ホープルフルステークスを考える
⑥シンエンペラーの新馬戦。高速馬場とはいえラストラップが11.1-11.0と非常に優秀なもの。最後は右にヨレたり左にヨレたり と脚取りは少し頼りなく見えたが裏を返せば それだけ若い走りの中でのこのラップ ということ。つまり伸びしろがある と。二戦目の 京都二歳(GⅢ)勝利は12.5-11.1-11.4-11.8-12.3-12.8-12.0-11.9-11.9-12.1それ程ペースが緩まない中で 軽い出遅れから最後は勝負根性で半馬身先着。展開利があったので 物凄い強い勝ち方とは言えないが ここも最後は右にヨレたり左にヨレたり というところは新馬戦同様。新馬戦の上がりは33.8 だったが、欧州血統という事もあって高速馬場でキレッキレ というタイプではなさそうで。となると 中山も合いそうな感じは見えてくる。有力候補の1頭かと。
①ゴンバデカーブースの前走サウジ杯(GⅢ)
勝ちをGⅢに昇格した16年度から比較してみると
16年 ブレスジャーニー 実質時計1.34.8 実質上がり33.91
17年 ダノンプレミアム 実質時計1.33.6 実質上がり34.63
(※この年の2着馬はステルヴィオだったが実質上がりは33.73
と実質時計は1.33.9も 合算では非常に優秀なもの。ダノンプレミアムは
そのあとの朝日杯FS(GⅠ)を一番人気で勝利するし、ステルヴィオは
朝日杯FS2着のあとにスプリングS(GⅡ)やマイルCS(GⅠ)を勝利。
実質時計で優秀だったこの年のサウジ杯の価値が改めて。
18年 グランアレグリア 実質時計1.34.3 実質上がり34.38
(※超絶時計だった17年程ではないが、グランアレグリアの時計と上がりの
合算評価は かなり優秀 と言える。その後のグランアレグリアの活躍は
桜花賞(GⅠ)阪神カップ(GⅡ)安田記念(GⅠ)スプリンターズS(GⅠ)
マイルCS(GⅠ)Vマイル(GⅠ)マイルCS(GⅠ)奪取と とんでもないもの。その能力の片鱗を既にこのサウジ杯で見せていたわけだ)
19年 サリオス 実質時計1.34.0 実質上がり33.70
(※これも物凄い。17年2着のステルヴィオの1.339 実質上がり33.73
と甲乙つけがたい のは分かるだろう。つまりはサリオスもそういう馬
ということ=GⅠ級)
20年 ステラヴェローチェ 極悪馬場で推定できず
21年 コマンドライン 実質時計1.37.2 実質上がり34.14
(※物凄く凡戦の中の勝利なのが分かるかと。コマンドラインは以後
ホープルフル12着のあとも10頭立ての毎日杯8着 以後14着18着14着)
22年 ドルチェモア 実質時計1.35.2 実質上がり34.08
23年 ゴンバデカーブース 実質時計1.35.0 実質上がり34.18
・・・・・・・というところなのです。実質時計&実質上がりの合算評価では22年のドルチェモアと同じレベル。そのドルチェモアは次走のホープフルで勝利しているので(一番人気は少し驚きだけどね)ゴンバデカーブースも
可能性はある と言えるが、ただこのサウジ杯レベルだと
クラシックに名を連ねてくるような感じは一切ないけどもどうなんでしょ。
ま 先の事は置いといて、サウジ杯を勝利したから という事での人気サイドならば 少し私は割り引いて考えてしまう。逆に言えば このサウジ杯を
(この数字程度で)勝った馬がホープフルも制するようなら 来年の3歳世代もかなり低レベル という事になってくるわけで。
3頭で人気を分け合う形のオッズ構成だが その3頭目。
⑬レガレイラも見て行こう。前走アイビーSは直線だけの上がり競馬。
実質時計は1.48.6 実質上がりは33.17
例えばこれを ⑥シンエンペラーの新馬戦なんかと比較してみると
実質時計は1.49.2 実質上がりは34.43
とレガレイラの方がかなり上。勿論 レガレイラは2戦目 シンエンペラーはあくまで新馬戦なので 比較物差しは公平ではないが。
ただ 少し気になるのは そのアイビーSで2着だった
ホウオウプロサンゲが次走4番人気で京都二歳(GⅢ)に出走し
9着に敗れている点。勝利したのはシンエンペラーなわけだ。
勿論 展開不利が京都二歳ではホウオウプロサンゲにあり
展開利がシンエンペラーにあったので0.7秒程の着差は実際にはない
という判断ではあるのだが、他馬(ホウオウプロサンゲ)を物差しにした場合は
タイム型では⑬レガレイラ>⑥シンエンペラー だが
対戦型では⑥シンエンペラー>⑬レガレイラ となってくるだろう。
ちなみにJRAVAN NEXTの 対戦型DMとかタイム型DMとか
一切気にしたことないけど(笑)仕組みもよくわかってないです。
という事で 3頭から軸選びをするなら⑥シンエンペラーか
⑬レガレイラの2頭のどちらか を 私は推奨する。
⑥シンエンペラーは未完成過ぎるくらいの走りなので
魅力的ではある。勝負根性も見せていた点も中山だと非常に買い要素だ。
多分この手のタイプは馬込みでも怯まないので。
⑥シンエンペラーの幼さを嫌うか
逆に魅力的 と判断するか。
嫌うなら ⑬レガレイラから
魅力的とするなら⑥シンエンペラーから
これが王道だろう。
ただ ちょっと待って欲しい。
気になって仕方ないのは穴馬⑫ディスペランツァ。
シンエンペラーの勝利した前走京都二歳。0.2差の6着なのだが
最後方から大外ブン回して 一瞬はシンエンペラーより前に出たくらい。
最後は追いどおしの分 バテ負けしたが、今回出遅れず ある程度の位置が
取れれば あわや の場面が作れても不思議はない。
今年最後だから ここから入ってホームラン狙いしてみようかね?
◎⑫ディスペランツァ
〇⑥シンエンペラー
▲⑬レガレイラ
△⑨タリフライン
△①ゴンバデカーブース
△⑯センチュリボンド
◎⑫ディスペランツァは2走前の未勝利勝ちだが
その時に 内から猛追してきて2着したメリオーレム
(1.3倍の1人気だった)が次走未勝利勝ちし 更にエリカ賞も
勝利。ただまぁエリカ賞は低レベル戦だったので微妙ではあるが。
こういう裏付けも一応ある ということで。
それ程投入したわけではないが
◎⑫ディスペランツァの単複と ⑫からの連(これは印下まで)
それから ⑫⑥⑬(◎〇▲)のワイドBOXを厚め買いしてみた。
まぁ色々問題(税〇とか税〇とか税〇とか)あるんで あまりやりたくないが
あとで嫁に馬券張り付けて(私そういうのすら出来ない)貰います。
参考以下でどぞ。
今年一年お疲れ様でしたー。