権利への不当な侵害
突然だが俺は会社から不当に解雇されそうだ。
俺個人とは全く関係のない母親の借金話を会社の役員にチクってきたクソがいたらしく、そいつが根も葉もない嘘話を混ぜて、俺が協力して反社との付き合いがある云々と伝えたらしい。俺の部は最近採算が合わないからとクビキリをやりたがっているようで、俺もそのターゲットの一人のようなのだ。
そんなタイミングで変な話まで出てきた為、俺のクビキリ話はトントン拍子で進むだろう。
俺の都合なんざ聞きもしねえ。寧ろ切ることこそ、会社と、ステークホルダーと、そして俺自身の為になる、なんて言っている始末。
挙げ句には会社都合ではなく自己都合で退職させられることになるようだ。
それも「ウチはこんなクソ野郎に金を払う会社ではない」と言う大義名分があると信じているからのようだ。
全くの嘘話で仕事も失い、そもそ当然の権利である退職金や会社都合による退職、と言う権利も、自分の気に食わない奴なら奪って当然だと思っているんだろう。
本当にふざけてやがる。
ちょっと弁護士つけて戦うかな。。。
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以上、何の事実とも関係のないフィクションだが、
この作り話は特別珍しい話である、と言う認識は恐らく殆どの人が持たないだろう。
この手のブラックは日本のある種の日常だと。
そしてそれはごく一部の、極めて悪質な人間だけが考えている、特殊な例であるとも。
しかしそんなことはない。
今の日本人の多くはそんな奴等が大半だ。
自分が気に食わない、と言う理由で法律なんか丸っきり無視して人権侵害するのを正義だと、これが当然の選択だと信じて疑わない。
だから、
眞子殿下に対して、結婚前に皇籍離脱しろ(自己都合退職にしろ)、
結婚一時金なんか辞退しろ(退職金なんか貰うな)、
なんて平気で言えるし、そもそもそう言う為なら、全く関係のない、根も葉もない話を理由に持ち出す(借金踏倒し論は元婚約者Aと現代の記者が言っている一方的な言い分)。
日本からブラック企業が無くならないのは、そしていじめが無くならないのは、そう言う人間が社会の多数派だから、と言う以外に理由は無いだろう。
この国には尊皇派も、人権派もいない。
ただの無法で恣意的な猿ばかりだと言うことだ。