天覧競馬について
皆さん、こんにちはあるいはこんばんは!
うまうま情報局のカキツバタです!
昨日、今年の天皇賞・秋は天覧競馬になるとのニュースが飛び込んできました!
丁度天覧競馬について調べていたのでタイミングが良いと思い、記事にしました!
是非とも読んで参考にして頂ければと思います!
天覧競馬って何?
『天覧競馬』って何となく知ってるけど、正確には分からない、知らないという人が多いかもしれません。
『天覧競馬』の意味は『時の天皇陛下が競馬を御覧になる事』です
大事なのは『時の天皇陛下』という部分です
例えば皇太子であれば天覧競馬とは言えないのです。実際に上皇様も天皇陛下も皇太子時代に競馬を御覧になった事がありましたが、天覧競馬ではありません。
1987年の第96回天皇賞・秋を上皇様はご覧になってますが、この時はニッポーテイオー、レジェンドテイオーのワンツーで、何とも意味深な名前の馬のワンツーでした笑
天皇陛下が御覧になったのは天皇賞ではなくダービーでした
このダービーがまた面白い結果になっていましたね。
2014年の第81回東京優駿でしたが、この時の優勝馬は横山典弘騎手騎乗のワンアンドオンリー号です
なんと、横山典弘騎手もワンアンドオンリー号も天皇陛下と同じ2月23日産まれでした!
知ってれば買ってたよ〜って言った人が居たみたいですが、俺は知ってても買えません笑
皐月賞で最後方一気してた馬は買えませんでしたね笑
天覧競馬の歴史
Xの投稿で沢山の方が『天覧競馬は上皇様が初めてだった』と勘違いされていたのを見ましたが、『天覧競馬で天皇賞を御覧になったのは上皇様が初めて』なんですよね
明治時代にも天覧競馬はあったとの記録があります。間違えない様にしておきたいですね
2005年の天皇賞・秋が天皇賞として初めての天覧競馬になったのは、『エンペラーカップ100年記念』を記念しての事でしたが、前年の2004年に行われるはずだった天覧競馬が新潟県中越地震のおかげで流れてしまって、改めて翌年に天覧競馬が開催されることになったので、関係者の方々の苦労が報われましたね
レースの内容はダンスインザムードが抜け出した所を前年の秋古馬3冠を達成したゼンノロブロイが襲いかかり、勝ったと思った時にインからヘヴンリーロマンスがアタマ差で差し切り、見事にG1初勝利をあげました!
ウィニングランを終えた松永幹夫騎手とヘヴンリーロマンスは貴賓席の前で立ち止まり、馬上でヘルメットを脱いで深々とお辞儀をしました!
その先には当時の天皇陛下である現在の上皇様がいらっしゃいました
そして、そのお辞儀をしている間ヘヴンリーロマンスはじっとしていました
気性が荒い事で知られるサンデーサイレンスの娘であり、レース直後の競走馬があんなに静かに立ち止まれるのは中々ない事だそうです
普通は暴れるみたいなのですが、きっとヘヴンリーロマンス号は目の前で行われている事がとても大事な事だと理解していたのではないか?と思えます。というかそう思いたいですね
ヘヴンリーロマンスは引退後、アウォーディーやラニの母となり活躍馬を何頭も出しています
7年の時が経ち、2012年の第146回天皇賞・秋は『近代競馬150周年記念』と銘打って天覧競馬が行われました!
この時の1番人気は3歳馬のフェノーメノでしたが、3.4倍とオッズが高く、2番人気はルーラーシップで4.5倍、3番人気が3歳馬カレンブラックヒルで4.7倍、4番人気がダークシャドウで5.3倍と上位人気はかなり拮抗した状態でした
レースはシルポートが大逃げを打ち、直線で僅かに外に膨れた隙をエイシンフラッシュが狙い、上がり33.1秒の最速上がりで突き抜けました!
2着にはフェノーメノ、3着にルーラーシップが入りましたが、進路取りの差が大きく出た印象でした!ミルコ・デムーロ騎手の好騎乗でしたね!
そして、あの時がやってきました!
ウィニングランを終えたミルコ・デムーロ騎手は貴賓席の前で馬を降りて1回転してヘルメットを脱いで片膝をついて最敬礼をしました!
この時は中継で観ていましたが、鳥肌が立つほどの感動を覚えました!
何回も繰り返し観てますが、ミルコ・デムーロ騎手が良い男なのもあって本当にカッコいいですよね!
ちなみに本馬場内で騎乗馬から降りる事は騎乗馬にアクシデントがあった時のみと決まっていて、ミルコ・デムーロ騎手の行為はこれに反したために、本来ならかなり厳しい処分が下されるかもしれない行為でした。
しかし、天皇陛下にあの様な敬意を表した者が天皇陛下の御前で不正を行うはずがないとの判断により注意で済んだJRAの粋な対応のおかげで処分なしでした!
かなり注意は受けたみたいですけど笑
こういう対応好きです!
今年の天皇賞・秋は、令和初の天覧競馬になります!
令和初の馬上礼は誰が務めるのか?個人的には非常に楽しみです!スターズオンアースが回避してしまったためにミルコ・デムーロ騎手が乗れないのは非常に残念ですね
有力馬に乗るのは、クリストフ・ルメール騎手、武豊騎手、川田将雅騎手、ジョアン・モレイラ騎手とまさに絵になるような良い男ばかり!
今回の天覧競馬も歴史に残る名場面が期待できそうですね!
今年は令和初の天覧競馬ですが、メンバーもかなり濃いメンバーですので、馬券は的中させたいですよね
なので、明日は天皇賞・秋の厳選データから勝ち馬を探す『データで斬る』のコーナーをやります!
皆さんのお役に立てる様に頑張ります!
ここまで読んで頂きありがとうございました
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それではカキツバタでした!
またお会いしましょう!