太陽が欲しいだけツアー
9/18は熊本へ行ってきました。
というかめちゃくちゃ久しぶりの更新になりましたがこの間にはSky Jamboree2016の為に長崎へ行ってきました。
熊本には半年振りの9mmを観に。
本命ですからそりゃもう気合い入ってましたよ。私が。本人達もなんだかんだサポート入れてではあるけどツアー初日ですから気合い充分だったと思います。
正直今の彼らを観れるのが嬉しい反面、滝の腕のことも心配だからどのような気持ちで観ていいのかわからなかった。そのまま会場に入ってただ時間を待った。
今回のツアーはアコースティックユニットとしてゲストを招いて卓郎との弾き語りをしてくれた。九州はBLUE ENCOUNTの田邊。あえての呼び捨てで。
彼は熊本出身で学生時代から9mmが好きだったらしく、バンドの中で1番好きだそうだ。とにかく9mmへの愛がハンパない方だった。完全に立場はこっち(9mmファン)側だった。しかし喋りが上手い。笑いすぎて顔が痛かった。ちなみにこの時点でまだ1曲もやっていない。
セットリストも田邊セレクトで、1曲目に「The World」をやってくれた。コードが難しいらしく田邊はシェイカーを持って歌っていた。途中のギターの所を注目してくださいと曲前に言われ、いざそこの部分が来ると田邊が「パパパパパパパパパーン」と口真似。堪えきれずに声出して笑ってしまった…何だあれ…。ちなみに翌日福岡公演では口笛でやりきっていた。
2曲目はELLEGARDENの「風の日」。学生時代コピーしていた大好きなバンドの曲を、大好きな9mm先輩とやれることは最高に嬉しいと言っていた。ただただ羨ましい。卓郎自身もエルレを人前でやるのは初めてだそうだ。
最後はBLUE ENCOUNTの「もっと光を」。自分の曲をやってくれて嬉しそうな田邊。この後は俺もファンとして一緒に楽しもうな!!と言って去っていきました。リスペクトしてる田邊は好感度が上がる一方だ。
本編が来るまで、ただドキドキが止まらなかった。いろんな意味で。そしてあの大好きな瞬間がきた。照明と会場BGMがパッと同時に消え、ATARIのいつものSEが流れ出す。
滝が登場した瞬間、おかえりという気持ちから自然と笑みが溢れた。ギター持ってる姿は今までは当たり前だったのに、今回はやっぱり特別というか奇跡のように感じてしまった。
腕のこともあって、いつものように暴れ狂うパフォーマンスをしている訳ではないけれど、こうやってステージに立って9mmで演奏しているのはファンにとって何より嬉しいことだった。
でも何処かで「いつもの9mm」を期待してる自分がいて、欲しがってしまう気持ちもあって途中から辛くなることもあった。それは滝自身の方がファンが求めるような、自分がやりたいような演奏がしたいという気持ちは大きかったはずだ。それは間近で見ていたからか表情からも読み取れた。滝パートを武田さんに一部弾いてもらっている間の曲中の休みは今までのライブには無かったもので、悔しさが滲み出ていたように思えた。
1日目の熊本では嬉しさの中に見てて辛くなることもあり、帰りのバスでは正直100%楽しかったとは思えなかったからか気持ちが沈んでいた。
翌日の地元福岡は気持ちを切り替えて楽しむ気満々で挑んだ。二日あると1日くらいは大人見しようかと思うけど今回はそうもできず、今の最大限の彼らをちゃんと近くで受け止めないといけない…ような気がした。
前日観て大体の流れも分かってたからか、全力で楽しむことに専念できた…というより無意識に楽しんでしまった。滝も熊本より調子が良かったのか、ギターでの合いの手や卓郎のMCによる拍手などいつもの滝を見せてくれた。アンコールでもお立ち台に立って体反らしてギター掻き鳴らしてた姿見て泣きそうになりながらもファン皆で凄い盛り上がりを見せた。
MCでは卓郎が「皆が俺達を必要としている限り、俺達は皆を必要としています!」と言ってくれた。こうやって口に出して言ってくれるバンドはそういない。この状況だから特に響いてきた。これを聞いて、今の最大限を出し尽くす彼らに一生ついていきたいと改めて強く思った。
これを書き始めてから書き終わらない間にツアーが終わってしまった。
先日豊洲PITでファイナルを迎え、Twitterでレポを読んでいた。滝の調子も良く、アンコールでこのツアーでは初めてであろうサポートの武田さん抜きでの「9mmの4人」でトーキンをやったり、レボで「世界を〜!!!」と滝が叫んでいたりしたというのを読んで涙腺が緩んできたので途中で読むのを止めた。
でもいつもの4人が帰ってくる日が近いんだと確信した。すると来春ニューアルバムが出るとの発表があった。「滝×菅原の王道タッグ」でと書いてあり、このような状況の中で作った曲ということは相当パンチのある曲詰め込んでくるのではないかと期待大である。楽しみで仕方が無い…!