セントウルS 京成杯AH 紫苑S 展開想定とピックアップ馬
セントウルS
中京芝1200m左A
馬場:良想定
ペース:ミドル~ハイペース想定
展開想定
まず第一にこれまで20~22年に行われてきた中京でのセントウルSは開幕週の馬場。これにより脚質的には特に先行馬が台頭してきたが、今回は開催5週目且つAコースのまま、しかも先週の大雨でコーナーの内がボロボロに傷んでいる状態となる
これにより想定としては前に行きたい馬も多いので、脚質的には差し≧先行>追い込み≧逃げ というように少し重心を下げて考えたい
先行が強いのはどうしても短距離実績馬が先行脚質に多く、多少展開が向かなくても能力で馬券内に来てしまうからというのもあるだろう
枠順としては真ん中から外目、ポジションとしては6~10番手辺りを確保出来てしっかりと上がり上位で勝ち切った経験のある馬を推奨したい。1200mとしては中京は直線が長く、特徴のあるコースとなるので中京実績は重視したい
とはいえ当日の馬場状態を見るまでは判断が難しいのであくまで現時点での想定となる
ピックアップ馬
カリボール
ここ数戦はしっかりと能力を上げてきており、8歳馬にして充実期と言える。前走は明らかに内前有利の馬場を大外枠から外を回して展開が全く合わなかったにもかかわらず上がり5位で0.7差。前々走勝ち切った時も馬場が渋っており、今回は中団辺りから競馬をすれば展開的にも恵まれる可能性が十分にあり期待できる
オッズも17番人気想定なので気楽に抑えておいて損はないか
ジョウショーホープ
中京の実績はほぼないが初の1200戦でオッズ的には甘く見られる上、脚質的にもちょうど差しポジションにつきそうで展開的に向く可能性は十分ある。じわじわと距離を短縮させながら使っており、成績も良化しているので1200mも初戦は抑えておいた方がいいだろう
ストーンリッジ
1年ぶりだが枠と展開さえ向けば重賞でも馬券内に入ってこられる実力派あり。中京も2戦して2,3着と馬券内を確保している。想定14番人気なので抑えておいてもよいだろう
トウシンマカオ
京都が得意で坂の無い軽めのコースを得意としている印象が強い。中京はタフで馬場も完全に回復しているかは難しい為、人気はするだろうが怪しい面も強い。これだけ強い馬が過去に中京で4戦してすべて馬券内から外れており、パワーが必要な長めの直線が合わないか。それでも能力自体はあるので展開さえ向けば馬券内に入ってくる可能性は十分ある。直近の高松宮記念も最内のグリーンベルトの外の芝の一番悪い箇所を常に通っており厳しい内容となった。特に今回は中団から後ろに展開が向く可能性は高いと思っているのでちゃんと控えて脚を溜めておけば好走にも期待はできると想定する
トゥラヴェスーラ
少し荒れ気味の中京での一戦ということでこの馬には向いているだろうと思わせる。しっかりと脚を溜めれば脚を使える上、鞍上も藤岡佑介騎手なので思いも十分にあるだろう。9歳馬だが人気が無いのであればしっかりと抑えておくべき馬
京成杯AH
中山芝1600m右B
馬場:良想定
ペース:ミドルペース想定
展開想定
中山開幕週のコーナーほぼ2つの変則的なコースで、基本的には内前を確保した馬に有利に働くとみられる
開催が進んでいくと捲り差しなども届くようになるのだが、中山は直線も短く外を回ってきた馬は余程の脚を使えないとそのまま埋もれやすい
今回のメンバーでは先行を含めた前脚質とみられる馬が5頭ほどで、そこまで極端なペースとはなりづらいか
コーナーをほぼ2つ回って来ざるを得ない為、枠順としては差しでも内枠からロスなく進め終いに賭けるような競馬を理想としたい。その分内で詰まる可能性は高く、逆に外を回してくると距離ロスが響くので結果的には内前を無理なく確保できる馬が第一選択となるだろう
ピックアップ馬
まず穴を狙うなら内枠の差し馬。能力が足りていない馬が今回の馬場で外を回して差してこられないので、内で我慢して馬群を縫って差してくるしかない。内枠の馬は無条件で抑えておいてもいいだろう
オーキッドロマンス
広いコースでは1400がベストだが、直線が短いコースでは1600でも行けると想定。基礎的なスピードが高く、好位をスッと確保して馬なりで脚を溜められる。馬場や展開が向いてしまえば垂れる心配はそこまでなく、今回の内前有利とみられる馬場に合っている一頭だと言える。懸念点としては斤量が56キロにあがり、距離延長と斤量増のダブルパンチになってしまっていることだろう。それでも展開的にはこの馬に向いていると考える。外枠を引くようであれば厳しい
ディオ
能力は足りているのであとは内枠からしっかりとポジションを取ることが出来れば。その一点。斤量は少し重いので枠の助けが必要
キャットファイト
前からの競馬を出来、今回は斤量も52キロとかなり恵まれている。アスター賞でかなりの高指数を記録した通り、中山での適性も十分にあるか。まだ気性面が幼く重賞のタフな競馬に適応出来ていない感じが強く、負けるときは惨敗という競馬になるのでオッズ的にも美味い一頭だと言える。レース展開的にはほぼほぼ向くと考えられるので、あとは斤量の助けをもらって前で粘りこむことが出来れば。内前3番手辺りで落ち着くことが出来れば
エエヤン
ダービー卿チャレンジTは展開的にかなり恵まれたと言える。結果として平均的なペースにもかかわらず後ろが付いてこずに相当に楽な競馬となった。今回はそういう展開にはならないので内前を取りやすい馬ではあるが割引となるだろう。斤量が増えたことも割引要素
セルバーグ
展開が極端に向いたときに好走をする。しかし今回はエエヤンとけん制しあいながらのレースになりやすいのでそこまでの評価は出来ず
紫苑S
中山芝2000右B
馬場:良想定
ペース:ミドルペース想定
展開想定
中山開幕週初日で基本的には内をロスなく回ってきた馬に向くと思われる。全体的に脚質が逃げ先行に偏っていると思われるので前で団子状態になり中盤も緩まずにそれなりにペースは上がると思われる。そこまでタフなレースを経験していない3歳の牝馬にタフな競馬は厳しく、地力を問われる一戦となるか
脚質的には差しに向くかとは思われるのだが、出走するメンバーを見ても基本的に中団から前目で競馬をしてきた馬が大半であり、どの馬が明確に差しのポジションに回るかと言われると判断が難しい
能力的にメンバー間の差はかなり少ないと思われ、あとは馬場や展開とポジショニングにより勝ち馬が変わるような内容になりそうだ。基本的には内枠の中団辺りに付けられる馬から考えていくべきだと思われる
ピックアップ馬
恵まれる可能性のあるポジションはポンとハナを取って脚を溜めつつ逃げられる可能性のある馬、内枠から先行、もしくは差しで直線で外に出しながら差して来られそうな馬辺りか
ホーエリート
明らかに中山の競馬に合いそうなタイプであり、後ろから捲りつつ前を捉えるパワーを持っている為、今回のようにある程度流れて息が入りづらそうなレース展開ではこの馬のタフさが活きると考えている。ただし本来なら内枠でじっとしてもらいたいのだが外から捲りあがる傾向が強く、開幕週の中山では外々を通りロスが響いて差し損ねるイメージも強く湧いてしまう
ボンドガール
前走に引き続き武豊騎手騎乗ということはかなり大きな要素であり、前走で最内枠からしっかりと控えて競馬をさせたことから今回も同じような競馬をする可能性は高い、2000mは未経験であるため距離不安もあるだろうが、秋華賞を見据えて控える競馬を教えているのであればここは通過点となりしっかり勝ちきりに来ているだろう。懸念点としては前走もゲートを出はしたが直前で立ち上がっており、気性面での不安定さは未だ健在
ミアネーロ
オークスでは完璧な立ち回りをしたにもかかわらず直線では全くと言っていいほど伸びず、距離不安をのぞかせた。おそらく距離的にはマイル辺りがベストで2000mでもタフな競馬になると不安か。距離的な不安があることからおそらく控える競馬をするだろうことは今回のメンバーではプラスに働きそうだがそれでも内枠が欲しい
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