西の都から東の都へ
前書き
今回は投稿企画にチャレンジということで、私の上京話を書こうと思います。
田舎から東京へ夢いっぱいで出てきた、という話ではないですが、懐かしい記憶と共にリアルを届けられたらと思います。
これから上京しようと思っている人向けに、足しになればいいと思います。
概要
私の場合は、京都から東京へ上京した形になりますが、住まいがすぐに東京になったわけではなく、職場が京都から東京になったというのが正確です。
実際の住まいは、東京から少し離れた千葉の津田沼でした。もともと浪人時代に津田沼に通っていたこともあり、見知っていたので慣れておりました。
その後結婚して亀戸に引っ越しましたところでようやく本当に上京できたというわけですが、津田沼での途中経過も含めて2年くらいの上京だったと思います。
いろいろ工夫、苦労したこと
街選び
やはり街選びは、すごく難しいですよね。
おそらく家賃と、通勤時間と、一人暮らしだとしたらその人にとって楽しい街なのかどうかが選ぶ基準になると思います。私の場合は、都内は家賃が高いので、最初から選択肢に入れてませんでした。千葉に実家もありますし、津田沼は学生時代の記憶があるので、なんとなく「これくらい栄えてればいいか」みたいな感覚がありました。津田沼のような始発が出る駅は、待てば電車に座れることもあり、多少遠くても寝てれば着くかという感じです。ただこれは京都にいたときとは全く違うので、関西圏の(というか長時間電車に乗る習慣のない)人が東京に来るとあまり選びにくい選択肢かもしれません。給料がもっと多ければ、思い切って都心に住むほうがQOL高いかもしれません。若いうちに頑張って働いて給料を上げておくことはよいことですので、そっちのほうが今はおすすめかもしれませんね。
引っ越し
引っ越しは、すでに4回くらい経験していたので、結構上手でした。引っ越し代は自分で出すと結構大きな出費です。上京するときも、2月の繁忙期の引っ越しでしたが、幸い日程の融通が利いたので交渉も有利に働きました。
引っ越し業者さんは家具から見積もりを立てて、倍くらいの値段で最初言ってくるものですが、やはりその時も高額でした。「まぁまぁまぁ」なんて言いながら、とりあえず半額にしてから交渉をスタートさせたと覚えています。
ちなみに安すぎる業者は家具壊れたりしますので、おすすめはしないです。大事なものがあるのであれば、大手さんがいいです。この時も大手さんでした。
営業さんとは、どうしてその価格になるのかを内訳を訊いたりして、何か落せるものがないか確認しました。あまり記憶は定かではないですが、無駄な費用があって、それらを丁寧に削りました。日程の調整などもその後に行って価格を落しました。
最終的に、価格が折り合わないところまできて、しばらく沈黙が続きましたが、こちらも予算に限界があることを伝え、営業さんが上司に相談するまでは交渉を続けました。
現場の人の見積もりやディスカウントで終わってしまうと、まだ下げる余地があるのに交渉が終わってしまいます。しっかり上司の方と連絡を取って、現場の営業さんと上司の間の交渉に持ち込むことで、より良いディスカウントを勝ち取れますよ。
新しい環境に染まる
上京に限らずですが、新しい土地や環境に行ったときに、人間関係はいつも不安があるものです。私も当時最初の転職でしたので、大変緊張していたことを覚えています。
大企業から、小規模な事業所に移ったこともあり、前職で当たり前に見ていたことが、(悪い意味で)全く行われていないことを良く目にしました。
新しい職場にポテンシャルを感じていた分だけ、いろんなことを言いたくなってしまったことを覚えていますし、ちょっと言いすぎて摩擦を起こしてしまったこともありました。
長い目で見れば、そんなに焦って伝える必要もなかったかなと感じました。新しい職場のいいところもたくさんあるわけだし、それで補えている部分は、それはそれで一応回っていると言えます。
良く新しい風を組織に入れてほしいなんて言葉を聞きますが、実際入れてほしい風は、風の吹く場所、風向き、強さ、長さ、温度、どれをとっても微妙なセンスを期待されており、匙加減を間違えると、すぐ出る杭になってしまいます。
風を吹かせるというより、匂いを醸し出すくらいが結構ちょうどいい塩梅だったりもしますので、その辺は所属した組織の特徴を良く見ておくべきだったと感じました。
3か月はとりあえず大人しくしておく、なんていう言葉も言われるくらいですので、焦らず、じっくりと、自分の周り半径5Mから変えていけば良いと経験しましたね。
嫁探し
実は上京する前に付き合っていた彼女とは、遠距離恋愛は難しく別れてしまいました。京都の小さい街では飲み歩いているだけで恋愛ができたのですが、上京してからはそういう気配がなくなりました。
おそらく東京は飲めるところが分散しているのと、私が津田沼に住んでしまったので終電を意識したせいかなと思います。
京都はいざとなればタクシーで帰れる距離でしたし、飲める場所は限られた範囲ですので、出会いも多かったように思います。あと社内恋愛をしないようにしていたため(トラブル回避)、なおさら上京してから何も色恋沙汰がなくなったように感じました。
今であればマッチングアプリがあるのでしょうか。私が上京した時はそういうのはまだマジョリティではなかったので、何かのコミュニティに参加して良さそうな人がいたら誘うようになりました。
私は英会話のコミュニティ所属していたので、グループで会話したり、1:1で会話したりすることができました。ちゃんと英語も勉強してましたが、飲み会も毎回開かれて、いろんな人に会える時間が貴重でした。
そんな中で出会った一人が今の妻ですが、そこに至るまでも、いろんな交友関係をコミュニティで得られたのは、大変良かったかなと思います。
結び
以上が私の上京の話です。住まいと職場と恋人探しって、どこ行っても大事ですが、上京するときも印象深いし苦労したなと思ってことでした。これから上京される皆様の何かの足しになれば幸いです。
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