

  • 予定表も同様です。
    ・順番がわかるようにすること、一つが終わればそれは無しにすること
    ・次にすること、向かう場所を知らせることから

ここでももし、お店に行くのであれば、広告のマークを切って使うこともできます。

私たちは初めて行く土地の情報をネットで見ること、目的地を見て知っておくことで安心することがあると思います。
その感覚です。

準備するもの

私はめんどくさがりなので、いかにすぐ始められるかを考えます。
ラミネートするにしても今や100均にもあります。

あとセリアに置いてあるコレクション用の透明なシートにカードを入れて切る
アルバムのファイルにの中のシートを切ってカードとしてみる
これなら先ほど挙げたお菓子のパッケージやジュースのラベルなどをそのままそのシートに入れるだけで瞬時にカードになります。

カードを提示するときに裏面にマジックテープかマグネットを貼って固定するようにします。

そして、これも便利なことに100均でマグネットシートが売ってます。
しかももう切り離して貼るだけです。
ありがたい。

どうとりいれるか

準備ができたら導入です。
ここからが大事です。
“なぜ、その視覚支援が必要か“を理解することも必要です。

大人のいうことを分かってもらうためにとりいれるのではなく、子どもが困らないように、分かり易くするために始めたいです。

そうした支援が必要な子どもがいます。
私にはいらないことが私ではない誰かには必要です。

長い文章読んでいただき、ありがとうございました。

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