画像生成AI用プロンプト一覧④ 光(光の向き・自然光の種類)
シロウトの私としては、光の使い方や効果が良く分からず、やみくもにプロンプトを入れてはイマイチな結果で最初は戸惑いましたが、難しく考えず、適切なシチュエーションと組み合わせることで驚くほどビジュアルの質が向上することに気づきました。このガイドでは、光のプロンプトと、それぞれに最適なシチュエーションをわかりやすく紹介します。光と適切なシチュエーションを理解することで、シーンが一層魅力的に変わるはずです!
※下記は前回のプロンプト一覧
・画像生成AI用プロンプト一覧
・画像生成AI用プロンプト一覧②(衣装編)
・画像生成AI用プロンプト一覧③(アングル・ハンドサイン・イラストタッチ・髪型)
・画像生成AI用プロンプト一覧④ 光(光の向き・自然光の種類)
・画像生成AI用プロンプト一覧⑤ 光(スポットライト・エフェクト)
光の向き (Light Direction)
Front Light
前光
Front Light は被写体の正面から光が当たるため、影が少なく、均等に被写体を照らす効果があります。この光は、被写体全体のディテールをはっきりと見せたい場合に最適です。
注意: 当たり前でもあるのですが、被写体がどの方向を向いているかによって「Front Light」が被写体に対する向きなのか、イラスト全体に対する向きなのかが異なります。それぞれ見た目が全く変わってくるので、この点に注意して光を設定してください。
最適なシチュエーション例(日本語):大きな窓のあるカフェ、リビングルーム、スタジオ、教会の内部、ショーウィンドウ
最適なシチュエーション例(英語): Cafe with large windows, living room, studio, inside a church, shop window display
Backlight
逆光
Backlight は被写体の背後から光を当てることにより、シルエットや輪郭が強調されます。この光は、被写体を際立たせ、劇的な雰囲気を演出する際に適しています。
最適なシチュエーション例(日本語):夕日を背景にした海辺、公園、山の頂上、田んぼのあぜ道、草原
最適なシチュエーション例(英語): Beach with sunset in the background, park, mountain peak, path through rice fields, open meadow
Side Light
側光
Side Light は横から光が当たり、反対側に強い影を作り出します。この光は被写体に深みを与え、ドラマチックな表現が可能です。
注意: これも被写体の方向が頻繁に変わる場合が多かったです。被写体がどの方向を向いているかによって「Side Light」が被写体に対する向きなのか、イラスト全体に対する向きなのかで見た目が全く異なります。この点に注意して光を設定してください。
最適なシチュエーション例(日本語):日差しが入るカフェの窓際、アトリエ、ポートレート撮影、図書館の静かな隅、ギャラリー展示
最適なシチュエーション例(英語): Cafe window seat with sunlight, art studio, portrait session, quiet corner of a library, gallery exhibit
Top Light
上光
Top Light は上方からの強い光で、被写体の下方に影を作ります。これは被写体に独特の立体感をもたらしますが、顔の影が強調されるためポートレートには注意が必要です。
最適なシチュエーション例(日本語):真昼の広場、砂漠、森の中、太陽が真上にあるビーチ、都会のビルの谷間
最適なシチュエーション例(英語): Plaza at midday, desert, inside a forest, beach with the sun directly overhead, urban canyon between skyscrapers
Bottom Light
下光
Bottom Light は下からの光で、被写体の上向きに影を作ることで、独特で不思議な雰囲気を生み出します。ホラーやミステリアスなシーンに多く用いられます。
最適なシチュエーション例(日本語):キャンプファイヤーの周り、夜の舞台、地下トンネル、ナイトクラブ、噴水周り
最適なシチュエーション例(英語): Around a campfire, nighttime stage, underground tunnel, nightclub, around a fountain at night
Sun Light や 自然光の種類 (Types of Sunlight/Natural Light)
Golden Hour
朝夕光
朝日や夕日の時間帯に発生する温かみのある光で、黄金色の美しいトーンを生み出します。この光は被写体に柔らかな色味を与え、長く伸びる影が特徴的です。写真や映像撮影において、ドラマチックでロマンチックな雰囲気を作り出すのに最適な光です。
最適なシチュエーション例(日本語):早朝の海岸、夕方の草原、山頂
最適なシチュエーション例(英語): Seaside in early morning, meadow in the evening, mountain peak
Midday Sun
真昼光
太陽が真上にある時間帯に発生する非常に強い光で、被写体に対してはっきりとしたシャープな影を生み出します。この時間帯の光は強くコントラストが高く、明暗がはっきりと分かれるため、インパクトのある力強いシーンを表現する際に使われます。
最適なシチュエーション例(日本語):広場、砂漠、夏のビーチ
最適なシチュエーション例(英語): Plaza, desert, summer beach
Dappled Sunlight
木漏れ日
木々の葉の隙間から差し込む光が地面や被写体に散らばった影を作り出す効果です。動きのある影が生まれるため、リラックスした雰囲気や自然の美しさを表現する際に使われ、優雅で平和なシーンを演出するのにぴったりです。
最適なシチュエーション例(日本語):森の中、並木道、公園
最適なシチュエーション例(英語): Inside the forest, tree-lined path, park
Overcast Light
曇光
曇りの日に見られる拡散された光で、全体に柔らかく広がるため影がほとんどなく、柔らかな明るさが特徴です。この光は被写体のディテールを均等に照らし、優しく落ち着いた印象を与えるため、ポートレートや自然なシーンに適しています。
最適なシチュエーション例(日本語):山の景色、田舎の風景、湖畔
最適なシチュエーション例(英語): Mountain scenery, countryside view, lake shore
Twilight
薄暮光
日の出前や日没後の薄暗い時間帯に現れる柔らかな光で、青みがかった幻想的なトーンが特徴です。この時間帯の光は被写体に穏やかで神秘的な雰囲気を与え、特に静けさやロマンチックなムードを強調したいシーンに最適です。
最適なシチュエーション例(日本語):湖、海辺の岩場、田舎の小道
最適なシチュエーション例(英語): Lake, rocky shore, countryside path at dusk
いろいろ用意だけしていたのですが、記事が長くなったため、次回にスポットライトとエフェクトについての詳細を記載したいと思います!!