小倉２歳S 札幌２歳S 新馬戦ピックアップ
ここでは小倉２歳Sと札幌２歳Sに出走する馬で、新馬戦終了時に次走注目馬としてピックアップさせていただいた馬の内容を再掲載します
新馬戦をまとめている記事はこちらから
小倉２歳S
中京芝1200ｍ左A
枠順
新馬時次走注目馬
クラスペディア
スムーズにハナをとって逃げて上り二位の脚を使い二着。1200ｍにしては緩めの流れで開幕週の高速馬場の助けがあったとはいえ十分に強さを見せたと言える。次走で過剰に人気になるのであれば疑ってかかるべきではあるがそこまでの人気にならないのであれば十分に上位を期待できる一頭だろう
※未勝利での参戦
中京芝1200ｍ：Ｂ+ ２着
短評：開幕週の高速馬場を抜きにしてもスローからのこの全体時計は十分な内容
アブキールベイ
時計自体は平凡だが、常にヴィンブルレーをマークしながらの競馬だったからこそであり差し切る一瞬の加速はお見事。ラスト１Fは11.3であり、それを楽々差し切るのだからこの馬は11秒フラットくらいで走っているだろう。しっかりと控えてから脚を使える点も評価できるポイントであり勝ち切ることが出来る馬だと言える。レースのレベルが高くなったとしてもしっかりロスの少ない競馬を出来るタイプであり、距離ももう少し伸ばしてもいいだろう。一度東京1400辺りで見てみたい
福島６R芝1200ｍ：B １着
短評：コーナーが緩く実質直線300ｍだけの競馬。評価は上位2頭に絞るべきだろう
ポートデラメール
出負けして後方からポジションを上げながら上がり最速を使い差し切った。ただし1200でスロー小頭数という条件がリカバリーをしやすくしてくれたのは事実であり、これがタフな条件になってしまうと怪しい。個人的には1400やマイル辺りまで伸ばしてみた方が安定感が増すのではないかと思うが、鞍上のコメントとしては気性面的にこの距離までのようなコメントを残しているので今後は使い方に注目したい。馬券としては過剰人気になるのであれば疑って掛かりたい
京都５R芝1200ｍ：B １着
短評：1200ｍにしてはかなり緩い展開であり、いい上がりを使った馬にしてもタフな流れでも相対的に脚を使えるのかは疑問。緩い流れなので走破時計はもちろん遅い
エイシンワンド
五分のスタートだったがテンからスムーズにスピードに乗り、良いポジションを取ることができた。最初に少し促したにもかかわらず終いはムチを入れられるとさらに伸びて楽々逃げ粘る馬を差し切った。この馬自身は最後まで加速ラップで走っているとみられ、この先が楽しみな一頭。懸念点は最初に促したことで少し掛かり気味でレースを進めてしまい、距離を延長したときなどにスムーズに運べなくなる可能性は出てくるのかもしれない。掛かり気味でこのレースを出来るのであれば能力的にはかなり高いと言えるだろう。あとはタフな馬場や展開でどうなるか
中京芝1200ｍ：Ｂ+ １着
短評：開幕週の高速馬場を抜きにしてもスローからのこの全体時計は十分な内容
タマモティーカップ
スタートから急がせること無く前を見ながらの競馬。前が開けていても楽に折り合いがつき無駄な消耗がほとんどなかった。直線では前で残りそうな馬をしっかりと差し切った。切れる脚と言うよりはワンペースで持続力のありそうな脚の使い方であり、緩いペースで上がりを求められるよりもは持続力を求められるレースの方が合っていそうか。折り合い面や操縦性も良さそうでもう少し距離を伸ばしても対応できそうだ
小倉5R芝1200ｍ：B １着
短評：緩みのないラップで時計も速め。地力を問われるレースになった
アーリントンロウ
出負けしてからリカバリーをしつつ、外目に回しながらしっかり先団にとりつき直線を向いてから外に出し素晴らしい脚を使った。操縦性もよく、出負けが癖にならなければかなり能力のある馬だと言えるだろう。ラスト１Ｆは加速ラップで11.0くらいは使っているだろう。距離を伸ばしてもよさそうだ
京都５Ｒ芝1400ｍ：Ｂ ２着
短評：スローからの決め手勝負。内回りで33秒台を5頭使えたのは期待できるか。全体時計は遅め
次走：2歳未勝利 ２番人気 １着 評価：→
エンドレスサマー
スムーズにハナを奪いノーステッキで上がり最速を使い完勝。出し切っておらずも時計的にも高水準であり、重賞戦線でも戦えそうな内容か
函館５R芝1200ｍ：B＋ １着
短評：勝馬がハナから上がり最速で楽勝。勝馬以外は厳しい内容
次走：函館2歳S(GIII) ２番人気 ３着 評価：→
注目馬から外れた馬の新馬戦短評
ケイアイマハナ
福島6Rダ1150m：C？ 1着
短評：時計が遅く全体的に加速ラップで差が付かず出し切れていないような内容
レイピア
京都5Ｒ芝1400ｍ：Ｃ ２着
短評：中盤の緩み少なく地力を問われた。全体的に物足りない時計
次走：距離短縮にて強さを発揮。前から高水準の時計をマーク
ベルビースタローン
京都５R芝1600ｍ：B 10着
短評：ペースが流れて時計的には速いが瞬発力を求められた時への対応は未知数。しっかりと差してきた馬の方が狙い目だろう
次走：距離短縮でタフな馬場とハイペースで強さ見せる。速い脚はないか
ホウオウブースター
東京6R芝1400ｍ：Ｂ 4着
短評：緩いペースでの決め手勝負。3着以下は上りを使えず厳しい
次走：距離短縮でハナを取りそのままゴール。内容は物足りない
ジャスパーディビネ
新潟２R芝1400ｍ：C １着
短評：かなり軽い馬場で終いの脚を使える馬が少なく、時計自体はそれなりだがレベルとしては低いか。3歳未勝利より1.3遅い時計
エイヨーアメジスト
小倉５R芝1200ｍ：C １着
短評：九州産馬での新馬戦。勝馬は楽勝も、同日の２歳新馬戦では勝馬から９馬身差離されての５着のタイム
次走：レースレベルが厳しい
札幌２歳S
札幌芝1800ｍ右C
枠順
新馬時次走注目馬
マジックサンズ
出負け挟まれてのスタートでいいポジションが取れずに少し後手の競馬。ドスローで自然とじりじりポジションを上げながら直線の手応えは数段上。展開的にも時計的にも判断できる要素が少ないため過剰に評価は出来ないが特に下げる要素もなく、未知数な部分が多いことから次走はしっかりと抑えておくべき馬だろう。サンデーレーシングで半姉コナコーストのキズナ産駒ということで甘く見るべきではないだろう
函館5R芝1800ｍ：C？(重馬場ドスローで難しい) １着
短評：渋った馬場でドスロー。決め手もかなり削がれており判断が難しいがレベル的に高いということはないだろう
ファイアンクランツ
調教もかなり激しくやっておりパドックでは馬体に物足りなさを見せたもののレースになるとラストにグンとひと伸び。まだタフなレースでどれほどやれるかはわからないが素質は確かだろう。気性面の幼さはあるだろうが馬体の成長とともに上昇してきてくれることを期待
札幌５R芝1800ｍ：B １着
短評：かなり緩い展開だったが上位二頭の力が抜けており終い１F0.7秒の加速ラップで全体時計もある程度まとめてきた
アスクシュタイン
ハナを取りきってからドスローに落として勝ちきり。番手に付けた馬よりも追わずに楽にハナを取りきるスピードや、展開的にかなり向いたとはいえ上がり2位を使い楽に勝ち切る内容は十分に素質を感じさせる。こういった馬は展開利があったものとしてオッズが下がりがちなので過小評価をされるのであれば積極的に狙っていくべきだろう。ハナを取りきってから鞍上に抑えられた時に抵抗をしたもののすぐに落ち着き自分のペースで走ることが出来た点も評価
函館5R芝1800ｍ：B １着
短評：かなり緩い展開を逃げ馬が制す。特筆すべきは2着馬の方か
次走：コスモス賞 2番人気 １着 評価：⤴
明らかに上昇。時計も２秒以上縮め能力を見せる
注目馬から外れた馬の新馬戦短評
アルマヴェローチェ
札幌芝1800ｍ：C １着
短評：稍重だがそれなりに時計は出る馬場で物足りない内容。勝ち馬はスローの流れで展開を味方につけた分割引だろう
マテンロウサン
札幌５Ｒ芝1800ｍ：Ｂ １着
短評：二頭が離して逃げ、道中ペースが速く前には厳しい競馬となった。中団馬群は緩みの少ない平均的なラップを刻み、出し切った感じがありここからの上積みは少ないと思われるので注目馬はなし
ショウナンマクベス
東京５R芝1600ｍ：C １着
短評：スローから上り勝負になったはずだが上りも物足りず逃げ粘れてしまう。全体的に物足りない
レーヴドロペラ
東京6R芝1400ｍ：Ｂ ９着
短評：緩いペースでの決め手勝負。3着以下は上りを使えず厳しい
次走：速いペースになり対応できる馬が少なかった中追い込んで差し切る。展開にかなり恵まれた面は強い
ニシノタンギー
東京５R芝1800ｍ：Ａ ６着
短評：時計もかなり速く上位二頭は相当なポテンシャルを持っているだろう
次走：脚質も向いて勝ち切り。タフなコースは合いそうだがレベル的には疑問
バセリーナ
東京５R芝1600ｍ：C ４着
短評：ペースがかなり緩いながらも良い上りを使える馬がおらず全体としては低調。コース替わりで期待をした方がよいだろう
前走：すでに４戦目で完敗ではあるが1500では短い印象。タフさはあるので1800なら抑えておいてもいいか
トップオンザヒル
小倉5R芝2000ｍ：査定不可 １着
短評：不良馬場であるためかなり時計がかかり判断は難しい
備考：この新馬戦を走ったメンバーは次走以降特に特筆した活躍は見せず。レベル的には低めと考えるべきだろう
ローレルオーブ
函館5R芝1800ｍ：C？(重馬場ドスローで難しい) ７着
短評：渋った馬場でドスロー。決め手もかなり削がれており判断が難しいがレベル的に高いということはないだろう
前走：前残りの流れから追い込んで差し切るもレベル的にはかなり低く疑問。間隔も短く抑えまでか
モンドデラモーレ
東京５Ｒ芝1800ｍ：Ｂ+ １着
短評：稍重だが馬場的には軽く上りも出た。ドスローから決め手が使えそうな馬が多く期待できるだろう
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