
2月第一週 新馬戦ランク付け 未勝利戦での新馬注目馬ピックアップ
2/1
東京5R芝1600m:B
短評:中盤が緩み前有利と思われる中を中団2頭での決着
次走注目馬:マテンロウバローズ
注目馬にいれるか少し悩んだもののピックアップ。なぜ悩んだかと言われると鞍上の横山典弘騎手が珍しく新馬戦からしっかりと勝ちに来ていたことでここからの上積みには疑問だからだ。もう新馬戦の残りも少なく、陣営としても必勝態勢で臨んできたのだろう。序盤から珍しく馬を動かしてポジションを取りに行き先団を見る形での競馬をして直線でごちゃついたもののしっかりと抜け出しての差し切りV。しっかりと我慢が利いており、詰まり気味のところからおよそ0.8秒ほどの加速ラップで差し切っていることからもまだ余力を残しているだろうことでピックアップ。距離伸ばしても対応できるのではないか
京都5Rダ1400m:B
短評:中盤がかなり緩み時計的には遅いのだが、ダートとしては珍しく終いが加速ラップとなり、脚を見るという意味では価値のあるレースとなった。ラスト2Fまでかなり緩かったので実質2Fのレース
次走注目馬:ガビーズブラザー
姉に重賞馬ガビーズシスターを持つ。今回は出負けをして行き脚も中々つかず、かなりのロスがありながらもポジションをじわじわ上げながらの上り最速で3着。レースが残り2Fまでペースが上がらず、前で脚が溜まってしまうレースとなった為、出遅れた本馬にとっては厳しいレースとなってしまった。直前の調教内容が一息だった為に人気を落としたのかわからないが、本番はしっかりと走るタイプなのだろう
次走注目馬:ラブミーナッソー
横並びで先団にポジションを取ったものの特にそこから行きたがる様子はあまりなく、レースが上手い印象。調教からしっかりと時計を出せており、この時期の新馬戦にしてはメンバーも揃った印象のなかをしっかりと勝ち切った。今回ピックアップに挙げたのは単に強いという理由ではなく、今回のレースが中盤が緩んだ特殊なレースで終い2Fだけ速かったレースということでレースの全体時計が速くなく、次走以降はオッズ的にも舐められやすいと感じたからだ。もちろんまだタフなレースを経験していないのでどうなるかはわからないのだがオッズ次第ではしっかり勝負できるだろう
2/2
東京4Rダ1600m:C
短評:雨が降り時計としては少し速めの馬場となるも、中盤が相当に緩み前残りのレースとなった。3Rの3歳未勝利と比べると3.5秒も遅く、評価としては厳しくなるだろう
次走注目馬:プレシャストップ
中盤が大きく緩み前有利のレースとなる中、出負けをして後方からポジションを上げながらのレースとなってしまった。直線には8番手辺りで進入したものの、前が横並びで塞がり推進力もなく待たされながらの仕掛けとなった。前が開いた時点ですでに上位2頭は5馬身程前におり、厳しい差ではあったがそこから脚を使いおよそ半馬身差の3着まで追い上げた。レース自体はレベルが低いと思われ、そこでの3着は評価しづらい面もあるだろうが次走のオッズを考えても十分に期待できるのではないか
東京5R芝1800m:B-
短評:雨でやや渋る馬場。5F63秒のスローな展開からの直線瞬発力勝負。逃げた馬がしっかりと展開有利をものにしての逃げ切り
次走注目馬:アールヴィヴァン
使った脚を考えてもおそらくは次走は1倍台になると思われ、馬券としての妙味は薄いだろう。かなりのスローペースから逃げ切られて2着となってしまったのだが、勝ち馬がラスト2Fを11.0-11.0で走っているのにそれを本馬はおよそ4馬身程詰めた。本来なら好スタートから前で競馬を出来そうだったものの、鞍上の田辺騎手が露骨に抑えにかかり教育しながらの競馬だったということだろう。次走は外の枠でも楽にさせるくらいの内容で勝ち上がりが期待できそうだ
次走注目馬:レッドバンデ
とにかく調教で良く動いており、中間では馬なりで6F79.5‐11.5とスムーズな流れで時計を出すなど素質面ではかなり高いものがありそうな一頭。今回のレースに関しては勝ち馬が恵まれた1番人気、2着の馬が相当な内容で走った為本馬の影が薄くなりがちではあるが、出負けしてから外を回しつつ、3コーナーからじわじわ進出しながら脚を使い続けているのでしっかり溜めていた上位2頭とはさすがに差が出てしまった。しかし持っている能力としてはやはりそこまでの差はないと考えており、重賞戦線でやれてもおかしくはない能力を持っていると思われる
京都5R芝1800m:B-
短評:スロー寄りの淡々としたペースで中盤がやや緩く前目の馬がしっかりと残る展開だったか
次走注目馬:上位2頭はしっかりと走りそうだが特に妙味は感じないので該当馬無し
小倉5R芝1200m:B-
短評:出遅れ馬がかなり多くほぼ半分の馬だけでのレースとなり、ハイペースではあるが揉まれず楽なレースとなった
次走注目馬:メイショウセイロウ
素晴らしい差し脚を披露。かなり出遅れて8馬身近く遅れたところから内から追走し、コーナーでは周りに馬がいるのでペースを上げられず、4角の終わりからじわじわ外に出しながらのロスの多い競馬となってしまった。前がハイペースだったので差し脚自体はそこまで評価する必要もないとは思うものの、そこに至るまでにロスがかなり多かったことからピックアップ。インパクト十分な内容だったので次走は過剰気味に人気にならないか心配ではある。スタートに不安があることから10倍は欲しい
未勝利戦での初出走馬 次走注目馬
2/1
東京1Rダ1400m
マサノユニコーン
少し出負けをしたものの外目から追走し、中団あたりのポジションは取れていたのだが、気が付いたらコーナーあたりから内目を走っており直線で完全に前が蓋になった状態で最後まで満足に追えなかった。余力があり4着となったものの、スムーズに競馬を出来ていればもっと走れるだろう
京都3Rダ1400m
マグナムドス
未勝利戦での初出走でスタートからそれなりにいいポジションで5番手辺りに付けられた。負けた理由も明らかに砂を被ったなどで顎が上がりっぱなしになってしまい、競争意欲がなくなったことに尽きるだろう。調教ではある程度いい時計で走れていたことから今回も4番人気に推されており、矢作厩舎なので次走以降は古川菜穂騎手に乗り替わって斤量を活かして前を取り切る競馬にすれば上昇する可能性はわずかながらあるか。酷い内容での敗戦であったため次走は人気になるはずもなく、どういった使い方をしてくるのかに注目したい
2/2
東京6R芝1600m
ジャサルディア
未勝利戦でのデビュー。父キズナ母ミスエルテという良血馬であり、期待もされているだろう。スタートから出遅れてしまい最後方からの競馬で無理をせずに競馬を教えながら馬群の後ろに付けての競馬となった。雨でやや渋った馬場状況でそれなりのペースで進んだ結果フラットな展開となったがさすがに出遅れて後方から競馬したこの馬は届かなかった。それでも終いは最後まで伸びていたので期待感はあるだろう。まだ馬体がしっかりとしていないのか直線の坂ではあまり推進力が無く、越えたあたりからじわじわと伸び始めた。ずば抜けた能力かといわれると疑問ではあるが、このクラスでは十分に上位争いを出来る能力は持っているだろう。序盤は行きたがっていたのでスタートを決めたら好位で競馬をするくらいがいいだろう
京都6R芝1600m
ルクスフレンジー
ゲートでうるさくアオりながらのスタートとなってしまい最後方から。レース自体はある程度タフだったものの、開幕週だったから外が伸びず内前での決着となっており展開的にはそこまで向かなかった。それでも後方から外を回して1,3番人気を後ろから差して5着まで上がってきており、能力的にも十分通用しそうなところを見せてくれた。次以降に上積みもある程度見込めるだろうし期待したい