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ジャパンカップを考える

枠順が出た時 またか・・と。
今まで 何度も 何度も 何度も 10年以上言い続けて来たが
東京2400M というコースは 内枠が圧倒的有利である。

そう 圧倒的 なのだ。これだけ枠順の有利不利が顕著なコースも
珍しい。

これは過去10数年に遡って 東京2400Mのデータを出したものだが
①②番 だけで勝率が18.8%もあるのだ。
注目して貰いたいのは右端の賞金シェアの部分。①②だけで21.7%も
賞金シェアしており、逆に外枠は悲惨極まりない
⑫番~⑱番まで併せて やっと①②の1番枠の2頭分のシェア率を超えるような有様・・・
ってか 賞金合計を見れば 一目瞭然。ほぼ上(若い番号)から獲得金額が多い。 内枠が 圧倒的有利 なのはご理解いただけただろうか。

それだけに 中央競馬会は せめてGⅠレースくらいは
抽選を公開すべきだ。 何故この時代に非公開にする理由がある?
非公開にしてるのは インチキ(忖度)をしているから と勘繰られても
仕方がないところだ。

JRAとしては 強い馬や人気のある馬が 大きなレースで勝つと
一般の人たちにも届くようなニュースとなるので 大きなプロモーションとなる。具体的な経済効果は分からないが、話題が欲しい競馬会において
非常に重要だ。第二のディープインパクト 第二のオグリキャップ
を出来る事なら作りたい。 その考えは理解できなくもないが
意図的操作が枠順抽選に入っているとなれば やはりマズいだろう。

こんな事をやっていれば ボートレースに売り上げが抜かれるのも
時間の問題だ。オダギリジョーさんと窪塚洋介さんを起用した
競輪も非常にセンス溢れるしターゲット層をしっかり理解した上で
別枠の層へのアプローチを掛けている。競馬だけが時計を進めていない。

有馬記念だけでなく 本来は全GⅠの枠順抽選を公開して
それをYouTube生配信などすべきだと思うのだが。

まぁ 言い出したら収まりがつかなくなるので 
私ら小市民は現状配られたカードで考えるのみ ですかね・・・

ってことで 2強 ムードがただでさえ漂う中で 
イクイノックスは 18番まである中で 最強の枠を引きました(笑)

何度もコスるが 一番勝率が高い 後入れの偶数②番枠です。
世界一位ランキングの馬は 引きも世界一なんですかね。

①リバティアイランドも豪運枠です。当然ながらスーパー有利。


正直なところ、この枠順が出た時点で 興味の大半を失ってしまった。

当然ながら 能力的な評価 で言えば②イクイノックスが一番に決まってる。そのイクイノックスが最強枠を引き当てたのだから 逆らう理由がオッズ以外にはない というのは 今更書くまでもないだろう。


まぁ これだけ お膳立てが出来た状態なのだから 勝つ可能性は
かなり高いと思うのだが(JRAの狙い通りとなりそうで癪だが)
敢えて不安材料を言うならば ローテーション

今回 あの超絶時計を叩き出した天皇賞から 中3週でのGⅠ連戦。
この馬にとって この間隔での出走は  なのだ。
ましてやレコード決着のGⅠからの中3週 なのです。

見えない疲れ があっての凡走 が絶対ない とは言い切れない

逆に言えば 死角は その程度

とにかく天皇賞は凄すぎた。どう凄かったのか は
他の人の記事やら新聞やらでも取り沙汰されているので今更だが、
あのペースでついていって あの上がりは脅威自体の何物でもない。

ただただ 脱帽。ペース耐性に難のある馬 という認識がずっとあったのだが 奇しくも天皇賞でそれも払拭される勝ち方だったので
まさに 最強馬 でしょう。 敵がいるとすればローテ

今現在 単勝は150円。76%以上で18頭立ての2400Mでも勝つ!
思う人は買えばいいんじゃないですかね?
オッズで言えば 損益分岐の微妙なラインだと思います。

私は 損益分岐を146円(単勝)で今回イクイノックスを設定したので
ほんとに微妙。 ただ 感覚としては このオッズなら絶対買わない

さて イクイノックスについて 簡単にお話したところで
今回の18頭。外国馬に関しては無知だが消しでいいんじゃないかと。
⑦イレジン(フランス)のレース動画をいくつか見たが、追い込みタイプなのは合うとしても高速馬場への対応に疑問が残る。重馬場開催ならば
面白い1頭で印を回しても とは思っていた
のだがね。

って事で 

18頭立てではあるが 見立てとしては 実質 チェックを入れた7頭立て+1の8頭立てレース である と考えている。
結局のところ 近年のJCは ある程度の上がりが必要である。

22年の 勝ち馬ヴェラアズールは JCの前に京都大賞典GⅡを上がり最速33.2で勝利。2着シャフリヤールもダービーで上がり最速33.4での勝利経験。
3着ヴェルトライゼンデも 神戸新聞杯GⅡを上がり最速35.4で2着(1着はコントレイル)

22年を見る限り 2200M以上のGⅡクラス以上で上がり最速での連対経験以上 が条件になってくるが 他の年度も見て行こう。

21年 勝ち馬コントレイルはダービーGⅠで上がり最速34.0で勝利経験。
2着オーソリティは前走でアルゼンチン杯を勝利しているが上がり最速ではなく33.9だった(例外1頭目
3着シャフリヤールもダービーで上がり最速33.4での勝利経験。

20年 勝ち馬アーモンドアイはオークスで上がり33.2の勝利。
2着コントレイルはダービー上がり最速34.0で勝利。
3着デアリングタクトはオークスで上がり33.1で勝利。

19年 スワーヴリチャードはアルゼンチン共和国杯GⅡで上がり35.0の最速で勝利。
2着カレンブーケドールは該当なし(例外2頭目
3着ワグネリアンも該当なし(例外3頭目
※ ただこの年のジャパンカップは重馬場開催であり そもそも
上がり自慢の馬達にとっては厳しい年度だったので参考外かと。

18年 勝ち馬アーモンドアイは前出の通り。
2着キセキは 菊花賞上がり最速勝利や神戸新聞杯での上がり最速2着。
3着スワーヴリチャードは前出通り。

17年 勝ち馬シュヴァルグランは阪神大賞典で上がり最速勝利
2着レイデオロはダービー33.8で勝利はあるが上がり最速ではないので該当なし(例外4頭目
3着キタサンブラックは菊花賞で上がり最速勝利。

16年 勝ち馬キタサンブラックは前出の通り
2着サウンズオブアースは菊花賞上がり最速2着
3着シュヴァルグランは前出の通り。


・・・と もっと遡ってもいいのだが 時間も足りないので
ここら辺にしておくが、19年の重馬場JC(求められる適性が異なる)
を除外すると、

22年~16年までの6年間 馬券に絡んだ18頭

のうち、16頭が2200M以上のGⅡクラス以上で上がり最速での連対経験以上
という 条件に該当
してしまう。
これはもう その該当馬だけを購入し続ける 事をJCででやり続ければ
良いのではないかレベルじゃなかろうか?

その条件に今年合致する馬
①リバティアイランド オークスで上がり最速34.0勝利
②イクイノックス ダービー上がり最速33.6で2着
③タイトルホルダー 日経賞で上がり最速36.8で勝利
⑤ドゥデュース 京都記念で上がり最速34.0で勝利。
⑨ヴェラアズール JCで上がり33.7の最速勝利
⑭ディープボンド 阪神大賞典で上がり最速34.6で勝利
⑰スターズオンアース オークスで上がり最速33.7で勝利。
となる。

このうち ③タイトルホルダーは日経賞にしても天皇賞にしても
上がりが36秒台の最速勝利なので 高速決着となるJCでは ちょっと
適性が異なる
のかな とは思う。なので 限りなく消し扱いの印の末席に置いておく。

さて 実質 チェックを入れた7頭立て+1の8頭立てレース である と考えている。・・・と書いたが、+1とは 何か?
要するに 例外的に入れておきたい1頭 という事なのだが
それは⑩ダノンベルーガ。前走天皇賞より 距離が伸びた方が良いと思うし
去年の天皇賞では3着とはいえ 上がり32.8を出しているので
例外的な1頭に加えるべきだと思うのだ。

昨年覇者⑨ヴェラアズールは近走不調とはいえ、前走は展開利が全くなかった中で最後は脚を使えていたので 使った上積み込みで充分可能性がある。
あとは展開向けば一発の可能性もないこともない。

⑭ディープボンドは肝心の能力面が足りてない印象。余程上手く乗って入着級か。

⑰スターズオンアースは枠が悲しすぎる。オークスを大外枠で勝利したように(東京2400GⅠを大外枠で勝利は能力の高さ故)力はあるものの
半年休み明けでのこの舞台で 尚且つ今回も超絶不利な大外。
少し割引で考えるのが常識だが どうなるか。


って事で条件に合致する馬+1頭の中で オッズを無視した前走までの能力値 で言えば
②イクイノックス
①リバティアイランド
⑤ドゥデュース
③タイトルホルダー
⑩ダノンベルーガ
⑰スターズオンアース
⑨ヴェラアズール
⑭ディープボンド

となるか。前出の理由で ③タイトルホルダーはあまり買いたくない。
⑭ディープボンドは能力的に足りてないと思う。
⑰スターズオンアースは外枠分を能力から差っ引くと積極的に手を伸ばしづらい。

・・・となると ⑩ダノンベルーガか という事だが、
そもそも条件合致外の1頭を軸とするのは如何なものか というのはある。

なので 前走不発に目をつぶって⑤ドゥデュースか
オッズに目をつぶって(笑)②イクイノックスか
①リバティアイランドか の軸選び3択 となりそうだ。

この3頭で言えば 能力的な開きは そこまで極端ではない。
②イクイノックスを4000Pとするならば ①リバティアイランドは3940
⑤ドゥデュースは3870前後 というところ。
(タイトルホルダーは3800くらい扱いになるか)


書きたかった①リバティアイランドについて触れておく。
前にも書いた気がするが ①リバティアイランドは瞬発力不足。
一瞬でビュっと切れる感じではなくて ジワジワ加速して
その分 長く脚を使うタイプに見える。

JCという舞台は 瞬発力が必要。どちらかと言えば
距離適性がどうか は別としてJCなら有馬 がリバティアイランドの舞台 な気がするのだが、

今回のジャパンカップに限り そうとも言い切れない。
通常 ジャパンカップは 勝負どころで 一気にペースが上がる。

これは過去13年間の東京2400M 古馬OP以上(JCを当然含む)のラップ平均。(下は下級含めた平均)
勝負どころで12.08-11.48 と1ハロンで 平均0.6秒ものペースアップが
起こる舞台なので 一瞬で加速する脚が必要なのです。

良い脚を長く使う感じに見受けられる①リバティアイランドにとって
この一瞬で加速するラップは不利。
レース後に「良い脚で加速し続けたんですけど前を捉え切る前にゴール
でしたね」とか「良い脚を使っていたんですが 一瞬で切れる馬にやられてしまいました」などの騎手コメントが出るのがこの手のタイプ。

しかし 実際には 同じ距離コースであるオークスを勝利しているのだが

今年のオークスは1200M~2000までが全く抑揚のない
12.0が5ハロンも続くラップであり、持続力型には有利な流れでした。
その分 最後まで脚を使えたリバティアイランドが
後続を引き離して(離し続けて)6馬身差の勝利 だったわけです。

なので この勝利(圧勝)があったから と言って
東京2400Mは合う舞台か というと 私は有馬の方が持続力型の
この馬には合う
 とは思っている。


しかし しかしだね・・・・ 今年のJCは別なんじゃないかと。
良い脚を長く繰り出せる同馬に合うんじゃないか と思うわけです。
何故か?

超絶逃げ馬の⑧パンサラッサがラップを刻むから。

ペースを握って引っ張るために 超絶スローにはならず
その分 勝負どころで一気に加速(0.6秒前後)するハロンがなく
長く良い脚を使う方が有利に働く流れになるのではないか?

これは正直ね・・・ 2番手集団がパンサラッサのどこにつけるか
次第です。大きく遅れた2番手集団が実質超スローだった場合
当然ながら 一気のペースアップが行われるので
ペースラップには表示されないけど、実質的に
スローからの瞬発力勝負 となってしまう。
そうなると②イクイノックスに勝つのは少し厳しいが、
2番手集団も ソコソコに淀みなく流れた場合
①リバティアイランドの勝ちの芽は かなりある。
ソコソコに流れてくれるだけでいい。ソコソコで充分。

そういう流れを期待して
◎①リバティアイランド
〇②イクイノックス
▲⑤ドゥデュース
△⑩ダノンベルーガ
△⑰スターズオンアース
△③タイトルホルダー
△⑨ヴェラアズール

とします。①リバティアイランドの勝ちを見たい。
それを期待した券種構成で買います。(ワイドも買うけどw)









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